検索
         
  1. スマートウォッチライフTOP
  2. NEWS
  3. ワイヤレス充電の規格「Qi」の正しい読み方と由来、知ってますか?

ワイヤレス充電の規格「Qi」の正しい読み方と由来、知ってますか?

NEWS

2023.07.15

近年はiPhoneなどでも採用され、幅広く使われるようになったワイヤレス充電。

そのワイヤレス充電の規格である「Qi」については、Amazonなどの通販サイトで目にしたことがある人が多いと思います。

さて、この「Qi」の読み方、みなさん知っていますか?

筆者はYou Tubeの動画で得意げに「キュー・アイ」と読んでいて、視聴者から誤りを指摘される赤っ恥体験をしました…。

こちら、正しくは「チー」と読むのです。

なんでQとiで「チー」になるんだよ!!と思ったので、由来を調べてみました。

Qi(チー)は中国語で「気」を意味する

まず、「Qi」を「チー」と読むのは、由来が中国語の「気(チー)」にあるから。

マンガ『ドラゴンボール』で体内のパワーのことを「気」と呼んだりしますが、それと同じ「気」です。

この「気」という言葉には「見えない力」という意味があります。

ワイヤレス充電というのは、まるで見えない力で充電がされているような状態なので、「気(チー)」と呼ぶわけですね。

Qi(チー)はいつ生まれた?

なおワイヤレス充電の技術は古くから研究開発が行われていましたが、独自開発の物が多く、異企業間での機器の相互利用が出来ない状態が続いており、問題となっていました。

そこで2008年にWireless Power Consortium (WPC) という組織が立ち上げられ、同組織が定めた国際標準規格が『Qi』だったわけです。

そして2010年代後半には大容量電力送信の規格書が策定され、急速充電の問題が解消されたことや、SamsungのGalaxyシリーズとAppleのiPhoneシリーズが本規格を採用したこともあり、対応機器が一気に増加。

世の中に広く普及したわけです。

Qi(チー)の進化

2023年1月には、Wireless Power Consortium(WPC)は「Qi」の後継規格として「Qi2」(チーツー)を発表。

この「Qi2」はAppleの「MagSafe」技術をベースにしているそうです。

MagSafe対応のiPhoneを使っている方なら分かると思いますが、磁力で吸着するMagSafeの充電は非常に便利。

以前のワイヤレス充電は、充電エリアに置いても反応しなかったり、速度が遅かったりする問題がありましたが、その問題も解消されつつあります。

MagSafeの充電は、対応デバイスと充電器が適切な位置関係となることで、充電効率が向上し、充電速度も高まる効果も得られているそうです。

実際にMagSafeの充電は有線ケーブルの充電速度に近づいてきていますし、今後はMagSafeをベースとした「Qi2」対応のデバイスが増えていくものと思われます!


●執筆者:スマートウォッチライフ編集部
日本初のスマートウォッチのウェブメディア。編集部には50本以上のスマートウォッチがあり、スマートウォッチ・Apple Watchの選び方や入門者向けの記事を多く配信しています。日本唯一のスマートウォッチ専門ムック本『SmartWatchLife特別編集 最新スマートウォッチ完全ガイド』(コスミック出版)を出版したほか、編集長はスマートウォッチ専門家としてテレビ朝日「グッド!モーニング」や雑誌『anan』(マガジンハウス)にも出演。You Tube「スマートウォッチライフ」(チャンネル登録者7000人程度)でも各種レビューを行っています!



当サイトのおすすめ記事のリンク


Apple Watchの使い方のテクニックや、購入検討に役立つ記事の一覧はこちら!

あわせて読みたい


ワイヤレス充電器にもなる! PITAKAの4-in-1充電器「MagEZ Slider2 +Power Dongle」でデスク上が超スッキリ!

※本記事のリンクから商品を購入すると、売上の一部が販売プラットフォームより当サイトに還元されることがあります。掲載されている情報は執筆時点の情報になります。
     

関連記事


RANKING

  1. 【保存版】スティーブ・ジョブズの名言100選|人生・仕事・創造性・リーダーシップのヒント

  2. 【全文和訳】スティーブ・ジョブズ 伝説のスピーチ「2005年 スタンフォード大学卒業式」

  3. iPhoneで計測できる「歩行非対称性」とは?何%なら正常?

  4. RORRYが世界初の分離式プラグ搭載超薄型モバイルバッテリー「PowerSplit」発売 – 先着100名限定で40%OFF!

  5. 1日300kcalだけで平気なの?Apple Watchの「ムーブ」のカロリーは何の数値か

  6. Amazfit Bip 6: 上位モデル級の機能を搭載した史上最高のエントリーモデル、日本上陸!

  7. スティーブ・ジョブズの「成功哲学」── 革新を生むビジネス手法と思想の核心

  8. Garmin、待望の「心電図アプリ」2025年4月23日より提供開始 スマートウォッチで心房細動の兆候も確認可能に

  9. スティーブ・ジョブズの思想を体現したApple製品7選:革新の源を探る【McIntosh、iMac、ipod、Apple Storeも!】

  10. ASUSが指先で血圧とECG測定可能なスマートウォッチ「VivoWatch 6 AERO」を発表。

NEW CONTENTS

  1. スマートウォッチ&リングで計測可能な心拍変動(HRV)の見方、健康管理の活か仕方を徹底解説!

  2. 日本発の健康管理用スマートリング「SOXAI RING 1.1」、ドコモで先行取扱い開始

  3. スマートリングを活用した新たな健康管理プロジェクト「Impakt Life」がFiNANCiEプラットフォームで公開

  4. 【徹底解説】Apple Watchの「バンド」と「ベルト」「ストラップ」の違いとは?

  5. スマートタトゥー:未来のウェアラブルデバイスを詳しく解説

  6. 【GWセール開催】TokyoTool×MP2Lコラボ!NOMAD製品購入で豪華プレゼント進呈

  7. ノースフェイスやAPEのApple Watchバンドを売ってる怪しい店を調査!

  8. RORRYが世界初の分離式プラグ搭載超薄型モバイルバッテリー「PowerSplit」発売 – 先着100名限定で40%OFF!

  9. スマートコンタクトにスマートタトゥー……。スマートウォッチ&リングに続く未来のウェアラブルデバイスは?

  10. Apple Watchやスマートウォッチで体温測定ができない理由は? 計測可能な体表温度と深部体温の違いも解説!

TAG

タグをさらに表示