GarminのアウトドアGPSウォッチ「Garmin Instinct 2」をめぐり、ファームウェアアップデート以降にバッテリーの持ちが大幅に悪化したという報告が相次いでいます。海外メディアのNotebookcheckによると、本来は週単位で持つはずのバッテリーが、ケースによっては数日しか持たなくなる事例もあるとのこと。週単位のスタミナを売りにしてきたモデルだけに、ユーザーへの影響は小さくありません。
Source:Notebookcheck
Garmin公式フォーラムで4ヶ月にわたって議論が続く
今回の問題が表面化しているのは、Garminの公式サポートフォーラムです。Garmin Instinct 2のバッテリーが大幅に短くなったという内容のスレッドが立ち上がっており、4ヶ月以上にわたって議論が続いています。
スレッド内では「12時間持つはずのバッテリーが、GPSランニングを50分行っただけで切れてしまった」という声も挙がっています。アウトドア用途を前提に設計され、長時間のGPS稼働を前提に選ばれてきたモデルだけに、こうした報告はユーザーにとって深刻な内容と言えます。
原因はアップデートそのものではない可能性も
Notebookcheckによると、バッテリー消費が増えるタイミングはファームウェアアップデートと関連しているように見えるものの、アップデートそのものが直接の原因かどうかは現時点で判然としていません。
同じスレッド内には「自分の環境では特にバッテリー寿命の問題は出ていない」というユーザーの声もあります。一方で、症状を訴える投稿が決して少数の例外とは言い切れない数で確認されているのも事実です。Garminが意図的に問題を引き起こしたのではないかという見方も一部で出ているものの、Notebookcheckはその可能性は低いとの見解を示しています。
「Bluetoothを無効化すると改善する」という報告
フォーラムでの議論を読み解くと、症状の切り分けに役立ちそうな情報も出てきています。Bluetooth接続を無効化すると、過剰なバッテリー消費が起きなくなるという報告です。
少なくとも一人のユーザーの報告では、Bluetoothを完全に切る必要は必ずしもないものの、最も手早く症状を抑える方法としてはBluetoothの無効化が有効とのこと。ただし、これは応急処置にすぎません。Bluetoothを切れば通知の表示はできなくなり、ランニング中に位置情報を共有できる「LiveTrack」機能も使えなくなります。スマートウォッチとしての使い勝手を大きく損なってしまうため、根本的な解決策とは言えない状況です。
影響範囲は限定的か、今後の対応に注目
Notebookcheck自身も「Garmin Instinct 2を実機で検証したわけではない」と前置きしたうえで、報告されている症状は二次情報に基づくものだと説明しています。一般論として、不具合に遭遇したユーザーは声を上げやすく、問題なく使えているユーザーはわざわざ投稿しないものです。そのため、実際にどの程度のユーザーに影響が出ているのか、現時点では正確な規模感は見えていません。
とはいえ、4ヶ月以上にわたって議論が続いていること、そして「Bluetoothを切ると症状が抑えられる」という具体的な切り分け情報が共有されていることを考えると、無視できる規模の話ではなさそうです。Garmin Instinct 2を使っていてバッテリーの持ちに違和感を覚えた場合、まずはBluetooth接続の挙動を確認してみると状況の整理に役立つかもしれません。Garminからの公式な見解やアップデートを引き続き待ちたいところです。
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