ソニー『REON POCKET』本体ボタン操作だけで温度設定可能に|ソフトウェアアップデート Ver. 2.3.0 配信開始、米国で『PRO Plus』販売開始&対応地域21に拡大

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REON POCKET本体のボタンで温度の好みを設定する様子(ソフトウェアアップデート Ver. 2.3.0)

ソニーサーモテクノロジーは2026年6月19日、ウェアラブルサーモデバイス「REON POCKET」シリーズのソフトウェアアップデート(専用アプリ Ver. 2.3.0)を実施したと発表しました。今回のアップデートで、本体ボタンの操作だけでSMART COOL/WARMモードおよびSMART COOL⇔WARMモードの「温度の好み」が設定できるようになり、スマートフォンを取り出せない移動中・作業中でも、最大2℃低減を実現したSMART COOLモードを手軽に呼び出せるようになります。

同時に、米国で新たに『REON POCKET PRO Plus』(型番 RNPK-P1PT)の販売を開始し、REON POCKETシリーズの展開地域は21の国と地域に拡大しました。

REON POCKET本体のボタンで温度の好みを設定する様子(ソフトウェアアップデート Ver. 2.3.0)

アップデート概要:対象モデルとバージョン

今回のソフトウェアアップデートは、専用アプリ「REON POCKET」の Ver. 2.3.0 として配信されます。対象となる本体モデルは以下の3機種です。

REON POCKET PRO Plus(型番 RNPK-P1)
REON POCKET PRO Plus(型番 RNPK-P1P)
REON POCKET 6(型番 RNPK-6)

アップデートの詳細は、ソニーサーモテクノロジーの公式サポートページ(reonpocket.sony.co.jp/support/)で案内されています。

本体ボタンだけで「温度の好み」が設定可能に

これまでSMART COOL/WARMモードや SMART COOL⇔WARMモードの「温度の好み」設定は、専用スマートフォンアプリを開いて操作する必要がありました。今回のアップデートで、REON POCKET本体のボタンを操作するだけで、これらの「温度の好み」を切り替えできるようになります。本機の最新モデルである『REON POCKET 6』の小型DUALサーモモジュールで冷温部温度を従来比最大2℃低減した経緯と合わせて読むと、今回のソフト面アップデートの位置づけがより立体的に見えてきます。

通勤・通学中、屋外作業中、会議の合間など、スマートフォンを取り出してアプリを開くのが煩わしい場面でも、本体ボタンを押すだけでスマートに温度の好みを変更できるのは実用面で大きな変化です。

SMART COOLモード:最大2℃低減で「強冷」を再定義

SMART COOL/WARMモード、ならびにSMART COOL⇔WARMモードは、本体周辺の温度や歩行・静止などのユーザー行動と「温度の好み」を組み合わせて、冷却/温熱レベルを自動調整するモードです。SMART COOL⇔WARMモードは、別売の「REON POCKET TAG」と連携することで、温度・湿度情報を加味した自動切り替えが可能になります。

ソニー発表のスペック値では、SMART COOLモード/SMART COOL⇔WARMモードで「強冷」を設定し、室温35℃・安静状態で10分経過した時点で測定した最低冷温部温度は、従来モデルと比較して最大2℃低減するとされています(※比較条件は、RNP-P1の Ver. 2.2.0 以降と、従来モデル RNP-P1 の Ver. 2.1.1 以前との比較、ならびに RNP-6 と従来モデル RNP-5 の比較)。

REON POCKET の SMART COOL/SMART WARM/SMART COOL⇔WARM モードのセンシングイメージ

米国で『REON POCKET PRO Plus』販売開始、展開21の国と地域に

ソニーサーモテクノロジーは今回のアップデートに合わせて、米国でも『REON POCKET PRO Plus』(型番 RNPK-P1PT)の販売を開始しました。これにより、REON POCKETシリーズの展開地域は21の国と地域へ拡大します。

特に欧州市場では、2026年5月に各国が熱波の影響で記録的な暑さとなり、『REON POCKET PRO Plus』の売れ行きは前年同時期の約3倍に達したとされています。猛暑が常態化する地域での個人向け冷却デバイス需要は、これからの夏季を読む上で重要なテーマになりそうです。ハードウェア側の実力はソニーの“着るクーラー”最新作『REON POCKET PRO Plus』はこの夏注目のウェアラブル冷却デバイスで詳しく紹介しています。

猛暑×電力需給と「エネルギーマネジメント」の文脈

発表の背景として、ソニーサーモは国内の気象データと電力需給の見通しに触れています。気象庁の発表によれば、2025年の東京の年間猛暑日日数は29日と過去最多を更新。さらに2026年4月には、最高気温が40℃以上の日の名称として「酷暑日」が新たに定められました。

電力面では、2027年4月からエアコンの新省エネ基準が引き上げられる一方、目前の2026年夏については東京エリアのみ他エリアと比べて電力予備率が低くなる見通しです。空調温度を1℃上げると熱源で消費されるエネルギーは約10%削減できると一般的に言われており、REON POCKETのような個人向け冷却デバイスで「個人ごとに最適化された涼しさ」を確保することで、空調設定温度の引き上げを後押しする狙いがあります。

温度のパーソナライズ化=エネルギーマネジメントへの貢献」というメッセージは、空調×ウェアラブル×電力需給を結ぶ重要なキーワードになりそうです。同様の方向の選択肢を一望したい方はウェアラブル冷却ガジェットまとめ|着るクーラー・ネッククーラー・日傘ファンで夏を乗り切るもあわせてご覧ください。

まとめ

今回のソフトウェアアップデート(Ver. 2.3.0)は、本体ボタン操作で「温度の好み」を設定できるという「使いやすさのアップデート」が中心です。最大2℃低減のSMART COOLモード自体は2026年5月の RNP-6/PRO Plus 発表時に発表済みでしたが、アプリを開かずに最大冷却の設定にアクセスできるようになったことで、実利用シーンでの満足度が一段上がる印象です。

また、米国市場での『PRO Plus』販売開始は、ソニーサーモの「猛暑グローバル戦略」の本格化を示すサインといえます。2026年の夏は、酷暑日・電力需給・個人向け冷却の三題噺の年になりそうです。

Source: ソニーサーモテクノロジー株式会社 プレスリリース(PR TIMES)

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