検索
         
  1. スマートウォッチライフTOP
  2. NEWS
  3. 自宅トレーニングの最新系「ミラー型トレーニングデバイス」とは? 世界で新サービスが続々登場中

自宅トレーニングの最新系「ミラー型トレーニングデバイス」とは? 世界で新サービスが続々登場中

NEWS

公開日: 最終更新日:

 

新型コロナウイルスの感染拡大は世界中のありとあらゆるビジネスに影響を与えました。

フィットネス業界もその例外ではありません。それ以前のように屋内に大人数で集まる形式のクラスを行うことが困難になり、アメリカではいくつかの大手チェーンジムが破産宣告や休業に追い込まれました。

その一方で、自宅でできるフィットネス産業が急成長を遂げました。今回紹介するミラー型トレーニングデバイスもその1つです。

ミラー型トレーニングデバイスの仕組み

ミラー型トレーニングデバイスはまず自宅に姿見サイズの鏡(LCDパネル)を設置し、その前に自由に動けるだけのスペースを用意することから始まります。

そのパネルを起動させると、インストラクターと自分自身の姿を重ねて映すことができ、リアルタイム、あるいは録画された形式でコーチングを受けることができます。

つまり、ジムでパーソナル・レッスン、あるいは少人数レッスンを受けるような体験を、インターネットを介して自宅で実現できるというわけです。

しかも、有酸素運動や筋トレ、ヨガやピラティスなど、数多くの種類のクラスが用意されていて、自分の好みのクラスを、自分の都合の良い時間に受けることができます。オンラインのコミュニティ内でトレーニング仲間と交流することもできます。

スマートウォッチと連携可能な製品も!

さらにこうしたデバイスの多くには、心拍数を表示するであるとか、バックグラウンド音楽を選択するなどの便利な機能がついています。その名もずばりのMirror社の製品はApple Watchと連動していますし、ヨーロッパで人気のVAHAはGarminと連動するなど、スマートウォッチとの連携も盛んです。

ミラー型トレーニングデバイスの多くは、ハードウェアを購入し、さらに月額のストリーミングを支払う形式で利用できます。全体でかかるコストはけっして安くはありません。例えば、上記のMirror社の場合、初期投資に約15万円、月額費用に約4千円はかかります。それでも、長期間ジムに通うことと比較すれば、それほどかけ離れて高額なわけではない、と考える人も多いようです。

自宅フィットネスのコロナバブルは終わったのか

アメリカ国内ではMirror社以外に、Tonal社、Tempo Studio社、Echelon社などが類似の製品とサービスを提供しています。

ちなみにMirror社は2020年の夏、ヨガウェア大手のルルレモン社に約5億ドルという巨額で買収されました。

日本でも下記のようにミラー型トレーニングデバイスを取り扱う会社がいくつか出てきているようで、あるいはこれから成長が見込める分野なのかもしれません。

Fitness Mirror (フィットネスミラー)

 

この投稿をInstagramで見る

 

Fitness Mirror(@fitnessmirrorjp)がシェアした投稿

https://www.fitness-mirror.com/

 

MIRROR FIT(ミラーフィット)

https://mirrorfit.jp/

1つだけ気がかりなことと言えば、アメリカでは新型コロナウイルスの感染が拡大した期間に急成長を遂げた会社の業績が急激に落ち込む、いわばバブル崩壊のような現象が一足先に起きていることです。

ストリーミング配信のネットフリックス、オンライン会議のZoomなどが軒並み株価を下げています。ミラー型トレーニングデバイスと並んで、自宅フィットネスで有名なPelotonに至っては、2021年2月1日に147.73ドルだった株価が、1年後同日には26.88ドルと5分の1以下にまで落ち込んでしまい、固定自転車やトレッドミルといった主要製品の生産を一時停止することを最近発表しました。

新型コロナウイルスが収束した後も、人々の健康志向ニーズは今後もますます高くなっていくと思われます。ミラー型トレーニングデバイスが一時の流行で終わるか、あるいは一定の利用者層を獲得できるのか、今後の展開は未知数だと言えるでしょう。

source:VAHA | Feeling Good Looks Good

●執筆者プロフィール 角谷剛(かくたに・ごう)
アメリカ・カリフォルニア在住。米国公認ストレングス・コンディショニング・スペシャリスト(CSCS)、CrossFit Level 1 公認トレーナーの資格を持つほか、現在はカリフォルニア州アーバイン市TVT高校でクロスカントリー走部監督を務める。年に数回、フルマラソンやウルトラマラソンを走る市民ランナーでもある。フルマラソンのベストタイムは3時間26分。公式Facebookは https://www.facebook.com/WriterKakutani

あわせて読みたい


Fitbit Charge 5のトレッドミル、ロード、トレイル使用レビュー。ダイエット効果も比較!


Fitbit Charge 5は筋トレとインターバルトレーニングを正確に計測可能か? ジムでの検証結果を紹介

※本記事のリンクから商品を購入すると、売上の一部が販売プラットフォームより当サイトに還元されることがあります。掲載されている情報は執筆時点の情報になります。
     

関連記事


   

RANKING

  1. ChatGPTの能力を“最大化”するプロンプト設計術10選:誰でも回答品質を劇的に引き上げられる理由

  2. 「スマートウォッチは買ってよかった家電ナンバーワン」――勝間和代が語る、健康・決済・通知を最適化する日常

  3. 「ChatGPTが“嘘をつかなくなる”?」SNSで話題の“ファクトベースAI”プロンプトが凄い!

  4. “Alexa問題”から考える「teppay」の名称リスク。米国では学校のいじめ・職場の混乱も

  5. ChatGPTを“おだて役”から“辛口参謀”に変える! SNSで話題の「神プロンプト」10選

  6. ChatGPTに西洋占星術の結果を分析させると「当たりすぎて怖い」? その“的中感”の正体を徹底解説

  7. 「もうPCは不要な時代に」――勝間和代が語る、GeminiとPixelが変える働き方の未来

  8. 「ChatGPTの“優しさフィルター”を外したら成果が上がった」――海外ユーザーが話題のプロンプトを公開

  9. AI文章はどこでバレるのか? 自然体の文章へと整えるプロンプトを公開

  10. “テクノロジーを使えない=人生がハードモード”という現実:勝間和代が明かす「時間を買う」家電活用術

   

NEW CONTENTS

  1. CIO「スパイラルシリコンケーブル CtoC 1m」がブラックフライデーで15%オフ! 机まわりスッキリのマグネットケーブルがお買い得

  2. ChatGPTに西洋占星術の結果を分析させると「当たりすぎて怖い」? その“的中感”の正体を徹底解説

  3. AI文章はどこでバレるのか? 自然体の文章へと整えるプロンプトを公開

  4. 【Amazonブラックフライデー2025】スマートウォッチが続々値下げ! 人気ブランドの最新セール情報まとめ(編集部調べ)

  5. CIOのApple Watch専用の2WAY充電器『SMARTCOBY DUAL』が37%オフ!Amazonブラックフライデー

  6. 圧巻の高級感! PITAKAのApple Watchバンド等セール品まとめ【Amazonブラックフライデー】

  7. RAPTICのApple Watchケースがブラックフライデーで割引に! 抜群の高級感で評判の人気モデル

  8. もう布スリッパには戻れない。ニオイ・ヘタリ・疲れゼロだったAlvistoを2カ月履いて確信した

  9. 【ブラックフライデー2025】HUAWEI公式サイトでスマートウォッチが最大54%OFF!最新モデルから血圧計ウォッチまで大幅値下げ

  10. 【2025年最新版】Apple Watch SE 3・Series 11・Ultra 3の違いを徹底比較|実機レビューでわかった“本当の選び方”