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キーボードを長時間使っていると、手首への負担が気になってきます。そんなときに役立つのがリストレスト(パームレスト)です。
ひと口にリストレストといっても、大きく分けると「木製タイプ」と「クッション性タイプ」の2種類があります。どちらも手首を支えるという目的は同じですが、素材が違うと使い心地は大きく変わります。
この記事では、特定の製品をおすすめするというよりも、「木製」と「クッション性」という素材ごとの違いに注目して、両タイプを実際に使った経験をもとに比較します。それぞれの長所・短所を知ったうえで、自分の使い方に合うのはどちらかを選ぶ参考にしてください。
リストレストはなぜ必要なのか

デスクとキーボードの間には、わずかな高さの差があります。この差を埋めずに長時間タイピングを続けると、手首が不自然な角度に曲がったままになり、疲労や腱鞘炎の原因になります。リストレストはこの段差を補い、手首をフラットに近い状態で支えることで、負担を軽くしてくれるアイテムです。
デスクワークやテレワークが当たり前になった今、リストレストは「あると便利なついで買い」から、健康維持のための「必需品」に変わりつつあります。
リストレストは大きく分けて2タイプ

リストレストは素材によって、次の2タイプに分けられます。
・木製タイプ:天然木を使った硬めのリストレスト。高級感があり、インテリア性が高い
・クッション性タイプ:PUレザーやウレタンなどを使った、やわらかく弾力のあるリストレスト
同じ「手首を支える」道具でも、素材が違うと得意なシーンが変わります。以下で、それぞれの特徴を見ていきましょう。
木製リストレストの特徴とメリット・デメリット

木製リストレストは、天然木を削り出してつくられた硬めのタイプです。表面をオイルなどで仕上げた製品が多く、しっとりとした木の質感と、デスクに置くだけで雰囲気が上がる見た目が魅力です。
なお、今回の比較で実際に使って検証したのは、キーボードブランドとして人気が高く信頼できるFILCO(ダイヤテック)の木製リストレストです。木製リストレストとして3,000円以上で販売されていた定番モデルで、以下で紹介する使用感もこのFILCO製を基準にしています。
木製タイプの良いところ
まず目を引くのが、高級感のある見た目です。天然木の木目が美しく、プラスチックやクッション素材のリストレストとは一線を画す存在感があります。デスク周りの雰囲気にこだわりたい人には大きな魅力です。
触り心地も独特で、オイル仕上げの製品ならしっとりとした木の質感が心地よく感じられます。適度な硬さがあるため手のひらが沈み込まず、タイピング中のポジションが安定しやすいのもポイントです。使い込むほどに艶が出て、愛着が育つのも木製ならではです。
木製タイプの気になるところ
最大の弱点はクッション性がほとんどないことです。タイピング中に軽く触れる程度なら問題ありませんが、手首を置いたままじっとしていると硬さが気になってきます。長時間ずっと手首を乗せておきたい人には、少し負担に感じるかもしれません。
また、木材ゆえに湿気や汚れに注意が必要で、水拭き程度はできても過度な水分は避けたほうが安心です。価格もクッション性タイプより高めで、3,000円前後が目安になります。
なお、木製リストレストはさまざまなブランドから販売されており、人気モデルは品切れや終売になっていることもあります。特定の型番にこだわらなくても、Amazonや楽天では同じような天然木のリストレストが同価格帯で複数見つかりますので、下のボタンから好みのサイズ・木目のモデルを探してみてください。
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クッション性リストレストの特徴とメリット・デメリット

クッション性リストレストは、表面にPUレザーなど、内部にウレタンフォームなどを使った、やわらかく弾力のあるタイプです。ここでは入手しやすい代表的な製品として、サンワダイレクトの「リストレスト 200-TOK023BK」を例に特徴を紹介します。15°の傾斜が付いており、サイズもS・M・Lから選べる定番モデルです。
クッション性タイプの良いところ
最大の強みはクッション性の高さです。手首を乗せ続けても痛くなりにくく、長時間の作業でも疲れにくいのが魅力です。固すぎず柔らかすぎない弾力で、手首にかかる圧力を均等に分散してくれる感覚があります。
傾斜が付いた製品なら、キーボードとの段差を自然に埋めてくれます。手首を無理のない角度に保ちやすく、肩こりや腱鞘炎の予防という観点では木製タイプより優れている場合があります。価格も手頃な製品が多く、1,000〜2,000円台から気軽に試せるのも嬉しいところです。
耐久性についても、同種のクッション性リストレストを1年以上使い続けてすり減りや劣化は見られませんでした。「クッション素材はすぐヘタるのでは」という心配は杞憂に終わっています。
クッション性タイプの気になるところ
正直なところ、見た目は実用重視であっさりしている製品が多めです。高級感を求める人には物足りなく感じられ、デスクのセットアップにこだわる人にはインテリアとして少し浮いて見えるかもしれません。
また、長期的にはPUレザーの表面のひび割れや剥がれが起こる可能性があります。1年程度では問題なくても、数年単位での耐久性は木製に比べると不安が残ります。
クッション性タイプ(サンワダイレクト 200-TOK023)を見る
木製 vs クッション性:比較表
| 木製タイプ | クッション性タイプ | |
|---|---|---|
| 素材 | 天然木 | PUレザー+ウレタンなど |
| クッション性 | なし(硬め) | あり(適度な弾力) |
| 傾斜 | わずか〜なし | 傾斜付きの製品が多い |
| 高級感・見た目 | ◎ 天然木でおしゃれ | △ 実用的だが地味め |
| 長時間の手首乗せ | △ 硬さが気になる | ◎ 快適 |
| 耐久性 | ◎ 木材ゆえに長持ち | ○ 1年以上で劣化なし(長期は未知数) |
| 価格の目安 | 3,000円前後 | 1,000〜2,000円台〜 |
| サイズ展開 | S・M・Lなど | S・M・Lなど |
木製リストレストがおすすめな人

木製タイプが向いているのは、デスク環境の見た目・雰囲気にこだわりがある人です。天然木の質感はインテリアとして映え、部屋全体の雰囲気を高めてくれます。
また、タイピング中は手首を乗せきらず、打鍵のときだけ軽く触れる「浮かせて打つ」スタイルの人にも向いています。クッション性がなくても、一時的なサポートとして使う分には問題ありません。
さらに、長く使えるものに投資したいこだわり派・ガジェット好きの人にもおすすめです。使い込むほど味が出る木製品は、道具への愛着を育てるのにぴったりな素材です。
クッション性リストレストがおすすめな人

クッション性タイプが向いているのは、手首を置きっぱなしにして長時間作業する人です。文章を書いたり資料を読んだりしながら、ずっと手首をリストレストに乗せるスタイルには、クッションのやわらかさがとても重要になります。
また、コストを抑えたい人や、リストレストを初めて試す人にも最適です。1,000円台から購入できる製品もあり、「まず試してみたい」という場合のハードルが低いのが魅力です。
肩こりや腱鞘炎に悩んでいる人、予防したい人にとっても、傾斜付きのクッション性タイプのほうが機能面では扱いやすいといえます。
まとめ:素材で選ぶのが正解
木製リストレストとクッション性リストレストは、どちらが優れているというものではなく、使い方や優先したいポイントによって正解が変わります。
デスクをおしゃれに整えたい、道具にこだわりたいという人なら木製タイプの満足度が高いはずです。一方で、長時間手首を乗せて作業することが多い人や、コスパを重視する人にはクッション性タイプのほうが日常使いに向いています。
迷っているなら、まずは手頃なクッション性タイプで「リストレストがある作業環境」を体験してみるのがおすすめです。その上で木製への買い替えを検討するのも、賢い選び方といえます。
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