検索
         
  1. スマートウォッチライフTOP
  2. NEWS
  3. Apple Watchはスマホなしでもランニングを計測できる?仕組みや注意点を徹底解説!

Apple Watchはスマホなしでもランニングを計測できる?仕組みや注意点を徹底解説!

NEWS

2025.05.09

Apple Watchは、iPhoneとペアリングして使うスマートウォッチとして知られていますが、「ランニングをするときにスマホを持っていかなくても記録できるのか?」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。

結論から言うと、Apple WatchはiPhoneがなくても単体でランニングの計測が可能です。では、どのようにしてそれが実現しているのでしょうか? その仕組みや注意点について詳しく解説します。

スマホなしでも計測できる仕組み

Apple Watchは、iPhoneが近くになくても以下のような内蔵センサーを活用して、ランニングの記録を行うことができます。

内蔵センサーとその役割

センサー・機能 説明
GPS(Series 2以降) 衛星を使って位置情報を取得し、走行ルート、距離、ペースを高精度で記録。
加速度センサー 手首の動きから歩数や動作のリズムを計測。GPSが使えない屋内ランにも対応。
ジャイロスコープ 回転や角度変化を検知し、より正確な動作検知が可能。
心拍センサー リアルタイムの心拍数を測定し、運動強度や消費カロリーを推定。
気圧高度計(Series 3以降) 坂道や階段など高低差を測定し、運動負荷の把握に活用。

これらのセンサーを組み合わせることで、iPhoneがなくても詳細なランニング記録が可能となっています。

使用シーン別:スマホなしでできること

Apple Watch単体でどこまでできるのか、使用シーン別にまとめました。

Apple Watchに音楽を保存しておけば、iPhoneがなくても音楽を聞くことができます。

シーン 機能
屋外ランニング(GPS搭載モデル) 位置情報・ルート・距離・ペース・心拍数を正確に記録可能。
屋内ランニング(ジムのトレッドミルなど) GPSは使えないが、加速度センサーで歩数やペースを記録。
音楽の再生 Apple Watchに保存された音楽をBluetoothイヤホンで再生可能。Apple Musicにも対応(Cellularモデルはストリーミングも可能)。
ワークアウトの記録 「ワークアウト」アプリを使ってランの記録を保存。あとからiPhoneと同期可能。
通知や通話(Cellularモデルのみ) 単体で通話やメッセージ送信が可能。

GPSの精度を高めるための「キャリブレーション」

Apple Watchは、購入してすぐの状態ではGPSや歩幅の測定精度が不完全な場合があります。これを補うために、最初の数回はiPhoneと一緒にランニングすることでキャリブレーション(補正)が行われます

キャリブレーションされることで、以下のような恩恵があります。

・歩幅や走り方のパターンを学習

・GPSが届かない屋内や高層ビル街でも精度の高い距離測定が可能になる

・長期的に安定したワークアウトデータを記録できる

GPS非搭載モデル(初代やSeries 1)の場合は?

GPS非搭載の初期モデルでは、スマホがないと正確な位置情報の取得ができません。この場合、加速度センサーのみに頼る形になるため、記録精度が落ちる可能性があります

現在販売されているApple Watch(Series 2以降)はすべてGPSを内蔵しているので、基本的には単体でのランニング記録が可能です。

セルラーモデルならさらに自由になるが……

Apple WatchのCellular(セルラー)モデルを使えば、iPhoneがなくても以下のような機能が利用できます。

・音楽ストリーミング(Apple Music)

・メッセージ・電話の送受信

・Siriの利用(天気や予定確認など)

ただ、ランニング中にもメッセージの受信をしたい人、Siriを使いたい人というのは少ないでしょう。

音楽は聞きたいプレイリストをApple Watchに入れておけば、ストリーミング再生は使わないで済みます。

なので、ランニングをするからといってセルラーモデルを選ぶ必要は特段ないでしょう!

まとめ

Apple Watchはスマホを持たずにランニングを計測できる高性能なスマートウォッチです。内蔵センサーやGPSのおかげで、ルートやペース、心拍数などを正確に記録可能。特にGPS搭載モデルやCellularモデルを活用すれば、より自由なワークアウトが可能になります。

【おすすめポイント】

・初心者にはSeries 8~10やSEなどのGPSモデルがコスパ良し

・大半の人は無理してセルラーモデルを選ぶ必要はない

・初期はiPhoneと併用してキャリブレーションするのがベスト

Apple Watchを使えば、身軽なランニングライフがぐっと広がります。ぜひ活用してみてください!


●執筆者:スマートウォッチライフ編集部
日本初のスマートウォッチのウェブメディア。編集部には50本以上のスマートウォッチがあり、スマートウォッチ・Apple Watchの選び方や入門者向けの記事を多く配信しています。日本唯一のスマートウォッチ専門ムック本『SmartWatchLife特別編集 最新スマートウォッチ完全ガイド』(コスミック出版)を出版したほか、編集長はスマートウォッチ専門家としてテレビ朝日「グッド!モーニング」や雑誌『anan』(マガジンハウス)にも出演。You Tube「スマートウォッチライフ」(チャンネル登録者7000人程度)でも各種レビューを行っています!



当サイトのおすすめ記事のリンク


Apple Watchの使い方のテクニックや、購入検討に役立つ記事の一覧はこちら!

※本記事のリンクから商品を購入すると、売上の一部が販売プラットフォームより当サイトに還元されることがあります。掲載されている情報は執筆時点の情報になります。
     

関連記事


RANKING

  1. Apple Watchの売却前に確認すべきこと&高く売るコツ【完全保存版】

  2. CES 2025で話題になった驚きのスマートグラス「Even Realities G1」の全貌とは?

  3. 【保存版】スティーブ・ジョブズの名言100選|人生・仕事・創造性・リーダーシップのヒント

  4. iPhoneで計測できる「歩行非対称性」とは?何%なら正常?

  5. 超スムーズなApple WatchのSuica改札通過法! 時計の裏側の”腕タッチ”でもOK

  6. 【保存版】初心者が意外と知らないApple Watchの基礎知識10選

  7. スティーブ・ジョブズと禅の思想──プロダクトに宿る“削ぎ落としの美学”

  8. 【全文和訳】スティーブ・ジョブズ 伝説のスピーチ「2005年 スタンフォード大学卒業式」

  9. スティーブ・ジョブズの人生を形作ったプロダクトとその思想の源泉

  10. Amazfit Active 2レビュー:2万円で驚きの多機能ぶりのスマートウォッチ。オフラインマップも使用可能!

NEW CONTENTS

  1. 東京タワーを階段で登る! Apple Watchが計測した消費カロリーは?

  2. 覚えると超便利!Apple Watchでスクリーンショットをとる方法

  3. Apple Watchのバイブ通知、振動の強さを調節可能って知ってた?【Apple Watch小ワザ】

  4. Apple Watchの電源が切れてもSuicaは使える? 乗車中の電源切れの対処法も解説!

  5. 脂肪がよく燃える心拍数「ファットバーンゾーン」をApple Watchで知ろう!

  6. Apple Watchはスマホなしでもランニングを計測できる?仕組みや注意点を徹底解説!

  7. スマートウォッチのラン計測で分かるケイデンスやストライドとは?効果的な活用法

  8. 「IP規格」や「IP68」って何なの? スマホ等のガジェットの耐久性の見方とは?

  9. 「MIL規格」って何?スマホケースやスマートウォッチでよく聞く用語を徹底解説!

  10. CIOのCtoCスパイラルケーブル使用レビュー。磁力&形状記憶で小さくまとまるのが超便利!

TAG

タグをさらに表示