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スマートウォッチが各種運動の消費カロリーを推定できるワケは? 効果的にカロリー消費できる運動も紹介!

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公開日: 最終更新日:

新型コロナウイルスの流行による在宅ワーク推進・外出自粛の影響もあり、運動不足になっている人は多いでしょう。

そして、健康維持やダイエットの目的で運動をするなら、「効率のいい運動をしたい」と思うのが人の常。

Apple Watchをはじめとしたスマートウォッチは、運動の消費カロリー等も計測してくれますが、効果的にカロリーを消費できる”コスパのいい運動”は一体何なのでしょうか。

そこで今回の記事では、スマートウォッチが計測する運動の効果について、米国公認ストレングス・コンディショニング・スペシャリスト(CSCS)で、スポーツや健康に関する幅広い知見を持つ角谷剛氏が解説します。

なぜスマートウォッチは運動の消費カロリーを推定できるのか

スマートウォッチで運動の消費カロリーを計測

私が使用しているFitbit Charge 3では、運動を始める前に、「走る(ランニング)」「歩く(ウォーキング)」「泳ぐ(スイミング)」「自転車を漕ぐ(サイクリング)」などの運動の種類を主体的に選択するか、あるいはデバイスが自動的に動きを検知して判断してくれる機能があります。

Apple Watchなど、ほかの多くのスマートウォッチにも同様の機能があります。

同じ時間の運動を行った場合も、「移動距離」や「消費カロリー量」などは運動の種類によって全く異なってくるので、それらの数値を計測するには、「今ユーザーが何の運動を行っているのか」を識別する必要があるからです。

もちろん、それだけではカロリー消費量を推定するには十分ではありません。

ランニングやサイクリングなど、ある種類の運動を一定時間だけ行ったと場合も、そのときの「運動強度」によって消費カロリー量は大きく異なります。

言うまでもありませんが、同じ時間だけ走るにしても、より速く走る方が消費カロリー量は増加するというわけです。

消費カロリーはその人の「体重」でも大きく変わる

体重計で体重測定するイメージさらにユーザーの体重もカロリー消費量を大きく左右します。

早く言えば、体重が重ければ重いほど、運動量ごとのカロリー消費量は大きくなります。

運動の種類ごとに消費カロリー効率を比較した文献はいくつかありますが、その多くは体重をいくつかのグループに分けています。

たとえば、ハーバード大学医学大学院が改訂を続けているレポート(*1)では、スポーツから家事に至るまで様々な身体的活動を30分行った場合に消費されるカロリーを体重別(56.6キロ、70.3キロ、83.9キロ)に分けて一覧にしています。

*1. Calories burned in 30 minutes for people of three different weights
https://www.health.harvard.edu/diet-and-weight-loss/calories-burned-in-30-minutes-of-leisure-and-routine-activities

スマートウォッチは運動した時間、移動のスピード、さらに心拍数をある程度正確に測定しますし、それとユーザーごとの体重や基礎代謝率などの身体データと掛け合わせることで、より「個人的」かつ「個別的」なカロリー消費量を把握することができるのです。

野球やテニスがスマートウォッチの運動項目に入りにくいワケは?

スポーツをする人とスマートウォッチモデルやバージョンによって異なりますが、スマートウォッチが一般的に選択できる(あるいは自動検知される)運動の種類は、いわゆる長時間の有酸素運動(走る、歩く、泳ぐ、自転車、ローイングなど)が中心です。

それに筋トレやダンスなどが加わることもあります。

テニスや野球など、いわゆる球技スポーツももちろんカロリーを消費するわけですが、あまりスマートウォッチの選択肢には含まれません。

こうしたスポーツは一定したペースで継続する有酸素運動とは異なり、実際に運動している時間や強度が不規則です。

そのため、フィットネス効果を測定するにはあまり適していないからだと思われます。

1試合で走る距離は野球が0.8km、サッカーが11.2km!

走る選手のシルエット

『Runner’s World』は英語圏では有名なランニング雑誌ですが、様々なスポーツの選手が1試合に走る距離に着目して、それらを比較した記事(*2)を掲載したことがあります。

*2. Distance Run Per Game in Various Sports
https://www.runnersworld.com/runners-stories/a20783609/distance-run-per-game-in-various-sports/

その記事によれば、1試合に選手が走る平均距離は、サッカー(約11.2キロ)、フィールド・ホッケー(約9キロ)、テニス(約5キロ)、バスケットボール(約3キロ)、アメフト(約2キロ)、野球(約0.8キロ)の順でした。

もちろん、同じスポーツでも選手それぞれのポジションやプレイスタイルによって、走る距離もスピードも大きく異なりますが、平均するとそのぐらいになるということです。

私自身、Fitbitをつけてテニスをしたことがありますが、2セットの試合で約5キロ、3セットのときは約8キロと走行距離が表示されました。

私の場合、約5キロをジョグすると約30分かかります。

テニスの所要時間はケースバイケースですが、2セットなら平均1時間というところです。

ということは、テニス1時間のカロリー消費量はジョグ30分と同等ということになるでしょうか。

テニスをする様子とFitbitの計測画面

あくまで主観的な感覚になりますが、汗の量とか疲労感からすると、当たらずも遠からずと言っていいかと思います。

野球、サッカー、ゴルフなど、他のどんなスポーツを行うときにもスマートウォッチを着用して、このようにフィットネス効果を比較して見るのも楽しいかもしれません。

●執筆者プロフィール 角谷剛(かくたに・ごう)
アメリカ・カリフォルニア在住。米国公認ストレングス・コンディショニング・スペシャリスト(CSCS)、CrossFit Level 1 公認トレーナーの資格を持つほか、現在はカリフォルニア州アーバイン市TVT高校でクロスカントリー走部監督を務める。年に数回、フルマラソンやウルトラマラソンを走る市民ランナーでもある。フルマラソンのベストタイムは3時間26分。公式Facebook は https://www.facebook.com/WriterKakutani

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