Appleが熊本地震の被災地に寄付へ|ティム・クックCEOがXで表明「日本は私にとって特別な場所」【2026年7月】

NEWS

公開日:

Appleロゴの店舗のイメージ画像。Apple Watchは写っていない。

2026年7月28日に発生した令和8年熊本地震により被災された皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。

Appleのティム・クックCEOが日本時間7月31日未明、自身のXアカウントで被災地の復旧支援に向けてAppleが寄付を行うことを明らかにしました。「日本は私にとって特別な場所」という言葉から始まる短い投稿は、投稿から半日ほどで約72万回表示されています。

Appleが日本の災害に対して支援を表明するのは今回が初めてではありません。この記事では、投稿の内容と、Appleがこれまで災害時にとってきた支援の形、そして私たち自身が手元の端末でできる備えについて整理します。

ティム・クックCEOがXで表明

投稿されたのは日本時間7月31日1時55分。文面は次のとおりです。

「日本は私にとって、とても特別な場所です。熊本地震とその余震の影響に向き合い続けている皆さんのことを想っています。支援を必要とする人々を助けている救助隊の方々に感謝します。Appleは復旧支援のために寄付を行います」

原文は英語で、日本語訳は編集部によるものです。実際の投稿がこちらです。

投稿には「いいね」が約1万8,000件、リポストが約2,000件寄せられています(7月31日時点)。クック氏は2026年9月にCEOを退く予定で、前日の7月30日には自身にとって最後となる決算説明会に臨んだばかりでした。

寄付額は公表されていない

今回の投稿でも、そしてこれまでの災害支援でも、Appleは寄付の金額を公表していません。これはAppleの一貫した姿勢で、支援先も多くの場合は赤十字などの現地の支援団体とされています。

金額を出さないことについては見方が分かれるところですが、支援の規模を広報の材料にしない、という判断がずっと続いているのは確かです。今回もクック氏の短い投稿以外に、Apple公式からの詳細な発表は出ていません(7月31日時点)。

なお、Appleは過去にも同様の表明を繰り返しています。直近では2026年6月のベネズエラの地震、7月のヨーロッパの山火事に対しても支援を表明していました。

2016年の熊本地震では、iTunesが寄付の窓口になった

熊本が大きな地震に見舞われるのは、2016年に続いて2度目です。クック氏はこのときも同じようにXで支援を表明し、AppleはiTunes Storeを寄付の受付窓口として開放しました。iTunesアカウントに登録済みの決済情報をそのまま使えるため、思い立った瞬間に少額から送れる仕組みで、東日本大震災のときにも同じ方法がとられています。

「日本は私にとって特別な場所」という言葉は社交辞令ではなく、クック氏は在任中に何度も来日し、日本の部品メーカーへの投資や開発者コミュニティとの交流を続けてきました。退任を前にしたインタビューで「最も誇りに思う製品はApple Watch」と語っていたことも記憶に新しいところです。

今回の地震の概要

今回の地震について、現時点で確認されている情報を整理しておきます。

発生日時 2026年7月28日 16時27分
震源 熊本県熊本地方(宇土市の東約5km)・深さ10km
規模 気象庁マグニチュード7.1
最大震度 震度7(宇城市・氷川町)
震度6強 熊本市南区・八代市・宇土市・美里町・益城町
津波 有明海・八代海に津波注意報。のちに解除され、津波は観測されず
人的被害 死者35人以上・負傷者129人以上(7月31日時点)
避難者 約1万人
余震 259回以上。気象庁は本震後2〜3日は同規模の地震に警戒を呼びかけ

被害や避難の状況は時間とともに変わります。最新の情報は気象庁や自治体の発表をご確認ください。

いま、手元の端末でできること

支援の方法についても触れておきます。スマートフォンから寄付をする手段は、この地震のあとに増えました。PayPayが7月29日にアプリ内から寄付できるサービスを開始し、令和8年熊本地震への寄付も対象になっています。1円から、最短3ステップで送れます。

同時に注意したいのが詐欺です。災害のあとは支援を装った不審な連絡が増えます。寄付をするときは、SNSやメッセージで送られてきたリンクからではなく、必ず自分でアプリや公式サイトを開いて手続きしてください。警察庁が推奨する詐欺対策アプリの使い方もあわせて確認しておくと安心です。

そして、まだ揺れが続いている地域があります。Apple Watchで緊急地震速報や災害避難情報を受け取る設定は、いまからでも間に合います。手首の振動は、寝ているときやスマートフォンを手放しているときほど効きます。

まとめ

クック氏の投稿は4行の短いものですが、Appleが日本の災害に対して支援を続けてきた流れの延長にあります。金額は公表されないため、支援の規模が数字で見えることはおそらくありません。

一方で、私たちが自分の端末でできることははっきりしています。寄付の窓口は以前より確実に増え、手首のデバイスは次の揺れを知らせてくれます。この記事をきっかけに、防災まわりの設定をひととおり見直していただければと思います。

被災された地域の一日も早い復旧を、心よりお祈りいたします。

Source: Tim Cook 公式X(@tim_cook)

あわせて読みたい関連記事

スマートフォンから寄付をする手段は、この地震のあとに増えました。1円から送れます。

PayPayアプリから寄付ができるように|熊本地震の支援も対象、1円・最短3ステップから【2026年7月29日開始】

地震のあとに真っ先に見直したいのがここです。手首でできる備えを総まとめしています。

【Apple Watch×防災】緊急地震速報・災害情報・衛星通信・安否確認を8記事で総まとめ|手首が命を守る使い方ガイド【2026年版】

緊急地震速報をApple Watchで受け取る設定です。まだ余震が続いています。

Apple Watchで緊急地震速報・災害避難情報を受け取る方法|watchOS 26.2の新機能「詳しい安全警報情報」も解説

災害のあとに増える詐欺への備えとして。警察庁が推奨するアプリの使い方です。

詐欺の電話はアプリで防ぐ|警察庁推奨『詐欺対策 by NTTタウンページ』『詐欺バスター Lite』の機能・使い方・選び方

離れて暮らす家族の安否をどう確かめるか。転倒検知と気象情報の通知に対応しています。

『ココダヨ Life』に転倒検知アラートなど3機能が追加|Apple Watch・Galaxy Watch連携で離れて暮らす家族を見守り

Apple Watchの緊急SOSが実際に人を助けた事例です。設定を見直すきっかけに。

Apple Watchの転倒検知+緊急SOSがマウンテンバイク事故のサイクリストを救助|Appleが実話動画を公開

退任を控えたクックCEOが「最も誇りに思う製品はApple Watch」と語ったインタビューです。

ティム・クックApple CEO「最も誇りに思う製品はApple Watch」2026年9月退任前に明言

スマートウォッチとガジェットの最新情報はSmart Watch Lifeでチェックできます。

 はじめての方・記事の探し方に迷った方へ
記事が多くて迷ったら、 記事の探し方ガイド から目的別に読めます。

※本記事のリンクから商品を購入すると、売上の一部が販売プラットフォームより当サイトに還元されることがあります。掲載されている情報は執筆時点の情報になります。
     

関連記事