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2026年10月5日、Googleは、AIで相手を立体的に映すビデオ会議のしくみ「Google Beam」について、日本を含む6か国で9月から出荷を始めたと発表しました。対象の国は、日本、米国、カナダ、英国、フランス、ドイツです。
Google Beamは、ふつうのカメラ映像をAIでリアルタイムに3Dにして、専用の大型ディスプレイに映すしくみです。眼鏡やヘッドセットを着けなくても、画面の向こうの相手が同じ部屋にいるように見えるのが特徴です。企業向けの製品で、機器はHPの「HP Dimension with Google Beam」として販売されます。
2Dの映像をAIで3Dに変換 どの角度から見ても立体的に見える

Google Beamは、複数のカメラで撮った2Dの映像を、Google独自のAIビデオモデルでリアルタイムに3Dに変換します。それを「ライトフィールドディスプレイ」という、見る角度に合わせて違う映像を届ける画面に映すことで、奥行きのある相手の姿が見えます。
Googleによると、どの角度から見ても自然な立体に見えるため、相手と目を合わせたり、細かな表情やしぐさを読み取ったりしやすくなります。処理にはGoogle Cloudのインフラを使います。
Google Beamは、Googleが2021年に「Project Starline」として発表した研究が元になっていて、2025年に今の名前で製品化が発表されました。
機器はHPの65インチ「HP Dimension」 米国では24,999ドル
機器のHP Dimension with Google Beamは、65インチの8Kライトフィールドディスプレイに、複数のカメラ、空間オーディオ、ビームフォーミングマイク、照明をまとめた1台です。米国の業界メディアAV Interactiveによると、米国での価格は24,999ドルで、Google Beamのライセンスは別売りです。日本での価格は、今回の発表では明らかにされていません。
会議のサービスは、Google MeetとZoom Roomsに対応します。Microsoft TeamsとWebexとも相互に接続できるとされています。いつも使っている会議の仕組みのまま、Beamを置いた部屋どうしを立体の映像でつなげます。
Googleの社内調査ではつながりを感じる度合いが50%上がった
Googleは自社のオフィスでもBeamを使っています。直近8週間の社内調査では、Beamを使ったチームでは、次のような結果が出たといいます。
・お互いのつながりを50%強く感じた
・フィードバックがはっきり伝わったと感じた割合が33%上がった
・次の会議が必要になる割合が21%減った
Googleは、採用の面接や人材育成、部署をまたいだ共同作業で効果が大きいとしています。自社のチームへの導入も広げる方針です。
まとめ
Google Beamは、離れた拠点の相手と、同じ部屋で向き合っているように話せる企業向けのビデオ会議のしくみです。9月から日本向けにも出荷が始まり、機器はHPの65インチのHP Dimensionで、米国では24,999ドルとライセンス料がかかります。個人がすぐに使うものではありませんが、オンラインで面接や商談をする会社にとっては、画面越しの「目が合わない」という不満を減らす選択肢が国内でも買えるようになりました。導入事例はGoogle Beamの公式サイトで紹介されています。
Source: Google Japan Blog/AV Interactive
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