AIロボットドッグ「Sirius」が日本上陸|8月28日11時からMakuakeで先行販売、約1kg・14軸で199,980円から

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HENGBOTが開発した次世代AIロボットドッグ「Sirius」の製品イメージ。四足歩行のコンパクトなロボットドッグ

四足歩行のロボットというと、これまでは研究機関や企業のデモで見かける大型のものが中心でした。それが最近になって、机の上に置けるサイズで、しかも話しかけると反応してくれるタイプが増えてきています。

YMTREND株式会社は、HENGBOTが開発したAIロボットドッグ「Sirius(シリウス)」の日本向けプロジェクトを、2026年8月28日(金)11時から応援購入サービス「Makuake」で開始しました。声・顔・タッチを認識し、犬のような動きと表情、音声を組み合わせて応えるロボットパートナーという位置づけです。価格は税込199,980円から、発送は2026年12月頃を予定しています。

本体は約1kg。犬型ロボットとしてはかなり小さい部類で、リビングだけでなくデスクの上でも動かせるサイズにまとまっています。ここでは、何ができる製品なのかを順番に見ていきます。

HENGBOTのフラッグシップが日本のMakuakeに登場

Siriusを開発したHENGBOTは、AIと精密なエンジニアリング、動物らしい動きを組み合わせたロボットパートナーづくりを掲げるメーカーです。Siriusはその主力モデルにあたり、今回のプロジェクトで日本向けの展開が始まります。

日本での窓口となるYMTREND株式会社は、これまでもPCスタンドや小型掃除機などの海外ガジェットをMakuakeで扱ってきた企業です。Makuake自体もガジェット・家電分野の応援購入金額を大きく伸ばしていることを公表しており、こうした高単価な製品が並ぶ土壌ができつつあります。

犬らしい動きを狙った、14軸の骨格構造

歩く・走る・跳ねるなど犬らしいモーションを見せるAIロボットドッグ Sirius の動作イメージ

Siriusは、歩く、走る、跳ねる、振り向く、しっぽを振る、前足を差し出すといった動作を備えています。関節の自由度は頭部が2軸、脚部が各脚3軸で合計14軸。脚の関節と姿勢を最適化した骨格構造を採用することで、機械らしいぎこちない動きを抑える設計になっているとしています。

移動速度は最高で約0.5m/s。開発者モードではさらに速く動かすことも可能です。約1kgという軽さもあって、素早い方向転換や小走りのような動きにも対応します。ロボット犬を実際に見る機会は、これまで大型の展示会くらいしかありませんでしたが、それが家庭に入ってくるサイズになったということです。

声の方向を聞き分け、顔を見分ける

800万画素カメラで人の顔を認識し、相手に合わせて反応するAIロボットドッグ Sirius

Siriusには、マイク、カメラ、ToFセンサー、タッチセンサーが搭載されています。頭部のデュアルマイクは音を拾うだけでなく、どの方向から話しかけられたかを判別し、話しかけた人のほうを向くように動きます。犬に声をかけたときの反応に近い挙動を狙った部分です。

カメラは800万画素で、最大1080pに対応。AI処理と組み合わせて人の顔や周囲の状況を認識し、いつもの相手と初対面の相手で反応を変えるとしています。さらにクラウドAIと連携することで、「こっちに来て」「一緒に遊ぼう」「ダンスして」といった声かけの意図を解釈し、動き・音声・表情を組み合わせて返します。日本語に対応します。

なでると、しぐさで返してくる

頭をなでると動きや表情でリアクションを返すAIロボットドッグ Sirius と、その様子を見る女性

タッチセンサーも備えており、頭をなでたり軽く触れたりすると、動きや表情でリアクションを返します。声で呼びかける、目を合わせる、手で触れるという3つの入力すべてに反応が返ってくる点が、単に動くだけのロボットとの違いになります。

アプリとコントローラーで、ゲームのように操作する

スマートフォンアプリからAIロボットドッグ Sirius を一人称視点で操作している様子

スマートフォンアプリからの操作にも対応します。特徴的なのは、Siriusのカメラ映像を通して、Siriusの視点で周囲を見ながら操作できること。移動方向を指示したり、登録されたアクションを呼び出したりと、ラジコンというよりはゲームを操作する感覚に近い作りです。

オプションの専用コントローラーを使えば、左スティックで速度や方向を細かく調整でき、より滑らかに動かせます。

音楽に合わせて踊る

音楽のBPMを認識してリズムに合わせて踊るAIロボットドッグ Sirius

音楽のBPM(テンポ)を認識して、リズムに合わせて踊る機能も入っています。デスクの上で動かせばそのまま小さなステージのようになる、という見せ方の機能です。

表情、音声、ライトの光り方、性格設定までカスタマイズできるため、同じSiriusでも設定次第で印象がかなり変わります。背面にはフルカラーのRGBライトバー、耳にはデュアルRGB LED、しっぽには電源インジケーターのLEDが入っており、光り方でも個性を出せる作りです。

言葉で新しい動きを教えられる

Siriusには、あらかじめ多数のアクションがプリセットされており、開封してすぐに歩く・振り向く・ポーズを取るといった動きを試せます。加えて、「この合図をしたら、こう反応してほしい」といった内容を自然な言葉で入力することで、新しいふるまいを追加していくことができます。プログラミングの知識がなくても扱える点が特徴です。

今後も新しいアニメーションやモーションコンテンツを追加する予定とされているほか、ユーザーコミュニティでは、他のユーザーが作った音声、ライトエフェクト、アクション、キャラクター設定、性格データをダウンロードして使うこともできます。

ROS 2とAPIに対応する開発者向けのEDU版

AIロボットドッグ Sirius の公式APIと開発ドキュメント。ROS 2やC/C++/Pythonに対応する

より踏み込んだ開発をしたい人向けには、EDU版が用意されています。公式APIと開発ドキュメントが提供され、ROS 2を搭載。C/C++/Pythonにも対応するため、ロボット開発やAIとの対話の研究、教育用途、クリエイティブ制作のプラットフォームとしても使えます。

本体の頭部背面にはUSB Type-Cが2ポートあり、1つは開発・デバッグ用、もう1つは外部機器の拡張用として割り当てられています。遊ぶだけで終わらせず、手を動かして拡張していきたい人にはこちらが向いています。

主な仕様

AIロボットドッグ Sirius のプロセッサー・自由度・カメラ・センサー・バッテリーなどをまとめた仕様一覧表

項目 仕様
製品名 Sirius
カラー ブラック
プロセッサー 4×ARM Cortex-A53@1.2〜1.5GHz
自由度 頭部2軸/脚部 各脚3軸(合計14軸)
ディスプレイ 1.8インチ 高コントラストLCD
サウンド 密閉型スピーカー 8Ω 2W/デュアルマイク・ステレオマイク
カメラ 800万画素、最大1080pに対応
センサー ドットマトリクス式ToF距離センサー、6軸IMU姿勢センサー、高精度磁気エンコーダー、温度センサー
ライト 背面フルカラーRGBライトバー/耳部デュアルRGB LED/尻尾 電源インジケーターLED
インターフェース USB Type-C 2ポート(開発・デバッグ用/外部機器拡張用、いずれも頭部背面)
通信 Wi-Fi 2.4/5GHz、Bluetooth 4.2
外形寸法 約270×150×250mm(尻尾を含む全長 約290mm)
重量 約1,000g
バッテリー 2,250mAh/動作時間 約40〜60分、待機時間 約100〜120分(BMS内蔵)
充電 PD 30W、充電時間 約50〜60分

動作時間は約40〜60分で、充電に約50〜60分かかります。ずっと動かし続ける使い方ではなく、遊びたいときに出してきて、終わったら充電しておくという運用になります。

価格とプロジェクトの概要

Makuakeでのプロジェクト期間は2026年8月28日から10月31日まで。販売価格は税込199,980円からで、発送時期は2026年12月頃を予定しています。各リターンの内容や価格は、プロジェクトページで確認できます。

20万円前後という価格は、家庭向けのガジェットとしてはかなり思い切った水準です。ふれあいを楽しむだけの用途で見るか、ROS 2やAPIを使った開発機材として見るかで、受け止め方は大きく変わりそうです。

Makuakeでプロジェクトを見る

まとめ

Siriusは、声・顔・タッチという3つの入力に反応し、動きと音と光で応えるロボットドッグです。プリセットのアクションで手軽に遊べる一方、言葉で新しい動きを教えたり、APIで拡張したりする余地も残されています。

気になるのは動作時間の約40〜60分と、税込199,980円からという価格です。ただ、四足歩行ロボットがこのサイズと重さで家庭に入ってくること自体が、これまでとは違う段階に入ったことを示しています。Makuakeには海外発のガジェットが日本初上陸するケースが増えており、実機を触れる機会があるかどうかも含めて、続報を追いたいところです。

Source: YMTREND株式会社 プレスリリース(画像:HENGBOT)

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