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Apple Watchに「日光下の時間」が自動記録されている——知られていない健康トラッキング機能の使い方

Apple Watchの使い方、基礎知識

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Apple Watchには、あまり知られていない健康トラッキング機能があります。それが「日光下の時間(Time in Daylight)」——特別な設定をしなくても、Apple Watchを着けているだけで日光を浴びた時間が自動的に記録されている機能です。

2023年のiOS 17アップデートで追加されたこの指標、すでに数年分のデータが蓄積されているかもしれません。じつはiPhoneのヘルスケアアプリ内には、Apple自身が「日光下の時間がとても重要な理由」と題した詳しい解説ページまで用意されています。この記事では、機能の仕組みと健康効果、確認方法、オフにする手順までまとめて解説します。

「日光下の時間」とはどんな機能?

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「日光下の時間」は、Apple Watchに内蔵された環境光センサーを使い、1日のうち日光の下でどれくらい過ごしたかを自動で推定する機能です。

Appleはこの機能について次のように説明しています。「日光下の時間は、日光の下で過ごした時間の推定値です。Apple Watchが覆われていない状態のとき、日光下の時間の推定値がヘルスケアで自動的に記録されます。」

専用アプリをインストールする必要も、トラッキングモードをオンにする手間もありません。watchOS 10以降のApple Watchを装着して外出するだけで、データは自動的に積み上がっていきます(無効化することも可能です)。

なお、データを正確に記録するには「モーションの調整と距離」がオンになっている必要があります。設定を確認したい場合は、Appleサポートの「ワークアウトとアクティビティの精度を高めるためにApple Watchを調整する」を参照してください。

日光を浴びることが「健康指標」になる理由

日光を浴びることは、身体的・精神的な健康に深く関わっています。セロトニンの分泌を促して気分を安定させたり、ビタミンDの生成を助けたりといった効果が知られており、屋外で過ごす時間そのものが健康習慣のひとつと言えます。

これまでのスマートウォッチの健康トラッキングは「何歩歩いたか」「何分運動したか」が中心でした。しかし「日光下の時間」は、運動とは切り離された形で健康的な行動を数値化できる点が新しい視点です。

海外メディアの9to5Macによると、筆者は先週もっとも日光浴時間が長かった日を振り返ったとき、週末の屋外活動よりも、MacBook Airを外に持ち出して数時間作業した平日のほうがスコアが高かったといいます。「運動時間だけでは評価されない健康的な選択を、自分自身で認めてあげられる指標になっている」というコメントが印象的です。

データは2023年6月まで遡って確認できます。Apple Watchをしばらく使っている方なら、すでに相当な量のデータが蓄積されているはずです。

ヘルスケアアプリ自身が解説する「日光下の時間」の重要性

iPhoneのヘルスケアアプリで「日光下の時間」を開くと、Apple自身による「日光下の時間がとても重要な理由」というロング記事を読むことができます。学校や仕事、季節、天候の都合で一日中屋内で過ごすことはよくありますが、日光を十分に浴びないと夜の入眠が難しくなったり、気分や活力に影響が出たりするとAppleは説明しています。

なかでも次の3つの観点は、「日光下の時間」が単なる遊び要素ではなく真面目な健康指標であることを物語っています。

眼の健康——近視予防と眼精疲労の軽減

一般的に、目は20歳になるまで成長し発達します。屋内で過ごす時間が長すぎると、近視や近眼のリスクが高くなります。子どもの場合、毎日屋外で80〜120分過ごすことで、近視になるリスクを下げられる可能性があるとされています。

屋外にいると遠くのものに目の焦点を合わせることができるため、コンピュータの画面やスケッチブックなど近くのものに目を近付けて作業することから生じる眼精疲労を軽減することができます。屋外で長く過ごす予定の場合は、紫外線から目を守るためにサングラスを着用するのが望ましい、ともAppleは注記しています。

ビタミンDの生成——骨・歯・免疫機能のサポート

日光は体内のビタミンDの生成を促進します。ビタミンDは必須栄養素のひとつで、体がカルシウムを吸収するのを助け、ビタミンDとカルシウムは相乗的に働いて骨や歯の保護・再形成を助けます。さらに免疫系や循環系でも重要な役割を果たすビタミンです。

ビタミンDは皮膚が日光を浴びることで体内に生成されますが、冬期や日照の少ない地域では、屋外で過ごすだけで必要な量を生成することが難しい場合もあります。卵の黄身や魚の脂などの食品にも含まれているため、食事と日光浴の両面から摂取を意識したい栄養素です。

気分と睡眠——セロトニンと概日リズム

屋外の日光の下で過ごすと、子どもでも成人でもストレスが減り、前向きな気分をもたらす効果があります。これは日光がセロトニンの生成に作用するためで、セロトニンは気分・消化・睡眠などの重要な心身の機能を支えるホルモンです。

朝に日光が眼に入ることで、起床してセロトニンを生成して活動する時間であることが体に伝えられます。日光を十分に浴びないと、身体の自然な睡眠と覚醒のサイクル(概日リズム)が阻害される——太陽の光を浴びると寝つきがよくなるのはおそらくこのためだとAppleは解説しています。育児中で寝不足が続いている方や、在宅ワークで屋内に閉じこもりがちな方ほど、意識して屋外時間を取りたいところです。

1日にどれくらい日光を浴びればいい?成人は20分、子どもは80〜120分

気になるのは「結局1日に何分くらい外にいればいいのか」という具体的な目安です。Appleはヘルスケアアプリのなかで、次のように示しています。

成人の場合、毎日屋外で20分ほど過ごすことで、上記のようなさまざまな健康上のよい効果が得られます。子どもの場合は、毎日屋外で80〜120分過ごすことで健全な眼の発育が促され、創造性や身体機能にもよい影響があると報告されています。

「20分」と聞くと意外に短く感じるかもしれません。通勤・買い物・保育園や学校への送り迎えなど、日々の動線のなかでクリアできる範囲です。Apple自身も「外出する理由を作ることで屋外で過ごすことを習慣化しやすくなる」として、パートナーやペットとの散歩、屋外で行う趣味、友達との野外活動などを挙げています。

ヘルスケアアプリで日光下の時間を確認する方法

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確認手順はとてもシンプルです。

まずiPhoneまたはiPadでヘルスケアアプリを開きます。画面下部の「検索」ボタンをタップしたあと、「その他のデータ」を選択してください。一覧の中に「日光下の時間」が表示されます。

または、検索フィールドに「daylight」と入力して直接探す方法もあります。「メンタルウェルビーイング」カテゴリからもアクセス可能です。

グラフ表示では日・週・月・年単位でデータを確認でき、天気や行動パターンとの変化を眺めるだけでも新しい気づきがあるかもしれません。なお詳細画面の下部には先ほど紹介した「日光下の時間がとても重要な理由」へのリンクも置かれているので、健康効果を読み返したいときにいつでもアクセスできます。

日光下の時間をオフにする方法

この機能をオフにしたい場合は、2通りの方法があります。

Apple Watchから操作する場合は、Apple Watchで設定アプリを開き、「プライバシーとセキュリティ」→「ヘルスケア」と進みます。「日光下の時間」をタップし、スイッチをオフにします。

iPhoneから操作する場合は、Apple WatchアプリでApple Watchを開き、「マイウォッチ」→「プライバシー」と進みます。「日光下の時間」をタップしてオフにします。

ファミリー共有で子どもの日光浴時間を確認することも可能

管理対象のApple Watchを使用しているファミリーメンバーの日光下の時間を監視する機能も備わっています。スクリーンタイムが気になる年代の子どもが屋外で過ごしているかどうかを、保護者がさりげなく把握する手段として活用できます。

子どもの推奨ラインは1日80〜120分と長めなので、習い事や登下校だけでは足りないケースも珍しくありません。ヘルスケアアプリで実測値を見ながら、休日の外遊びを意識的に増やしてみる、という使い方も現実的です。

まとめ:意識していなくても健康データは積み上がっている

「日光下の時間」は、Apple Watchが静かに続けてきた健康記録のひとつです。ウォーキングやランニングをしなくても、日光の下で過ごす時間そのものが健康習慣として可視化される——そんな新しい見方をApple Watchが提案しています。

ヘルスケアアプリのなかでApple自身が眼の健康・ビタミンD・気分と睡眠の3点から重要性を解説していること、そして「成人は1日20分、子どもは80〜120分」という具体的な目安まで提示されていることは、もっと知られていい事実です。

まだ確認したことがない方は、ぜひヘルスケアアプリで過去のデータを振り返ってみてください。思っていたより多く(あるいは少なく)屋外にいた時間が積み上がっているかもしれません。

Source: 9to5Mac / Apple サポート

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