Table of Contents
Amazfit(アマズフィット)を展開するZepp Health Corporationが、Balanceシリーズの新モデル2機種を2026年8月27日(木)に同時発売しました。
「Amazfit Balance 3」の新色チタンブラック(75,800円・税込)と、シリーズ最上位となる「Amazfit Balance Ultra」(99,800円・税込)の2つです。
Balance 3自体は2026年7月10日にステンレススチール版が63,800円で発売済みのモデルなので、今回の発表は「新色1つと新フラッグシップ1つ」という形になります。
ただし、この「新色」がただの色違いではありませんでした。
チタンブラックは「色違い」ではなく素材違い
まず押さえておきたいのが、Balance 3の2つのバリエーションはケース素材そのものが違うという点です。
| 項目 | ステンレススチール | チタンブラック |
|---|---|---|
| 発売日 | 2026年7月10日 | 2026年8月27日 |
| ケース素材 | ステンレススチール | グレード5チタン合金 |
| 重さ(バンド除く) | 62g | 55g |
| 価格(税込) | 63,800円 | 75,800円 |
12,000円高くなる代わりに、7g軽くなります。 62gと55gの差は、数字で見ると小さく思えますが、一日中着けたまま寝る使い方をするなら効いてくる範囲です。グレード5チタン合金は航空機などにも使われる素材で、軽さと強度を両立させたいときの定番でもあります。

ディスプレイやセンサー、OSといった中身はステンレススチール版と共通です。1.5インチのHD AMOLED(480×480、323PPI、最大3,000nit)にサファイアガラス、バッテリーは658mAhで最大21日間、64GBストレージ。スポーツモードは170種類以上で、HYROXモードを標準搭載しています。
Balance Ultraは30日駆動と5つの物理ボタン
もう1機種、99,800円のBalance Ultraがシリーズの最上位として加わりました。

Balance 3との違いは、大きく3つに整理できます。
ひとつめがバッテリーです。780mAhを積んで最大30日間、高精度GPS使用時でも最大50時間。Balance 3の658mAh・最大21日間・GPS41時間から、いずれも一段上がっています。
ふたつめが操作系。Balance 3の物理ボタン構成から進化して、5つの物理ボタンを備えました。上の写真でもベゼルの周囲に並んでいるのが見えます。汗で手が滑る状況や手袋をしたままでも、画面タッチに頼らずモード切り替えができるという狙いです。ハードなトレーニング中に画面が反応しない経験がある方なら、ここは分かりやすい利点でしょう。
みっつめが測位です。デュアルバンドの6衛星測位に円偏波GPSアンテナを組み合わせています。対応するのはGPS、GLONASS、Galileo、BeiDou、QZSS(みちびき)、NavICの6系統。ビル街や樹林帯のように電波が乱反射しやすい場所での精度を狙った構成です。
スポーツモードは180種類以上で、Balance 3より10種類多くなっています。
HYROX公式パートナーとしての機能
両モデルに共通する軸が、フィットネスレース「HYROX(ハイロックス)」への対応です。

HYROXは1kmのランニングとワークアウトを交互に8回繰り返すハイブリッド競技です。Amazfitは2026年4月15日に発表した3年間のグローバルパートナーシップに基づき、公式ウェアラブルテクノロジー&タイミングパートナーを務めています。同社によれば、HYROXは30カ国以上・77大会で、累計55万人以上が参加する規模に育っています。
搭載されるHYROX関連機能は次のとおりです。
| 機能 | 内容 |
|---|---|
| HYROXテンプレート&タイマー | テンプレートに沿ってタイマーが自動で切り替わり、種目ごとに操作し直す必要がない |
| 構造化ハイブリッドトレーニング | ハーフ/クォーターレースのシミュレーション、単一競技トレーニングなど複数プログラム |
| キーエクスペリエンスループ | スマホでプランを確認し、ウォッチで実行・記録。ブロック・種目・回数・心拍数を手元に表示 |
| HYROX専用レースサービス | 公式レース結果を取り込んで自動分析。心拍データを各レースセグメントに自動で紐づけ |
| HYROXバーチャルペース | 性別・競技区分・目標タイムから完走戦略を自動生成。レース中は実測ペースと戦略ペースを比較 |
とくにバーチャルペースは、会場マップが未公開の段階では汎用テンプレート、取得済みなら特定レースモードと使い分けられる作りになっています。6月に海外発表されたHYROX向けのボディウェアと合わせて、Amazfitがこの競技領域に本腰を入れているのが見えます。
HybridChargeとLifeloadで「いまどれだけ追い込めるか」を出す
コンディション管理の中心にあるのがHybridChargeです。従来のBioChargeから進化した機能で、睡眠の質・身体の回復度・日常のストレス・トレーニング負荷という4要素を統合し、いまの身体がどれだけのパフォーマンスを出せる状態かをスコアで示します。
この考え方自体は以前から使われていて、当サイトでも下位モデルの実測でHybridChargeの仕組みを確かめています。
今回そこに加わったのがLifeload記録です。精神的なストレス、疲労感、各トレーニングの主観的な運動強度(RPE)を、自分で手元から入力できます。心拍数や皮膚温といったセンサーの客観データに、体感という主観データを足すことで、HybridChargeの精度を上げるという設計です。
センサーが拾えるのは身体の反応だけで、「今日はやけにきつく感じる」という感覚は拾えません。そこを本人に入力させて補うという発想は、素直に理にかなっていると思います。
買う前に知っておきたい2点
プレスリリースと仕様表を読んでいて、購入前に押さえておいたほうがよいと感じた点が2つあります。
ひとつめは充電ケーブルが同梱されていないことです。両モデルとも、同梱されるのはマグネット式の充電ヘッド(ヘッド部分のみ)で、USBケーブルは付いてきません。同社は「ご家庭で不要なケーブルが増えることを防ぐため」と説明しています。手持ちのUSBケーブルを使う前提なので、買ったその日に充電できないという事態は避けたいところです。
ふたつめはサイズ表記の基準が2機種で違うことです。Balance 3の14.6mmは心拍センサーの出っ張りを含んだ数値、Balance Ultraの13.4mmは含まない数値として公表されています。数字だけ見るとUltraのほうが薄そうに見えますが、同じ条件での比較にはなっていません。
主な仕様
| 項目 | Balance 3 チタンブラック | Balance Ultra |
|---|---|---|
| 価格(税込) | 75,800円 | 99,800円 |
| サイズ | 51.4×51.4×14.6mm (心拍ベース含む) |
51.8×51.8×13.4mm (心拍ベース除く) |
| 重さ(バンド除く) | 55g | 約57g |
| ケース素材 | グレード5チタン合金 | グレード5チタン合金 |
| ディスプレイ | 1.5インチ HD AMOLED/480×480/323PPI/最大3,000nit/サファイアガラス | |
| バッテリー | 658mAh 最大21日/GPS最大41時間 |
780mAh 最大30日/GPS最大50時間 |
| 物理ボタン | Balance 3構成 | 5ボタン |
| 測位 | 6衛星測位 | デュアルバンド6衛星測位 +円偏波GPSアンテナ |
| スポーツモード | 170種類以上 | 180種類以上 |
| 健康センサー | BioTracker 6.0 PPG生体センサー(5PD+2LED) | |
| ヘルスケア | 24時間の心拍数・SpO2・ストレス・皮膚温/睡眠HRV・睡眠ステージ・睡眠呼吸品質/月経周期 | |
| ストレージ | 64GB | |
| OS | Zepp OS 6.0(ミニアプリのダウンロード対応) | |
| 音声操作 | Zepp Flow(OpenAI採用のAI音声操作) | |
| 通信 | Bluetooth 5.2 BLE/Wi-Fi 2.4GHz | |
| 対応OS | Android 8.0以降/iOS 17.0以降 | |
| バンド | シリコン/22mm | レザーコンポジット+シリコンの2本付属 |
価格・販売店
メーカー希望小売価格は、Balance 3 チタンブラックが75,800円(税込)、Balance Ultraが99,800円(税込)です。Amazfit公式サイトのほか、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング、大手家電量販店や時計専門店で扱われます。
Amazfit Balance 3 チタンブラックはこちらです。
Balance 3 チタンブラックをYahoo!ショッピングで見る
Amazfit Balance Ultraはこちらです。
まとめ
今回のポイントを整理します。Balance 3のチタンブラックは色違いではなく素材違いで、ステンレススチール版より12,000円高い代わりに7g軽い55g。Balance Ultraは99,800円で、780mAh・最大30日間・5つの物理ボタン・デュアルバンドGPSという上積みが入っています。
どちらもディスプレイ、センサー、OS、健康計測の中身は共通なので、選ぶときに見るのは「軽さを取るか」「バッテリーと操作性を取るか」の2点になります。HYROXに出るつもりがなくても、HybridChargeとLifeloadの組み合わせは日々のコンディション管理としてそのまま使えます。
Balance 3の実際の使い勝手については、ステンレススチール版の実機レビューが参考になります。中身は共通なので、動作や計測の傾向はそのまま当てはまります。
Source: Zepp Health Corporation プレスリリース/Amazfit Balanceシリーズ 特設ページ/画像:Zepp Health Corporation
あわせて読みたい関連記事
今回のチタンブラックと中身が共通する、ステンレススチール版の実機レビューです。
【実機レビュー】Amazfit Balance 3|HYROX公式パートナーのハイエンド、170種スポーツ・HybridChargeを検証
Balance 3が7月に発売されたときの記事。ステンレススチール版は63,800円でした。
Amazfit Balance 3が7月10日発売、63,800円|HYROX公式パートナーのハイブリッド対応プレミアムスマートウォッチ
Balanceシリーズ内での違いと選び方を整理した記事です。
Amazfit Balance 3 と Balance 2・Balance Ultra・Cheetahシリーズを徹底比較|違いと選び方
Balance Ultraが海外で発表された段階の記事。最大30日駆動はこの時点で伝えられていました。
【海外発表】Amazfit、新フラグシップ「Balance Ultra」と「Balance 3」を発表|Hybrid Training System対応、最大30日駆動でH
HybridChargeが実際にどう出るのか、下位モデルの実測で確かめています。
Amazfitの「HybridCharge」とは?身体と心の総合エネルギースコアの仕組みをBip Maxの実測で解説
各社のUltra系モデルを横断で比べたい方はこちらです。
【2026年版】スマートウォッチのUltra系モデルまとめ|Apple・Galaxy・HUAWEI・Amazfitのタフネス&ロングバッテリー機を徹底比較
スマートウォッチの最新情報は、Smart Watch Lifeのトップページからご覧いただけます。
はじめての方・記事の探し方に迷った方へ
記事が多くて迷ったら、
記事の探し方ガイド
から目的別に読めます。











