毎年秋ごろに新シリーズが発売されているApple Watch。
初代モデルの発売(2015年4月)から6年以上が経過しており、シリーズでいうとSeries 7まで発売されています。
本記事では、その歴代のシリーズと、現在手に入るシリーズを紹介しながら、購入時の注意点も開設します!
現在新品で入手可能なのはSeries7、3とSEのみ
Series 7までのApple Watchうち、Apple公式の販売で現在入手が可能なのは、最新のSeries 7と、旧シリーズのSeries 3、そして廉価版のSEのみ。
Series 3より新しい4、5、6はAppleは新品での販売は行っておりません。
ただ、一部の家電量販店や通販サイトでは4~6をセール価格で販売しているケースもあり。
また、中古市場では初代のApple Watchもまだ極たまに見かけます。
OSのサポートを考えると中古でもSeries 3以降がオススメ!
Apple Watchは旧シリーズでも性能が高く、中古で購入するのもオススメですが、一つ注意が必要なのは、古すぎるシリーズだとOSのサポートが早く終了してしまう可能性が高いこと。
たとえば2021年にリリースされたwatchOS 8については、利用するには「iOS 15以降を搭載したiPhone 6s以降」と「Apple WatchのSeries 3以降(SEも含む)」が必要になります。
Series 2以前のモデルはすでにサポートが終了しているわけで、今後も新しいOSで新機能がリリースされても使えない……という点は考慮に入れておきましょう。
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Apple Watchの歴代シリーズはこちら!
初代Apple Watch:2015年4月24日発売
Today we are proud. We can’t wait to see the apps that come out for Apple Watch. #AppleLivehttp://t.co/nSoounSxIS pic.twitter.com/ItgSwG18iv
— App Store (@AppStore) March 9, 2015
スティーブ・ジョブズ亡き後、ティム・クックがCEOに就任して初の新カテゴリー製品となったApple Watch。
四角いタッチスクリーンを搭載した第6世代iPod nano(2010年発売)を礎として制作されました。
スタンダードモデルのほか、「Apple Watch Hermès」、「Apple Watch Sport」、「Apple Watch Edition」というバージョンがあります。
なお「Apple Watch Edition」の200万円を超えるゴールドリンクブレスレットモデルは、世界的なラッパー・カニエ・ウェストも着用していました。
Kanye West also has a gold Link Bracelet Apple Watch, shows it off during NBA Playoffs http://t.co/HGDvQO8mCl pic.twitter.com/7zBlDnqzvt
— 9to5Mac.com (@9to5mac) May 11, 2015
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Apple Watch Series 1、Series 2:2016年9月16日発売
Apple Watch Series 2 Vs Apple Watch Series 1 2016 [Specs Comparison] https://t.co/HqbekOl9fQ pic.twitter.com/nAjFNvcQEI
— Redmond Pie (@RedmondPie) September 9, 2016
This is the Apple Watch Series 2 https://t.co/EFqAC24iqi pic.twitter.com/byR0A4iJPv
— Engadget (@engadget) September 25, 2016
Apple Watch Series 1は、Series 2の発売に併せて登場した第1世代のリファインモデル。ちょっと紛らわしいのですが、Apple watchの初代とは別物です。
なおwatchOS 3がインストールされているのと、デュアルコアプロセッサーに変更された点以外は、第1世代Apple Watch Sportの仕様とほとんど同じです。
Series 2はその後継モデルで、日本では2016年9月16日から発売されました。
同時期に発売されたiPhone 7同様、ソニーが開発し世界標準規格になった非接触型ICカードの技術方式FeliCaを搭載しており、SuicaやiD等の電子マネーが利用可能となっています。
耐水性能は、水深50メートルを備えており水泳の(海水も可)トレーニングも記録可能。 2017年9月にSeries 3の発売をもって販売が終了しています。
Apple Watch Series 3:2017年9月22日発売
現在もApple公式ストアで購入が可能な息の長いモデル。
2万円程度~手入るコストパフォーマンスが最大の魅力です。
価格の近いシリーズで、現在も販売されているSEとの違いは、「セルラーモデルはなく、GPSモデルしか選べないこと」「コンパス、転倒検出などの機能がないこと」「ディスプレイの表示領域が小さめなこと」「センサーなど内部の機構のスペックがやや劣ること」など。
……と、違いがある部分は意外と少なく、そのほかのApple Watchの基本機能はSeries 3でも存分に味わえます。
なので、安さにこだわるのであれば、SEよりこちらを選ぶのもアリです。
■搭載スペック
各機能の詳細や、どの機能を重視すべきかについては、下記の関連記事をご一読ください。
【関連記事】スマートウォッチの20の主要機能を徹底解説。自分に最適なモデルを探す商品選びの基準に!
Apple Watch Series 4:2018年9月21日発売
Apple Watch Series 3の後継モデルとして、日本では2018年9月21日から発売されました。
S4プロセッサは64ビットに対応して処理速度が約2倍に向上しました。
また学式心拍センサーが第2世代になり、電気式心拍センサーが加えられ心電図アプリによる計測が可能に(発売当時は日本では使用できませんでしたが、現在は使用可能)。また転倒検出なども追加されました。
また、Series 3以前と異なり裏蓋は全面セラミックとサファイアクリスタルに変更されています。
■搭載スペック
Apple Watch Series 5:2019年9月20日発売
スリープすることのない常時表示Retinaディスプレイを搭載した点が、Series 4からの最大の進化。
画面が常時表示か否かは、使い勝手を左右する大きなポイントなので、中古でApple Watchを探している人も常時点灯がいいならSeries 5以降のモデルがオススメです。
チップセットには最新の64ビットデュアルコアのS5を搭載。処理速度はSeries 4と同等です。
またコンパス機能が搭載され、Apple Watchが向いている方角が表示できるようになりました。
■主な搭載スペック
Apple Watch Series 6:2020年9月18日発売
日本では2020年9月18日に発売されました。
新たに血中酸素濃度センサーと、常時計測可能な新しい高度計を搭載。また常時表示ディスプレイの明るさが2.5倍明るくなりました。
チップセットには最新の64ビットデュアルコアのS6を搭載。iPhone 11シリーズに搭載されたA13をベースとしており、S5プロセッサと比べて最大20%高速化しています。
Series 5からの進化ポイントは、上記のように微細なものが多いので、中古の購入で5か6で迷っている方には「どっちでも大して変わらないですよ」とお伝えしておきます。
■主な搭載スペック
Apple Watch SE:2020年9月18日発売
必要な機能を絞ったハイコストパフォーマンスモデル
「Series6」と同時に発売された廉価版モデル。Apple watchとしては初めてナンバリングされていないシリーズです。
この”SE”はStandard Edition、つまり基本性能のみにすることで価格を抑えたデバイスになります。
「Series6」以降にある血中酸素濃度の計測機能や、常時表示ディスプレイ機能はないものの、一部最新仕様を搭載するなど、とにかくコストパフォーマンスに優れています。
ディスプレイ解像度やケースの形状は「6」と同等で、非常にクリアかつスタイリッシュ。
また、耳の健康を守る「騒音のモニタリング」機能など、比較的新しい機能もしっかり搭載しています。
ケースは軽量でワークアウトに最適なアルミニウムのみをライナップしますが、セルラーモデルとGPSモデルの両方を揃えます。
最新かついちばん高機能なモデルにこだわりがなく、「とりあえずApple Watchを着けてみたい」という人には非常にオススメなモデルです。
■搭載スペック
Apple Watch Series 7:2021年10月15日発売
2021年10月に発売の最新のApple WatchがSeries7です。
下に記載した搭載スペックの通り、Suica決済からスマホの通知受取、歩数や運動、消費カロリーの追跡、睡眠の追跡まで、スマートウォッチにできることは何から何までできます。
動作のスムーズ感も抜群で、近未来的でカッコいいルックスも含めて、やはりNO.1のスマートウォッチといえる存在感があります。
前作のSeries6からは「画面が大きくなって操作性向上」「画面が明るくなり、強度も向上」「充電速度が向上」「アルミケースに新色が登場」といった点が進化ポイントです。
この進化ポイントも「決定的な違い」といえるものは少なく、Series 5からSeries 7まではマイナーな進化が続いているのが現状です。
【関連記事】Apple Watch Series7の進化ポイントまとめ。画面の大型化、ケースに新色登場!
■主な搭載スペック
これからアップルウォッチを検討・購入する方は以下の記事も参考に!
Apple Watch Series7の色選びで迷った方へ!定番のブラック系、シルバー系から新色、素材ごとの色の違いまで徹底解説!
https://www.smartwatchlife.jp/4422/
Apple Watchにできること20選。LINEの通知受取、Suica決済、歩数や睡眠の記録……。生活が便利になり、健康意識も高まる!
https://www.smartwatchlife.jp/25891/
Apple Watchを買って後悔する人のパターン10選。当てはまる人は要注意!?
https://www.smartwatchlife.jp/26581/