検索
  1. スマートウォッチライフTOP
  2. NEWS
  3. 運動すればApple Watchが無料に! “アメとムチ”の海外保険が大反響のワケ

運動すればApple Watchが無料に! “アメとムチ”の海外保険が大反響のワケ

NEWS

公開日: 最終更新日:

健康保険会社にとっては、加入者が健康的になればなるほど、支出する医療費が減ることになります。

そのため、加入者に日々の運動を促進するための様々なプログラムが導入されてきました。

その多くは、ジム利用料やアパレルなどの割引特典であるとか、あるいは月間目標以上の運動を報告するとポイントが加算されるというものでした。

一例を挙げるなら、住友生命の「Vitality」というプログラムでは、様々な提携企業から提供される特典を用意して、加入者の健康増進をバックアップしています。

【あわせて読みたい】健康になればなるほど保険料も安くなる! Apple Watchも活用できる健康増進型保険「Vitality」とは 

つまり、こうしたプログラムは「運動をするための費用をお安くしますよ」、あるいは「運動をするとお得ですよ」、と加入者に働きかけるものだと言えるでしょう。

いわば、「ご褒美」というプラス方向に目を向けたものでした。

そこからもっと一歩踏み出して、「Apple Watchをタダでお渡ししますよ。ただし運動をしなければ損をしますよ」と加入者の尻を叩く、アメとムチを合わせたプログラム(*1)をオーストラリアの健康保険会社『AIA Health』が導入して、話題を呼んでいます。

AIA VITALITY APPLE WATCH BENEFITの仕組みと成果

AIA Healthが「アメ」に選んだのはApple Watchです。

この24か月のプログラムに参加する加入者はまずクレジットカードを登録します。これが、運動量の月間目標に到達しなかった場合の「人質」になります。

すると、Apple Watchの最新モデルが参加者に送られてきます。この時点では、クレジットカードに請求はありません。つまり、Apple Watchをタダで受け取ることができるわけです。

月間目標は年齢によって異なりますが、概ね週に4~5回の散歩やジムでのワークアウト程度で、それほど厳しいものではありません。

これをクリアしている限りは、参加者は一銭も支払うことなく、タダで貰ったApple Watchというアメをしゃぶり続けることができます。

ところが、運動をさぼってしまった場合、月額費用の支払いという「ムチ」が発生します。

目標に達した週が月に1回もなかった場合、参加者のクレジットカードには27オーストラリア・ドル(約2,250円)が請求されます。この請求金額は月間で目標に達した週の数ごとに減額され、それが4または5週のときはゼロになります。

仮に24か月のプログラム期間中でずっと月間目標の運動をしなかったとすれば、発生する支払金額は2,250円x24回で、合計54,000円という計算になります。普通にApple Watchを購入した方が安上がりだった、ということにもなりかねません。

このプログラムの効果は絶大でした。同社の発表によると、参加者の身体活動量は平均して前年比で35%も増加したということです。特に健康維持のために運動が必要とされる50歳以上に限ると、前年比51%という身体活動量の大幅な増加をもたらしました。

運動量が増える → 健康になる → 医療費負担が減る という良き連鎖反応がすべての人に必ず起きるとは限りませんが、大いに期待は持てるでしょう。

その日々の運動を記録、報告するためのツールとしてスマートウォッチが一役を買っていることは興味深い事例と言えるのではないでしょうか。

*1. AIA VITALITY APPLE WATCH BENEFIT
https://www.aia.com.au/en/individual/aia-vitality/partners-and-rewards/apple-watch.html

●執筆者プロフィール 角谷剛(かくたに・ごう)
アメリカ・カリフォルニア在住。米国公認ストレングス・コンディショニング・スペシャリスト(CSCS)、CrossFit Level 1 公認トレーナーの資格を持つほか、現在はカリフォルニア州アーバイン市TVT高校でクロスカントリー走部監督を務める。年に数回、フルマラソンやウルトラマラソンを走る市民ランナーでもある。フルマラソンのベストタイムは3時間26分。公式Facebookは https://www.facebook.com/WriterKakutani

あわせて読みたい

健康になればなるほど保険料も安くなる! Apple Watchも活用できる健康増進型保険「Vitality」とは 

「来年以降のApple Watchは健康関連機能がさらに充実」と米国『The Wall Street Journal』が報道。体温測定機能で発熱の検知も?

Apple Watchにできること7選。LINEの通知受取、Suica決済、歩数や睡眠の記録……。生活が便利になり、健康意識も高まる!

 はじめての方・記事の探し方に迷った方へ
記事が多くて迷ったら、 記事の探し方ガイド から目的別に読めます。

※本記事のリンクから商品を購入すると、売上の一部が販売プラットフォームより当サイトに還元されることがあります。掲載されている情報は執筆時点の情報になります。
     

関連記事


   

RANKING

  1. 「どのスマートウォッチが一番正確?」睡眠・心拍・歩数・VO2 Maxを指標別に比較した最新研究まとめ

  2. WHOOPが火をつけた革命――スマートウォッチの「画面なし」モデル流行の源流とは

  3. Googleの画面なしFitbitバンド、製品名は「Fitbit Air」か。サブスクは「Google Health」に刷新の可能性

  4. Google Pixel Watch歴代モデル実機レビューまとめ|初代から最新Pixel Watch 4まで進化を徹底比較

  5. AnkerのBluetoothスピーカー3製品がリコール対象に|充電式スピーカーで火災事故、消費者庁が公表【2026年4月】

  6. Google Pixel Watch 4を徹底解説!レビュー・サイズ選び・健康管理機能まとめ

  7. ロンドンマラソン2026優勝者が着けていたのはGarminの格安入門モデル|世界記録ランナーのウォッチ事情

  8. 【レビュー】Amazfit T-Rex Ultra 2|直径51mm・最大30日バッテリー・64GBストレージを備えたタフネス最上位機をじっくり試した

  9. Apple Watch × iPhone・Mac連携ワザまとめ|ロック解除からナビ、決済まで使いこなす

  10. ファーウェイ、ダイヤモンドをあしらった最高級スマートウォッチ「Huawei Watch Ultimate Design Diamond Edition」を中国で発表へ

   

NEW CONTENTS

  1. ガジェットらしさを抑えたベージュの佇まい。Life on Productsから4ポートGaN「USB急速充電器 USB PD(パワーデリバリー)対応 67W」が4月27日発売

  2. SOXAI RING 2の中古・未使用品がイオシスに入荷|16,800円〜23,800円でカラー・サイズが豊富に揃う

  3. Stravaの2025年レポートが示す「ウェアラブルの今」|Apple Watchが1位、Z世代の最大投資先にも

  4. ロンドンマラソン2026優勝者が着けていたのはGarminの格安入門モデル|世界記録ランナーのウォッチ事情

  5. 【楽天1位の人気スマートウォッチが再入荷】DOOGEE AnyWise W1 Lite|限定100台・先着8,900円で再販開始

  6. Apple Watchに「日光下の時間」が自動記録されている——知られていない健康トラッキング機能の使い方

  7. DeNA×GO×GOドライブのAI勉強会資料が無料公開中|100本超えのスライドアーカイブを紹介

  8. 「watchOS 26.5 Developer Beta 4」が公開、正式版リリースに向けた最終調整段階へ

  9. Apple、Ultraブランドを拡大へ|iPhone UltraとMacBook Ultraが今後登場か?

  10. Apple Watchが小児の不整脈検出でパッチ型モニターを上回る、Heart Rhythm 2026で研究発表