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Appleは2026年11月3日、Apple Intelligenceを中心に作り直したiPhoneとiPadの「ヘルスケア」アプリが、日本語にも対応すると発表しました。9月に発表され、これまでは米国英語でしか試せなかった新しいヘルスケアアプリです。同じ日に配信が始まったiOS 27.3の開発者向けベータで使えるようになり、一般のユーザーには年内に無料のソフトウェアアップデートとして届きます。
毎日の状態をまとめる「インサイト」タブ、実年齢と比べた体の状態を示す「ヘルス年齢」を中心にした「ロンジェビティ」タブ、iPhoneのカメラとApple Watchで柔軟性や筋力を測る評価の3つが、日本語で使えるようになります。何がどの機器で使えるのかを、Appleの発表をもとにまとめます。
対応言語は日本語・韓国語・中国語など10言語に
新しいヘルスケアアプリは、9月にiOS 27.2のベータで米国英語だけで先行公開されていました。その後、iOS 27.2の正式版には入らず、日本語でいつ使えるかも案内されていませんでした。
今回、対応する言語として発表されたのは次の10言語です。
・日本語
・英語(グローバル)
・中国語(簡体字、繁体字)
・フランス語
・韓国語
・ノルウェー語
・ポルトガル語
・スペイン語
・トルコ語
・ベトナム語
Appleは、ほかの言語への対応もこれから広げていくとしています。
インサイトタブは1日の状態をまとめ、「For You」で過ごし方を提案
インサイトタブは、心臓、睡眠、準備度、フィットネス、バイタル、周期記録のデータを要約して、1日を通してそのときに合った情報を表示します。Appleが公開した画面では、睡眠スコアと準備度が上に並び、前の晩の睡眠の内訳と、その日の体の状態の説明が出ています。
準備度は、Apple Watch Series 12とApple Watch Ultra 4で測れるスコアです。準備度が何を見ている数字なのかは別の記事で解説しています。
インサイトタブの中には「For You」というおすすめのコーナーがあり、毎日の習慣に合わせた提案を出します。Appleが挙げた例は、何日か続けて夜中に目が覚めているときに、寝る前にリラックスする過ごし方の見直しを勧めるものです。ヘルスケアアプリの臨床の専門家が出てくる解説動画や記事も、データに合わせて表示されます。
ロンジェビティタブの中心は「ヘルス年齢」 Apple Watchが必要
新しく加わる「ロンジェビティ」タブでは、心臓の健康、睡眠、心の健康、体の動き、代謝の健康、聴覚、栄養の7つの分野について、長い期間の指標をまとめて見られます。
このタブの中心にあるのが「ヘルス年齢」です。Apple Watchで測った最大酸素摂取量(VO2 max)、安静時心拍数、睡眠、心拍変動などのデータをもとに、体の状態を実年齢と比べた数字で示します。Appleが公開した画面では、実年齢30歳に対してヘルス年齢26.1歳で、「マイナス3.9年」と表示されています。ヘルス年齢を使うにはApple Watchが必要です。
A1c(ヘモグロビンA1c)やLDLコレステロールなど、病院や健診で受けた検査の結果を取り込んで、長い目で見た健康状態をくわしく知ることもできます。
iPhoneのカメラとApple Watchで柔軟性・筋力・バランスを測る
特別な器具を使わずに、自宅で体の動きを評価する機能も加わります。iPhoneのカメラとApple Watchを使って、柔軟性、筋力、バランス、体の動き、最大酸素摂取量を測り、その場で音声と画面で結果を伝えます。
カメラの映像はiPhoneの中の画像認識のAIモデルで処理され、すべて端末の上で動きます。Appleは、映像が記録、保存、共有されることは一切ないとしています。臨床の専門家と一緒に開発した機能です。
最大酸素摂取量を推定するテストには、Apple Watch、AirPods Pro 3、またはほかのメーカーの心拍センサー付きの機器が必要です。
対象はApple Intelligence対応のiPhoneとiPad 一般向けは年内
新しいヘルスケアアプリが使えるのは、最新のソフトウェアを入れ、Apple Intelligenceをオンにしたモデルです。Appleの発表に書かれている条件をまとめます。
| 項目 | 条件 |
|---|---|
| 使える機器 | Apple Intelligenceに対応し、オンにしたiPhoneとiPad(一部の機能はiPhoneだけ) |
| ヘルス年齢 | Apple Watchが必要 |
| 最大酸素摂取量のテスト | Apple Watch、AirPods Pro 3、またはほかのメーカーの心拍センサー付き機器が必要 |
| 年齢 | 一部の機能は18歳以上のみ |
| 地域・言語 | 地域や言語によっては一部の機能が使えない場合がある |
| 提供時期 | iOS 27.3の開発者向けベータで11月3日から。一般向けは年内に無料アップデートで |
iOS 27.3のベータは開発者向けで、ふだん使いのiPhoneに入れるものではありません。Apple Watch側では、watchOS 27.3のベータ1も同じ日に配信されています。日々のデータを読み解く画面が日本語で使えるようになるので、正式版が届くまではApple Watchを着けて睡眠や心拍のデータを貯めておくと、すぐに中身のある表示が見られます。ヘルスケアアプリと準備度についての記事は、下にまとめています。
Source: Apple Newsroom「再設計されたヘルスケアアプリの対応言語を拡大」/画像:Apple
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