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トレイルランニングの世界最高峰レース「UTMB(ウルトラトレイル・デュ・モンブラン)2026」で、Amazfitのアンバサダーを務めるベン・ディマン(Ben Dhiman)選手が優勝しました。記録は18時間16分29秒で、UTMB史上最速タイムです。
このレースで19時間を切ったランナーはこれまでいませんでした。ディマン選手はその壁を破った最初のランナーであり、UTMBを制した2人目のアメリカ人男性でもあります。レース中はAmazfitのGPSスマートウォッチ「Amazfit Cheetah 2 Ultra」と、心拍計アームバンド「Amazfit Helio Strap」を着用していました。
悪天候のスタート遅延を跳ね返した圧勝劇

UTMBはフランス・シャモニーを起点に、モンブラン山塊をぐるりと回るレースです。距離は約174km、獲得標高は約9,900m。山の天気は読めず、出場者は文字どおり極限まで追い込まれます。
今年は暴風雨の影響でスタートが2時間遅れるという厳しい立ち上がりでした。約2,400人が出走するなか、ディマン選手は40km地点付近で先頭に立ちます。そこからは先頭を守る走りではなく、後続との差を広げていく展開に持ち込みました。
区間ごとの差は、クールマイユール(80km地点)で約19分、グラン・コル・フェレ(104km地点)で22分、シャンペック・ラック(127km地点)で28分、ヴァロルシーヌ(155km地点)では30分以上と、終盤にかけて開いていきました。
ウォッチが記録したレースの数字

着用していたCheetah 2 Ultraには、レースの記録がそのまま残っています。走行距離169.97km、獲得標高9,686m、平均ペース1kmあたり6分27秒、消費カロリー9,911kcal、歩数14万5,998歩。
18時間以上動き続けて消費カロリーが約9,900kcalというのは、成人男性の1日あたりの推定エネルギー必要量に照らすとおよそ3〜4日分にあたります。平均ペースが1kmあたり6分27秒というのも、獲得標高9,686mの山道であることを考えると、かなり異様な数字です。
なお走行距離の169.97kmはコースの公称値174kmとわずかに差がありますが、これはGPSによる実測値なので、山間部では多少のずれが出ます。
Helio Strapは同時に着用してペアリングし、レース中のリアルタイム心拍数を計測していました。あわせてレース前の回復状態、心拍変動(HRV)、睡眠の状態も記録していたとしています。
使用したGPSウォッチ「Amazfit Cheetah 2 Ultra」

Cheetah 2 Ultraは、トレイルランニングやウルトラマラソンを想定したAmazfitのフラッグシップGPSウォッチです。VGP2026 SUMMERではアウトドア大賞と金賞をダブル受賞しています。
主な特長は、堅牢なチタン製ボディ、高精度なデュアルバンドGPS、フルカラー地形図の内蔵、そしてトレイルランニングモードで最大33時間というバッテリー性能です。18時間を超えるレースを1本で走り切れるだけの余裕があります。
メーカー希望小売価格は99,800円(税込)、カラーはチタンの1色展開です。Cheetahシリーズと他のAmazfit上位機の違いは、Amazfit Balance 3 と Balance 2・Balance Ultra・Cheetahシリーズを徹底比較|違いと選び方で整理しています。
心拍はアームバンド「Amazfit Helio Strap」で

Helio Strapは画面を持たない、腕に巻いて使うタイプの心拍計です。スマートウォッチと連携して、回復状態やHRV、睡眠を詳しく記録します。VGP2026 SUMMERでも受賞歴があります。
手首のウォッチとは別に上腕へ心拍計を着けるのは、持久系のアスリートには一般的な組み合わせです。手首は動きや汗の影響を受けやすいため、心拍の精度を優先する場面では役割を分けたほうが安定します。
メーカー希望小売価格は17,600円(税込)、カラーはブラックの1色です。装着感や睡眠計測の実際は、Amazfit Helio Strapレビュー|画面なし・ストラップ型の装着感・睡眠計測・回復スコアを実機チェック(Fitbit Air・スマートリングとも比較)で確かめています。
ベン・ディマン選手のコメント
ディマン選手は今回の優勝について、次のようにコメントしています。
「このレースは私にとって特別な意味を持っています。ここで2回DNF(完走不能)を経験し、昨年は2位で終わったので、再びこの地に戻って自分が誇れるレースを作り上げたいと強く願っていました。スタートが遅れたことと高地の寒さが厳しい一日となりましたが、かなり早い段階から調子が良く、ただ自分のレースを貫こうと心がけました。トレーニング中からレース当日まで、Amazfitがずっとそばにいてくれたことが、この経験を特別なものにしてくれました」
同じレースで2回のDNFと1回の2位を経てからの優勝ということになります。
他のアンバサダーも各地で好成績
Amazfitのアンバサダーは今シーズン、各地で結果を残しています。ロッド・ファーバード選手はトレイル100アンドラで優勝(105km/13時間32分35秒)、ルース・クロフト選手はタラウェラ・ウルトラトレイルとマクシレースで優勝、マルティナ・ヴァルマッソイ選手はトレイル100アンドラとモンテ・ローザ・ヴァルザーヴェーク100Kで女子総合1位という成績です。
また8月24日から29日にかけては、シャモニーでメディアや業界関係者向けの専用スペース「Amazfit HUB」を開設し、アスリートとの交流会やパネルディスカッションの生配信を行っていました。
HYROXのグローバルスポンサーも務める

Amazfitはトレイルランニングだけでなく、世界的なフィットネスレースシリーズ「HYROX(ハイロックス)」のグローバルスポンサーも務めています。30カ国以上・77大会、累計55万人以上が参加する規模です。
調査会社Canalysによれば、Amazfitは2024年通年の日本国内ウェアラブルデバイス(スマートウォッチとバンド)出荷台数で第5位に入っています。
まとめ
アンバサダーの優勝はメーカー発表である以上、製品が主役として語られるのは当然です。ただ今回の場合、18時間16分という時間をバッテリー切れなしで記録し切ったこと自体が、トレイルランニング向けウォッチに求められる性能をそのまま示しています。
手首のウォッチと上腕の心拍計を役割分担させる使い方も、レース中のデータをどう取るかを考えるうえで参考になります。トレーニング内容とレース当日の詳細データはAmazfitの公式ブログでも公開されているので、走る人は読み物としても楽しめそうです。Amazfitの上位機を実際に使った感触は、【実機レビュー】Amazfit Balance 3|HYROX公式パートナーのハイエンド、170種スポーツ・HybridChargeを検証もあわせてどうぞ。
Source: Zepp Health Corporation プレスリリース
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