macOS 27.2にタッチ操作のコード タッチ対応MacBookの準備か|写真・メモ・Safariにジェスチャー 発売は10月か11月【海外リーク】

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閉じたMacBookのイメージ画像。Apple Watchは写っていない。

2026年10月5日(米国時間)、Appleは開発者向けにmacOS 27.2のベータ3を公開しました。米メディアのMacRumorsによると、このベータには、写真やメモ、Safariなどで画面に触れる操作を見分けるためのコードが加わっています。タッチスクリーンを積んだ初めてのMacBook Proに向けた準備かもしれないと、MacRumorsと9to5Macが伝えています。

新しいMacBook Proで噂されている有機EL、タッチスクリーン、ノッチの廃止の3つは、9月29日の記事で紹介しました。この記事では、macOS 27.2のコードから何が見つかったのかと、それがタッチ対応のMacにつながると言えるのかを、2つのメディアの見方を並べて整理します。Appleは何も発表しておらず、ここで紹介する内容はすべて報道ベースの情報です。

写真・メモ・Safari・Quick Lookにタッチ用のジェスチャー認識が加わった

見つけたのは、MacRumorsに寄稿しているAaron Perris氏です。MacRumorsによると、macOS 27.2のベータ3では、Apple純正のいくつかのアプリに、指の動きを見分ける「ジェスチャー認識」の仕組みが加わりました。コードに書かれていた名前は次のとおりです。

アプリ コードに書かれていた名前 名前に含まれる英単語
写真 PXGTouchDwellGestureRecognizer Touch(触れる)、Dwell(とどまる)
メモ ICTouchPressGestureRecognizer Touch(触れる)、Press(押す)
Safari touch sentinel recognizer touch(触れる)、sentinel(見張り)
Quick Look dragTouch drag(引きずる)、Touch(触れる)

4つとも名前に「Touch」が入っていて、マウスやトラックパッドではなく、画面に指で触れる操作を前提にしたものと読めます。9to5Macは写真、メモ、Safariの3つを挙げ、MacRumorsはそこにQuick Look(ファイルを開かずに中身を確かめる機能)を加えています。コードに名前があるというだけで、実際にどう動くのかは分かっていません。

OSのコードから未発表の製品の手がかりが見つかることは、これまでにも何度もありました。8月にはmacOS 26.7のコードから、カメラ付きのAirPodsや折りたたみのiPhoneの記述が見つかっています。

Dockのアイコンを長押しすると新しいアニメーションが出る

9to5Macによると、ベータ3ではDockのアイコンを長押ししたときのアニメーションも新しくなりました。9to5Macは、X(旧Twitter)のユーザーが投稿した動画を引用して紹介しています。

いまのMacでも、Dockのアイコンをクリックしたまま押し続けるとメニューが出ます。9to5Macはこの変更を、タッチスクリーンのMacBook Proに向けたヒントの可能性があるとしています。指で長押しする操作は、iPhoneやiPadではおなじみのものです。MacRumorsの記事は、Dockの変更には触れていません。

MacRumorsはiPadを画面にするSidecar向けの可能性も挙げている

MacRumorsは、見つかったコードがタッチ対応のMacBookのためのものかもしれないとしながら、Sidecar向けの可能性もあると書いています。Sidecarは、iPadをMacの2台目の画面として使う機能です。

9月に出たmacOS 27(Golden Gate)では、Sidecarで画面に触れる操作が全面的に使えるようになりました。MacRumorsは、AppleがこのSidecarの機能を広げているだけかもしれず、新しいMacが出るはっきりした証拠とは言えないとしています。

macOS 27では、Safari、メール、カレンダーで、画面を下に引っ張って内容を更新する操作にも対応しました。9to5Macは、Sidecarのタッチ対応とあわせて、タッチスクリーンに向けてAppleが少しずつ進めてきた変更だと紹介しています。Sidecarのタッチ対応と引っ張って更新する操作は、8月の記事でも取り上げています。

項目 9to5Mac MacRumors
見つかったコード 写真、メモ、Safari 写真、メモ、Safari、Quick Look
Dock 長押しの新しいアニメーション 記載なし
コードの見方 タッチ対応のMacBook Proに向けた準備 タッチ対応のMacBookのためかもしれないが、Sidecar向けの可能性もある
発売時期 早ければ今月、Bloombergは11月にずれる可能性も伝える 早ければ2026年後半

触れたボタンの周りにタッチ向けの選択肢が出るとBloombergは報じていた

タッチに合わせたmacOSの作り込みについては、BloombergのMark Gurman氏が2月に詳しく伝えていました。9to5Macによると、ボタンや操作部に触れると、その周りにタッチ操作に合った選択肢が出ます。画面上部のメニューバーに触れると、指で選びやすいように操作部が大きく表示されます。

Gurman氏は、マウスやトラックパッドで使うときと、指で触れるときとで、画面の作りが切り替わるとしています。タッチはこれまでの操作を置き換えるものではなく、場面に応じて使い分ける形になりそうです。

新しいMacBook Proは「かなり軽く」なるとBloombergが報道

10月4日には、Gurman氏がニュースレター「Power On」で、有機ELを積んだ新しいMacBook Proは今のモデルより「かなり軽く」なると書きました。MacRumorsと9to5Macによると、Appleは本体の中を設計し直し、部品を小さくして配置を変えることで、持ち運びやすくしたといいます。どれくらい軽くなるのかは書かれていません。

比べる相手になる今のMacBook Proの重さは、Appleの日本のサイトによると次のとおりです。

現行モデル M5 M5 Pro M5 Max
14インチ 1.55kg 1.60kg 1.62kg
16インチ なし 2.14kg 2.15kg

9to5Macは、16インチの現行モデルと15インチのMacBook Airの重さの差を挙げて、意味のある軽量化ならすぐに体感できるだろうと書いています。新しいモデルは、タッチスクリーンを備えた初めてのMacBookで、タンデム構造の有機ELを使う初めてのMacBookにもなると報じられています。

チップは2月にM6と報じられ6月の報道でM5 ProとM5 Maxに

どのチップを積むかについては、報道が途中で変わっています。9to5Macが今回の記事でリンクしている2月のBloombergの報道を紹介した記事では、新しいモデルを「M6 MacBook Pro」と呼んでいました。一方、MacRumorsの今回の記事は、M5 ProとM5 Maxを積む見込みとしています。

この違いは、報道の時期の差によるものと見られます。Bloombergは6月に、AppleがM6 ProとM6 Maxを出さずに、AIの処理に力を入れたM7 ProとM7 Maxへ進む計画だと報じました。MacRumorsによると、Gurman氏はこのとき、タッチ対応のMacBookはいまあるM5 ProとM5 Maxを使うと伝えています。9to5Macも10月4日の記事で、新しいMacBook ProはM5 ProとM5 Maxを積むと書いていて、2つのメディアの見方はいまはそろっています。

M6チップそのものは8月に発表され、9月22日に発売された新しいMac miniに載っています。

発売は10月か11月の見込みで名前は「MacBook Ultra」の可能性も

発売の時期について、9to5Macは、Appleが早ければ今月にも新しいMacBook Proを出すと見られていて、Bloombergは11月にずれ込む可能性もあると伝えていると書いています。Gurman氏は10月1日に始めたポッドキャストで、早ければ10月で、11月にずれる可能性もあると話し、AppleがmacOS 27.2を使って社内でテストしていると述べました。MacRumorsは、早ければ2026年の後半としています。

名前について、MacRumorsは「MacBook Ultra」と呼んでいて、9to5Macも「MacBook Pro(あるいはMacBook Ultra?)」と書いています。どちらになるのかは、報道でも定まっていません。MacRumorsによると、いまのMacBook Proより上に位置する高価格のモデルになる見込みで、6月の報道では14インチと16インチの2つのサイズが用意されるとされていました。価格の見通しは9月の記事で紹介しています。

まとめ

macOS 27.2のベータ3では、写真、メモ、Safari、Quick Lookにタッチ操作を見分けるコードが加わり、Dockには長押しの新しいアニメーションが入りました。9to5Macはタッチ対応のMacBook Proへの準備と見ていますが、MacRumorsはiPadを使うSidecar向けの可能性もあるとしていて、新しいMacが出る確かな証拠とまでは言えません。

新しいMacBook Proは、有機ELとタッチスクリーンを備え、今より「かなり軽く」なると報じられています。チップは現行のM5 ProとM5 Maxを使う見込みで、発売は早ければ10月、遅れれば11月とされています。日本での価格や発売日の報道はまだ出ていません。

Macの買い替えを考えているなら、この秋に出るとされる新製品の情報がそろってから決めても遅くはありません。10月に出ると報じられているほかの新製品もまとめています。

Source: 9to5Mac/MacRumors/9to5Mac/9to5Mac/9to5Mac/MacRumors/現行MacBook Proの重さ:Apple(画像:Unsplash)

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