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AutoSleep、ヤマレコ、Standland、Strong、純正アラーム……。アプリ開発者目線で見事と感じたApple Watchアプリ5選

筆者はフリーランスのSEで、普段はWEBサービスの開発に従事しています。

先日、Apple watchを購入してから、勉強を兼ねて初めてのApple watchアプリ開発にチャレンジ中です。

この記事では、そんなエンジニア目線で見て「コレは凄い!」「面白い!」と感じたアプリを5つ厳選してご紹介します。

睡眠記録アプリ人気No.1『AutoSleep』

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まず最初にご紹介したいのが『AutoSleep』という睡眠記録アプリ。

筆者がApple watchを購入するきっかけの一つがこのアプリを使いたかったからです。

スマホにも睡眠を記録できるアプリは多数あります(AutoSleepもiPhoneで記録することも可能)が、Apple watchの場合はその精度が圧倒的に違うと感じます。

理由はやはり、心拍数や加速度センサーなどを使って計測することで、より正確に睡眠状態を追跡できているのだと思われます。

何より感動したのが、就寝時や起床時、何も操作しなくてもちゃんと睡眠時間がほぼ正確に記録されていることです。夜中トイレに起きた時間もちゃんと記録されています。

また、UIはApple watchのアクティビティで採用しているリング形式のデザインのため、親和性が高いです。

【あわせて読みたい】

Apple Watchの超名作・睡眠アプリ「AutoSleep Watch」レビュー。睡眠の質や時間がひと目で分かる!

登山愛好者ならコレ!『ヤマレコ』

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続いて紹介するのが本メディア『Smart Watch Life』でも特集記事が掲載されている、登山者向けアプリ『ヤマレコ』です。

著者自身は登山をしないのですが、、アプリ開発目線で見た時、その徹底した作り込みに脱帽しちゃいました。

具体的には、コンプリケーション対応のきめ細やかさがあげられます。

コンプリケーションとは、Apple watchの文字盤にアプリを登録できる機能で、文字盤に登録しておくことでいちいちアプリをタップしなくてもサクッと情報を確認することができます。

コンプリケーションは、配置する場所に応じて表示できる内容が異なります。

ヤマレコの場合、それぞれの種類に対し最適なコンプリケーションを用意されています。

例えば標高グラフを表示させたり、歩くペースや予想通過時刻を表示させることもできます。

さらに、これらコンプリケーションを組み合わせたおすすめの文字盤のサンプルを、下記の公式サイトから無料ダウンロードすることも可能です!

コンプリケーション | ヤマレコ使い方ガイド
https://www.yamareco.com/guide/guide_watch/complication/

【あわせて読みたい】

ヤマレコの中の人が解説!登山用スマートウォッチのススメ 

インターバルタイマーが便利!筋トレアプリの『Strong』

© 2021 Strong Fitness PTE Ltd.

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Apple watchには標準でワークアウトというアプリがあるのですが、計測できるデータは心拍数や消費カロリーといったもので、どんな筋トレメニューをどのくらいやったのかは記録できません。

もっと細かく筋トレの内容を記録したい!という人におすすめなのが『Strong』というアプリです。

『Strong』の特徴は、インターバルタイマー機能があることです。

筋トレ1種目あたり3セット実施することが多いですが、途中適切にインターバル(休憩)を挟むことが重要と言われています。

『Strong』の場合、インターバル開始と1セット完了の記録が同時に行われるので便利です。

筋トレメニューを予め自分で作成したり、使い始めるまでに多少の手間がかかりますが、一度作成してしまえばテンプレートとして登録できるので、次回以降楽に開始できます。

また、Apple watch側もかなり細かく作り込まれており、筋トレ中スマホを取り出さなくても大抵の操作や編集が可能です。

意外と侮れない標準アプリ『タイマー』『アラーム』

Apple watchの標準アプリ『タイマー』『アラーム』は、その名の通りタイマー機能・アラーム機能のみのシンプルなアプリですが、他のサードパーティ製アプリでは実現できない機能があります。

それは設定時刻になった際、触覚フィードバック(バイブレーションで通知してくれる機能)を停止ボタンタップするまで動作させ続けることができる点です。

Apple watchの触覚フィードバックは、現在アプリ開発者向けには12種類のパターンが提供されています。

このパターンの中に、タイマーアプリと同じように長時間振動させ続けることができるものはありません。

また、開発ガイドラインとして複数回連続して呼び出してはいけないとされています。

そのため絶対にアラームに気づくまで止まってほしくない、という場合は標準アプリ一択になります。

個人的には、『タイマー』『アラーム』で実現している触覚フィードバックをアプリ開発者も使えるようにしてくれればいいのに、、と思っています。

かわいいキャラのおかげで継続できる!座りすぎ解消アプリ『Standland』

© Flask LLP

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『Standland』は、座りすぎ解消を促してくれるアプリです。

Apple watchにも『スタンド』というアプリがありますが、『Standland』はスタンドゴールを達成することでかわいいキャラクターをゲットできる点が、標準アプリにはない特徴です。

若干無機質な標準アプリと比べ、かわいいキャラクターが勇気づけてくれたり応援してくれるため、継続する手助けとなります。

『Standland』を開発しているFlaskという会社は、iOSやwatchOS関連のアプリ開発者会社で、女性二人で運営している会社です。

個人開発に近い形でアプリ開発を行っているところで、Apple watchにも丁寧に対応しているデベロッパーはあまり見かけません。

Apple watch開発のお手本になる、数少ない国内デベロッパーだと思います。

Apple watchのキラーアプリ登場はこれから?

以上、アプリ開発者目線で面白い・見事と感じたApple Watchアプリ5選でした!

Apple watchは2015年に初代が発売されてから6年目になります。

当初は機能的制約が多く、アプリ開発者からもあまり支持を受けているようには感じられませんでした。

しかしそれでも年々進化していっているのは確かで、Apple watchのキラーアプリが続々登場するのはむしろこれからでは?という気がしてなりません。

●執筆者:yoshi_2045
フリーランスSE / 二児の父。42歳からAppleWatchのアプリ開発にチャレンジ中。ブログ「ツナガリワークス」を運営中。
https://tsunagari-works.com

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ビジネスが捗るApple watchの仕事効率化アプリ10選 | スマートウォッチライフ
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仕事が捗るApple watchの文字盤&コンプリケーションを紹介!
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