Xiaomi Watch S5 46mm 実機レビュー|2.4万円台でステンレス質感・21日バッテリー・デュアルGNSSは“買い”か

REVIEW

公開日:

スマートウォッチは年々進化していますが、「高いモデルは手が出ないけれど、安すぎるのも不安」という方は多いのではないでしょうか。今回レビューするXiaomi Watch S5 46mmは、24,800円からという手に取りやすい価格ながら、ステンレススチールの本格的な見た目に、最長21日のロングバッテリー、デュアルバンドGNSSまで積んだ意欲的な一本です。

本記事ではその使用レビューをお届けします!

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価格:24,800円から
カラーバリエーション:ブラック/シルバー/セラミックブルー/ジャングルグリーン
対応するスマートフォン:Android 8.0以降 または iOS 14.0以降
防水等級:5ATM(日常防水・水泳対応/サウナ・ダイビングは非対応)

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主要な機能を一覧表でチェック

Xiaomi Watch S5 46mm 主要機能チェック表:スマホの通知○、天気予報○、音楽の操作○、ウォッチフェイス変更○、常時表示○、音声アシスタント×、通話機能○、追加アプリ対応×、支払い決済×、Suica対応×、心拍センサー○、血中酸素濃度○、睡眠○、体表温度×、歩数○、消費カロリー○、運動計測○、水泳対応○、GPS機能○、気圧・高度計○

まずは当サイトが使用しているスマートウォッチの主要機能表を使い、本モデルに搭載されている機能をチェックしてみました。緑色の部分が搭載している機能で、色のない部分が未搭載の機能です。

結果を見ると、Xiaomi Watch S5 46mmは心拍・血中酸素・睡眠・ストレスといった健康計測から、150種類以上のスポーツモード、水泳(5ATM)、そしてデュアルバンドGNSSによる本格的な位置情報計測まで、日常から運動までひととおりカバーする多機能ぶりです。とくに気圧・高度計を備え、ルートナビやバックトラックといったアウトドア向けの測位機能が充実しているのは、この価格帯では珍しい強みと言えます。

一方で、音声アシスタント・追加アプリ・NFC決済(Suica含む)・体表温度は非搭載、または日本では利用できません。とくにキャッシュレス決済を時計で完結させたい方には惜しいポイントで、この点は購入前に割り切りが必要です。とはいえ、健康管理と運動計測をしっかりこなす実用重視の一本として見れば、価格以上の完成度と言えそうです。

バッテリーの持ち具合は?

みなさんが気になるであろう、バッテリーの持ち具合についても、公式発表のデータをお伝えします。815mAhの大容量バッテリーでライトユース時で最長21日間、通常使用で約14日間、常時表示(AOD)をオンにしても約9日間とされています。毎日充電が当たり前のスマートウォッチが多いなか、週1回程度の充電で済む計算です。充電は付属の2ピン磁気充電スタンドで行います。実際に常時表示(AOD)をオンにしたまま、かなりガシガシ使ってみましたが、それでも1日で10%も減らないくらいの持ちで、体感では9日間ほどは十分に使えそうでした。カタログ値だけでなく、実使用でもバッテリー持ちは非常に優秀なモデルだと感じます。

見た目をチェック

今回レビューしたのはジャングルグリーンのカラーです。まず感じたのは、ラウンド型のケースで見た目にしっかり高級感があるのに、この価格で買えてしまうという満足感でした。ケース表面には少し柄のような加工が施されていて、いかにも“今っぽい”上質な雰囲気があります。グリーンは派手すぎず落ち着いた色味で、個人的には特に男性の腕によく似合う印象でした。

素材や大きさ、重量について

本体サイズは46.0×46.0×厚さ10.99mmで、重量は約46g(ストラップ除く)。フレームには316Lステンレススチールを採用し、この価格帯とは思えない金属の質感と適度な重みがあります。ベゼルはカラーによってステンレス、セラミック、フォージドカーボンを使い分けています。

防水等級や耐久性について

防水性能は5ATM(約50m相当)で、手洗いや汗はもちろん、プールでの水泳にも対応します。ただしサウナや高温のシャワー、ダイビングでの使用は非対応です。カバーガラスとステンレスフレームで、普段使いの耐久性も十分に期待できます。

物理ボタンについて

右側面にはステンレススチール製のクラウン(回転式リューズ)を備え、多面研磨と中央のツヤ消しを組み合わせた上質な仕上げになっています。回して操作できるので、画面をタッチせずスクロールや選択が可能です。実際に使ってみると、この回転式リューズでの操作がとても便利で、指が濡れているときや画面を汚したくないときにも快適に扱えました。

ディスプレイについて

画面は1.48インチの有機ELディスプレイで、解像度は480×480(323ppi)。ピーク輝度は2500nitsと非常に明るく、真夏の屋外でもくっきり見えます。ベゼルは2.6mmと前世代より40%スリム化され、画面占有率も向上。ミニッツマーカーの配置で腕時計らしい上品さもあります。水滴による誤作動を防ぐウェットタッチ防止機能も搭載します。実際に使っていても、大画面で表示が非常にきれいなので、時刻や通知、計測データがとても見やすい点も気に入りました。

バンドについて

バンドはカラーによって異なり、ブラックとシルバーはフッ素ゴム、セラミックブルーは本革、ジャングルグリーンはフッ素ゴムとナイロン編みの組み合わせです。調整可能な長さはカラーによって異なり、ブラックとシルバーが約140〜210mm、セラミックブルーと今回レビューしたジャングルグリーンは約135〜205mmです。今回のジャングルグリーンのバンドを実際に着けてみて特に気に入ったのが、その質感です。ゴム系の素材を使っているにもかかわらず、表面は繊維を編み込んだような編み目のある仕上がりになっていて、価格を感じさせない高級感がありました。

操作感をチェック

ウォッチフェイスについて

ウォッチフェイスは種類が豊富で、タップすると動き出すインタラクティブなアニメーションのペット文字盤など遊び心のあるデザインも用意されています。気分やコーディネートに合わせて着せ替えを楽しめます。Xiaomiはスマートウォッチの分野では歴史のあるブランドだけあって、アプリの完成度も高く、各種の情報が見やすくまとまっている点も好印象でした。ウォッチフェイスも無料のものだけでかなり多彩で、アナログ時計風にしたい人にも、おしゃれなデジタル表示にしたい人にも、情報を多めに表示して仕事や健康管理に役立てたい人にも、それぞれに合うデザインが揃っている印象です。

通知機能について

スマートフォンの着信やメッセージ通知を手元で確認できます。スピーカーとマイクを内蔵しているため、Bluetooth経由での通話にも対応します。実際に使ってみると、スマホの通知は文字がはっきりと大きく表示され、非常に見やすいと感じました。ひとつ注意点として、LINEは通知自体は届くものの、メッセージの本文までは読むことができません。ただ、それ以外の大半のアプリは、どんな通知が来たのかがひと目で分かるようになっています。

そのほか日常で使う機能について

音楽の操作やアラーム、Xiaomi Smart Hubによるスマホのリモート撮影・デバイス連携などに対応します。NFCは搭載していますが、日本国内では現時点で対応する決済サービスがなく、Suicaにも非対応です。この点は日本のユーザーにとっては割り切りが必要なポイントです。

健康の機能をチェック

健康計測は、新設計の4-LED・4-PD 心拍・血中酸素センサーを中心に充実しています。24時間の心拍・血中酸素・ストレスのモニタリング、女性向けの生理周期記録、呼吸エクササイズに対応。睡眠計測は「睡眠アルゴリズム2.0」で入眠・覚醒の検出精度が向上し、World Sleep Societyなどとの共同研究にもとづく睡眠改善アドバイスまで提供されます。内蔵のCheckupアプリを使えば、ワンタップで心拍・血中酸素・睡眠・ストレスをまとめて計測できます。なお、本製品は医療機器ではなく、数値はあくまで健康管理の目安です。実際に使ってみて感心したのが、血中酸素濃度の計測です。血中酸素はスマートウォッチだと高級なモデルでも数値がぶれることが多いのですが、Xiaomi Watch S5は比較的安定して、しっかり計測できている印象でした。加えて、ストレスや後述の活力スコアといった、見ていて面白いデータを計測できるところも魅力だと感じます。

Xiaomi Watch S5 46mmの健康ホーム画面。カロリー402kcal、歩数6428歩、中高強度33分、心拍72BPM、血中酸素95%、ストレス34軽度

実際に1日着けてみると、アプリのホーム画面で消費カロリー・歩数・中高強度の運動時間がひと目で分かります。この日は消費カロリー402kcal(目標600kcal)、歩数6,428歩(目標7,000歩)、中高強度の運動が33分(目標30分)で、運動時間はしっかり目標達成。心拍数72BPM、血中酸素95%、ストレス34(軽度)と、その時々の体の状態をまとめて確認できるのは便利です。「あと少し歩けば目標達成」と背中を押してくれる感覚があり、デスクワーク中心の日でも体を動かすきっかけになります。

Xiaomi Watch S5 46mmの睡眠計測画面。睡眠スコア78、睡眠時間6時間46分、レム27%・浅い56%・深い17%、睡眠効率96%、平均睡眠時心拍60BPM・血中酸素96%・呼吸数13BPM

睡眠計測はこのモデルの見どころのひとつです。ある夜のデータでは、睡眠スコアが78(同じ年齢層の72%より高いスコア)、睡眠時間は6時間46分で、深い睡眠17%・浅い睡眠56%・レム睡眠27%という内訳まで細かく表示されました。睡眠効率は96%と高く、平均睡眠時心拍は60BPM、睡眠中の平均血中酸素は96%、呼吸数は13回/分。入眠は01:07、起床は07:53と時刻まで記録されています。単に「何時間眠ったか」だけでなく、眠りの深さや呼吸の状態まで見えるのは、この価格を考えると十分すぎる情報量です。

さらに「睡眠時間が短めだった」「入眠時刻が遅かった」といった具体的な指摘と改善アドバイスまで表示され、World Sleep Societyなどと共同開発された睡眠改善プランにもつながります。実際に計測してみると、レム・浅い睡眠・深い睡眠・覚醒といった睡眠ステージに加えて、睡眠効率をパーセンテージで示してくれたり、呼吸数や睡眠中の心拍数、平均の血中酸素レベルまで記録してくれました。皮膚温度の計測機能はありませんが、一般的な睡眠計測に必要な機能はしっかり揃っているモデルだと言えます。

Xiaomi Watch S5 46mmのストレス計測画面。ストレス値34(軽度)、最小16・最大44、終日軽度で推移

ストレスも終日モニタリングしてくれます。この日はストレス値34(軽度)で、1日を通して最小16〜最大44の範囲に収まり、おおむね「軽度」を維持していました。数値が高くなるとリラックスを促す通知が届くので、自分では気づきにくい緊張のサインに気づくきっかけになります。

運動の機能をチェック

運動面はこのモデルの大きな魅力です。150種類以上のスポーツモードに対応し、デュアルバンドの新GNSSチップで測位精度が前世代比+33%、測位速度が+30%向上。ルートナビ・バックトラック・ルート逸脱アラートといった本格的なアウトドア機能まで備えます。サイクリングではスマホをバイクコンピューター化し、Bluetoothパワーメーターや心拍ブロードキャストにも対応。ランニングではフォーム認識、さらにスキーモード(転倒検知・緊急通報つき)まで用意されています。

Xiaomi Watch S5 46mmの活力スコア画面。7日間の活力スコア38、当日10活力ポイント獲得(低強度1+中強度9)

日々の運動量は「活力スコア」としても可視化されます。これは直近7日間の運動負荷をスコア化したもので、この日の7日間スコアは38。1日で獲得した活力ポイントは10(低強度1+中強度9)で、「次の目標まであと22ポイント」「20分、心拍数137BPM以上のランニングを維持しましょう」といった具体的な目標まで提示してくれました。ただ歩数を数えるだけでなく、どのくらいの強度で体を動かせたかを教えてくれるので、ゲーム感覚で運動を続けやすい仕組みです。一点だけ気になったのは、運動の自動認識です。最近はHUAWEIやGalaxy Watchなど、歩行や自転車での移動などを自動で検出して記録してくれるモデルが増えてきましたが、Xiaomi Watch S5にはその自動計測が見当たらなかった点は少し惜しく感じました。

そこで、実際に屋外ランニングで計測してみました。まず感心したのがGPSの精度で、軌跡はかなり正確な印象。実際に走ったルートどおりにしっかり記録されていました。

Xiaomi Watch S5 46mmの屋外ランニング計測画面。時計本体にGPS軌跡・距離1.36km・時間10分03秒・ペース7分22秒を表示

Xiaomi Watch S5 46mmのランニング計測。アプリに表示されたGPS軌跡マップと走行サマリー、ワークアウト履歴とトレーニングインデックス

計測できる指標も豊富です。心拍数やペースはもちろん、ケイデンス・ストライド・接地時間(GCT)・垂直振幅・トレーニング効果・高度の変化まで、さまざまなデータを細かく記録してくれました。ランニングを本格的に行う人にとっても、それなりに充実したデータが取れるモデルだと言えそうです。

Xiaomi Watch S5 46mmのランニング計測。心拍数とペース、ケイデンスとストライドのグラフ

Xiaomi Watch S5 46mmのランニング計測。GCT接地時間と垂直振幅、高度の変化とトレーニング効果のグラフ

また、走っている最中も大画面なので、ペースや心拍などのデータが見やすい時計だと感じました。今回の10分間のランニングでは表示されませんでしたが、継続的に走り込めば、おそらく最大酸素摂取量(VO2 Max)なども表示されるようになるモデルだと思われます。このように、運動用途で使うにも、それなりに満足できるモデルだと感じました。

まとめ

Xiaomi Watch S5 46mmは、24,800円からという価格ながら、316Lステンレスの上質な質感、最長21日のロングバッテリー、デュアルバンドGNSSや豊富な健康・運動計測まで詰め込んだ、コストパフォーマンスの高い一本です。NFC決済(Suica)や音声アシスタントが日本では使えない点は割り切りが必要ですが、見た目の質感、電池持ち、運動・健康計測を重視する人にとっては、価格を超えた満足感が期待できます。

結論として、高級感がありながら比較的リーズナブルな価格で、しっかりと“時計らしい”スマートウォッチが欲しい人には、このモデルは非常におすすめです。実際に使ってみて、さすがはコストパフォーマンスに優れたXiaomiの製品だと感じました。

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