DITAの有線イヤホン「Project M2」が9月30日発売|ドライバー1基の構成に戻して59,800円

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DITAの有線イヤホン「Project M2」。アイシーブルーの透明な樹脂筐体にステンレス製の音響チャンバーが見える

イヤホンやヘッドホンを手がける株式会社finalが、取り扱いブランドDITAの新しい有線イヤホン「Project M2(プロジェクト エムツー)」を発表しました。2026年9月18日(金)に予約を開始し、9月30日(水)に発売します。価格は59,800円(税込)です。

ドライバーを1基だけ使うシンプルな構成に戻したのが今回の特徴です。何が変わったのかを、公表されている仕様から整理します。

ドライバーを1基だけにした「原点回帰」のモデル

Project M2を2つ並べたところ。透明な樹脂の内側にステンレス製チャンバーと配線が透けて見える

樹脂の内側にステンレス製の音響チャンバーを収めた二重構造(画像:final/DITA)

イヤホンの中で音を出す部品をドライバーと呼びます。ワイヤレスイヤホンでも複数のドライバーを組み合わせるモデルがありますが、Project M2はその逆を行く構成です。種類の違うドライバーを組み合わせる構成を「ハイブリッド」といい、前作の「Project M」はこの形でした。Project M2は、Projectシリーズとして初めてダイナミックドライバー1基だけの構成になっています。

同社は、複数のドライバーを使わずに音を作ることでDITA本来の音に立ち返ることを狙ったとしています。音のキーワードとして挙げているのは「一体感(コヒージョン)」で、低音から高音までが溶け合うような鳴り方を目指したと説明しています。

クリアなシェルのデザインは前作を引き継ぎ、カラーは新色のアイシーブルー1色です。

新開発ドライバー「PM1.8Ti」を搭載

Project M2に搭載される8.3mmダイナミックドライバー「PM1.8Ti」を分解した構造図。磁石や振動板などの部品が並ぶ

新開発ドライバー「PM1.8Ti」の構造(画像:final/DITA)

搭載するドライバーは新開発の「PM1.8Ti」です。直径8.3mmで、振動板はチタンにカーバイドコーティングを施したドーム構造。磁石はグレードN45のネオジム磁石を2基使うデュアルマグネット構成です。

同社によると、軽くて硬い振動板は歪みを抑える効果があり、磁石を2基にすることで振動板の動きをより細かく制御できるとしています。

ドライバーは、ステンレス製の音響チャンバーに収められています。金属の種類によって音の性格が変わるという考え方はDITAが以前から続けているもので、今回はステンレスを選んだと説明されています。

筐体は樹脂で埋めて剛性を高めた構造

一般的なアクリル樹脂のイヤホンは、外殻だけの中空構造です。Project M2では音響チャンバーの外側を樹脂で完全に埋めていて、同社はこれを剛性と見た目の両立を狙った「スロウポア製法」と呼んでいます。樹脂を流し込むときの気泡を抑えるのが難しく、素材の選定と生産技術の開発で透明度と強度を両立したとしています。表面にはUV防止コーティングも施されています。

ケーブルは交換式プラグ対応の「MOCCA」

Project M2の本体2つと、3.5mmプラグを付けた専用ケーブル「MOCCA」、交換用の4.4mmプラグ、Systainerケース

専用ケーブル「MOCCA」と交換式プラグ「Awesome Plug2」(画像:final/DITA)

付属ケーブルは、アメリカのCardas Audio製の導体を使った専用設計の「MOCCA」です。ケーブル1本あたり16本の導体をDITA独自の仕様で撚り合わせ、柔らかいPVCで被覆しています。イヤホン側の端子は2ピンで、長さは1.2mです。

プレーヤー側は交換式プラグ「Awesome Plug2」に対応します。3.5mmのシングルエンドと4.4mmのバランス接続を差し替えて使えるので、手持ちのプレーヤーやアンプに合わせて選べます。ケーブルのいらない完全ワイヤレスの新モデルとは、そもそも使い方の前提が違う製品です。4.4mmのプラグは付属品に含まれます。

収納ケースとイヤーピースも専用仕様

DITAのロゴが入った白いTanos社製Systainerケースと、イヤーピースを装着したProject M2の本体2つ

ドイツTanos社製のSystainerケースが付属する(画像:final/DITA)

収納ケースは、ドイツの工具メーカーTanos社が設計した「Systainer」のミニサイズです。重ねて連結できる設計で、工具箱としておなじみの形をイヤホンケースに転用しています。

イヤーピースはfinalの「TYPE E」の特別仕様です。音導管の部分と耳に触れる部分で硬さの違うシリコンを使い分けており、軸の部分は暗いところで光る蓄光タイプになっています。サイズはSSからLLまでの5種類が付属します。

主な仕様

製品名 DITA Project M2
ドライバー構成 シングルダイナミックドライバー(ステンレス製音響チャンバー内蔵)
ドライバー径 8.3mm
振動板 カーバイド・チタニウム
磁気回路 デュアルマグネット(ネオジム鉄ボロン Grade N45)
インピーダンス 37Ω
感度 111dB @ 1kHz
周波数特性 20〜20,000Hz
カラー アイシーブルー
ケーブル Cardas Audio製「MOCCA」(16芯)/長さ1.2m
端子 イヤホン側2ピン/プレーヤー側は交換式プラグ「Awesome Plug2」(3.5mm・4.4mmバランス)
付属品 交換用Awesome Plug2(4.4mm・5極)、Tanos社製Systainerケース、final製イヤーピースTYPE E(特別仕様・SS/S/M/L/LL)

価格と発売日

価格は59,800円(税込)です。予約は2026年9月18日(金)に始まっていて、発売は9月30日(水)です。取り扱いはDITA公式ストア(WEB)のほか、全国の家電量販店やイヤホン・ヘッドホン専門店などです。

公式サイトで詳細を見る

まとめ

Project M2は、ハイブリッド構成だった前作から、ダイナミックドライバー1基の構成に切り替えた有線イヤホンです。新開発の8.3mmドライバーをステンレス製チャンバーに収め、筐体は樹脂で埋めて剛性を上げています。

音の評価は実際に聴いてみないと分かりませんが、3.5mmと4.4mmを差し替えられるプラグや、5サイズのイヤーピースが付く構成は、手持ちの機器や耳に合わせて調整したい人に向いています。予約はすでに始まっているので、気になる人は発売日の9月30日を目安に検討してみてください。

Source: 株式会社final プレスリリースDITA Project M2 製品ページ
画像: final/DITA

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