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ガーミンジャパン株式会社(Garmin)が2026年7月6日、緊急時のSOS要請などに対応する「inReach(インリーチ)」通信サービスのサブスクリプションプランを刷新すると発表しました。今回のリニューアルで、利用状況に合わせてサービスを最大12カ月間「一時利用停止」できるようになり、しかもその停止期間中もSOS要請だけは使えるのが大きなポイントです。
登山やウィンタースポーツなど、季節によって使う頻度が変わるアウトドア派にとっては、使わない期間の月額料金を抑えつつ、もしもの時の安心だけは確保できる仕組みになりました。ウォッチ単体でSOSを発信できるフラッグシップ「fēnix 8 Pro」シリーズも対象です。
inReachサブスクリプションが刷新——最大12カ月の「一時利用停止」
inReachは、衛星通信やLTE通信を介して、電波の届きにくい山や海でも双方向のやり取りやSOS要請ができるGarminの通信テクノロジーです。今回のプラン改定で、サービスを最大12カ月間、一時的に停止できるようになりました。
停止中の月額料金は0円。停止から12カ月以内に再アクティベート(再開)すれば、契約手数料もかかりません。シーズンオフはプランを止めておき、山のシーズンが来たら再開する、といった柔軟な使い方ができます。
更新内容を整理すると次のとおりです。
・一時利用停止は最大12カ月間まで有効
・停止中の月額料金は0円、それ以降は自動的にENABLEDプラン(月額1,180円)に移行
・SOS発信機能は12カ月の一時利用停止期間中も利用可能(※それ以外の機能は利用不可)
なお、2026年6月以前から一時停止中のユーザーは、自動ではSOS要請が無料になりません。あらためて新しい一時停止プランを選び直す必要がある点には注意が必要です。
スマホがなくてもSOS——「fēnix 8 Pro」に搭載のinReachテクノロジー
inReachテクノロジーは、2025年秋に発売されたフラッグシップウォッチの最新モデル「fēnix 8 Pro」シリーズにも搭載されています。低消費電力のLTE-M(カテゴリM1)ネットワークを利用し、スマートフォンに頼らずウォッチ単体で双方向コミュニケーションができるのが特徴です。fēnix 8 Proは、Garminウォッチとして初めてinReachテクノロジーを搭載したモデルでもあります。

緊急時にスマートフォンが使えない状況でも、デバイスのSOSボタンを押すだけで衛星やLTEを介したSOS発信が可能です。利用料金は月額1,180円から。fēnix 8 Proシリーズなら、初回契約の場合は契約手数料も無料です。日常使いできるウォッチが、いざという緊急時の備えにもなります。
SOS要請の流れ——Garmin応答センターが救助までサポート
SOS信号は、24時間365日対応するGarmin応答センターへ素早く届けられます。要救助者の位置情報や現在の状況が救助組織へ共有され、救助が必要と判断されると、救助隊が到着するまでの間、発信者本人・緊急連絡先・救助組織と連絡を取り合いながらサポートが続きます。また、事故検出機能により、登録済みの緊急連絡先へ自動で通知が届く仕組みもあります。

Garmin応答センターは2011年以来、150カ国以上・7大陸すべてにおけるinReachからの救助要請に対応してきた実績があります。メッセージのやり取りは日本語にも対応しています。
ウォッチ単体で、通話・メッセージ・位置情報共有まで
fēnix 8 ProのinReachテクノロジーは、SOS要請以外にもさまざまな連絡手段を提供します。通信エリア内であれば、アウトドアや山岳地帯、海上などでもつながります(衛星通信には非対応で、LTEでの通信となります)。

・音声通話&メッセージ:Garmin Messengerアプリと連動し、ウォッチ単体で音声通話やテキスト、30秒のボイスメッセージを送受信できます。
・LiveTrack & Messengerチェックイン:家族や仲間とリアルタイムで位置情報を共有。LiveTrackは60秒ごとに位置を更新し、トレイルランや登山、サイクリングなど長時間のアクティビティで軌跡を自動記録します。単独行動時や仲間とはぐれたときの安否確認にも役立ちます。
・天気情報の受信:LTE経由で天候データを取得でき、山岳地帯や海上での急な天候変化にも素早く対応できます。
登山地図やロングバッテリーなど、多彩な機能
fēnix 8 Proは緊急時の通信だけでなく、アウトドアウォッチとしての基本性能も充実しています。

・抜群のバッテリー性能:スマートウォッチモードで約27日間、GPSモードでも約78時間の稼働(設定・環境により変動)。
・GNSSマルチバンド:L1・L5の2周波数帯を受信し、過酷な環境でも高精度・素早い位置測位を実現。
・内蔵マップ&ナビゲーション:日本詳細地形図や世界43,000以上のゴルフコース、2,000以上のスキーマップを内蔵。来た道を戻る「トラックバック」機能も搭載。
・LEDフラッシュライト内蔵:赤色光やSOS信号パターンの点滅など多彩に活用可能。
・Garminユーザー同士のコミュニケーション:ペアリングなしでルートや位置情報を共有でき、双方向メッセージも可能。
inReach対応製品と価格
今回のサブスクリプションが対象とする、inReach対応製品と価格(すべて税込)は次のとおりです。fēnix 8 ProシリーズはLTE通信、inReach Mini/GPSMAPは衛星通信を利用します。

| 通信方式 | 製品 | 価格(税込) |
|---|---|---|
| LTE通信 | fēnix 8 Pro(2モデル) | 206,800円 |
| LTE通信 | fēnix 8 Pro MicroLED | 318,800円 |
| 衛星通信 | inReach Mini 2 / 3 Plus | 52,800円 / 79,800円 |
| 衛星通信 | GPSMAP H1i Plus | 151,800円 |

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まとめ
今回のinReachサブスクリプション刷新は、「使う時だけ契約し、使わない時は止める。でもSOSの安心は手放さない」という、アウトドア派の実情に寄り添った内容です。ウォッチ単体でSOSを発信できるfēnix 8 Proシリーズと組み合わせれば、スマートフォンが使えない状況でも“つながる安心”を確保できます。登山や海のアクティビティを楽しむ人にとって、心強い備えになりそうです。
Source: ガーミンジャパン株式会社 プレスリリース
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