正確な時刻を把握できる腕時計は、登山の必須アイテムの一つ。最近は現GPSでの現在地把握などもスマートフォンで行えるようになりましたが、それを腕元でサッと行いたい……という人は、ぜひスマートウォッチの導入を検討しましょう。
登山に適した機能を搭載したスマートウォッチには、高度や気温、歩いてきたルートなどを簡単に確認できるモデルも多数。スマホや紙の地図を出す機会はグッと減り、登山がより快適で楽しくなるはずです。そこで今回は、登山で役立つスマートウォッチを12本紹介します。
登山でスマートウォッチを使うメリット
登山情報を腕元で確認できる
GPS搭載モデルのスマートウォッチなら、事前にルートを登録しておくと、道順を間違えた時に警告してくれます。また気圧センサーを搭載しているモデルなら、気圧の変化から気候の予想まで行ってくれたりもします! また本格的に登山に取り組む人なら、常に把握しておきたい高度、気温などの情報も、登山向けに作られたスマートウォッチならリアルタイムに腕元で取得でます。
心拍数や消費カロリーなどと合わせて登山のログが取れる
ルートの事前登録や、山行中の移動距離、獲得高度などはスマートフォンの登山アプリでも行えますが、スマートウォッチがあれば、それに加えて正確な消費カロリーも計測可能。高度別の心拍数などを分析できるモデルもあるので、その記録は次の登山にも活用できるでしょう。またスマートウォッチ内で記録したデータは、スマートフォンにも転送されて、より詳細な確認・分析が可能です。登山に使えるスマートウォッチは高価格帯のものが多いですが、様々なセンサーや機能を搭載したオールインワンの機器としてはやはり優秀。以前は登山の際にGPS専用機を持ち込んでいる人も多かったと思いますが、コスパや手軽さの面ではスマートフォン+スマートウォッチが今後は常識になっていくかもしれません。
登山に着けていきたいスマートウォッチ10選
CASIO PRO TREK Smart WSD-F30
出典:amazon
カシオが誇る本格アウトドアギアの『プロトレック』。その『プロトレック』のスマートウォッチが、『プロトレックスマート』です。当モデルはアウトドアウォッチに不可欠なコンパス・気圧計・高度計等のセンサーは当然完備。電波が通じない場所でもオフラインでアウトドア地図が使えるので、登山に最適です。ディスプレイはカラー・モノクロ二層構造のタッチパネル式。電力消費を抑えられるので、長い行程でも安心です。落下や振動などのハードな使用に耐える構造という点も含め、信頼感あふれるモデルです。
価格:¥58,166(税込)
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CASIO PRO TREK Smart WSD-F20
出典:amazon
こちらは上記『プロトレックスマート』の一世代前のモデルですが、まだまだ他モデルに比べ高機能。今なら安価に買えるのも魅力です。GPSは「みちびき」を使用していて高精度。電波が通じない場所でもオフラインでも現在位置を確認できます。「WearOS by Google」搭載で様々なアプリケーションを追加できるのも魅力です。
価格:¥39,800(税込)
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SUUNTO9(スント ナイン)
出典:amazon
2018年10月にデビューした世界中のアスリートから愛されるプロ用スポーツウォッチ「SUUNTO9」。SUUNTOは液体封入式コンパスのほか、スポーツ用や軍用の多機能型腕時計などで知られてきたフィンランドの精密機器メーカー。スマートウォッチメーカーとしてもアウトドア向け製品の信頼度は随一といえます。そのなかでも「SUUNTO9」は耐久性能が最高クラス。マイナス30℃に2日間放置でもバッテリー性能が落ちません。落下の衝撃への耐久性も抜群で、サファイアクリスタルの液晶は非常に傷がつきにくいという特徴があります。位置情報や体の向きの把握が正確なのもコンパスメーカーの『スント』ならではで、山行中の使用でも非常に安心感があります。
価格:¥64,980(税込)
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SUUNTO 7(スント 7)
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SUUNTOの中では最新モデルのスマートウォッチとなる「SUUNTO7」。ハイエンドな「Suunto 9」と、アウトドアから日常使いまで対応する「Suunto 5」の中間的な位置づけで、Wear OS by Googleを同メーカーでは初搭載。地形の詳細や等高線がわかる無料のオフラインマップが使えたり、最長48時間のロングバッテリーを搭載していたりと、アウトドアで使える機能もバッチリ。LINEやメール、着信を受けたりはもちろんのこと、Google Fitでの毎日の健康管理なども可能と、普段遣いでも幅広く活躍してくれるはずです。
価格:¥63,900(税込)
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Garmin INSTINCT DUAL POWER(ガーミン インスティンクト デュアルパワー)
出典:amazon
アメリカ国防総省が定める標準規格「MIL-STD-810G(耐熱、耐衝撃、耐水)」をクリアする頑丈さで、本格スマートウォッチとしての機能も充実したアウトドアGPSウォッチ。ソーラー充電機能搭載で、GPS、高度計、気圧計、コンパス等も搭載。登山中の高度、総移動距離、昇降速度、心拍ゾーンも把握可能です。
価格:46,800(税込)
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GARMIN Instinct(ガーミン インスティンクト)
出典:amazon
GARMINの中でも最もタフで頑丈なのが「Instinct」シリーズです。稼働時間は最大2週間。長い行程の登山にも安心のロングバッテリーです。見やすい2ウィンドウデザインで状況把握がしやすく、高度表示やマップ表示に切り替えやすいボタン設計。Fenix6に比べれば安価で、アウトドア派にはぴったりの一本です。
価格:30,380(税込)
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Apple Watch Series6(アップルウォッチ シリーズ6)
出典:amazon
言わずとしれたスマートウォッチの代名詞的存在。タウンユースのイメージが強いかもしれませんが、登山で使える機能も豊富です。登山用のスマートウォッチに求められるのが「ルート案内」と「耐久性」が2大ポイントだと考えると、ルート案内に関しては多数のアプリを自由にインストールできる点がApple Watchの魅力。なんと言っても登山アプリの中で最も利用人数が多い「ヤマレコ」アプリが使用できるので、登山のルートを作成・地図のダウンロードが可能です。常時表示のSeries 5~6ならば快適にルート確認できるでしょう。耐久性・耐衝撃性については、画面を保護するタフケースを別途購入するのがおすすめです。
価格:¥47,080(税込)
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Apple Watch Series3(アップルウォッチ シリーズ3)
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上記のようにApple Watchは登山で使うのにも申し分ありません。ただ、少し高価なのがネック……という方には、Series 3やSEもおすすめです。Series 6の半額程度で購入でき、機能的にはそれほど変わりません。画面が常時表示ではない点に少しストレスを感じるかもしれませんが、登山以外での使用感の快適さは他のスマートウォッチとは格段に違います。
価格:¥25,069(税込)
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Samsung Galaxy Watch 46mm
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ウォッチフェイスが大きくて画面を確認しやすく、気圧計と標高計もついています。ただし、スマートウォッチ画面で地図を出す機能がないのが難点でしょうか。それでもApple Watchと同様に様々なアプリをインストールできるのが強みといえす。さらにバッテリーの持ちは最大168時間とApple Watchと比べてはるかに長いです。スマートフォンで地図をときおり確認しながらトレッキングする……といった使い方なら、この機種で十分と言えるかもしれません。
価格:¥24,261(税込)
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HUAWEI Watch GT2 46mm
出典:amazon
HUAWEIのスマートウォッチGT2。ギャラクシーと同様に地図をスマートウォッチ画面には出せませんが、高度計・距離計の画面を見ながら登山ができます。道に迷う心配のない登山道ならばこの性能で十分でしょう。バッテリーの持ちは長いので、充電が切れる心配をしないで済みます。「GT2e」というスポーツタイプのモデルもありますが、手袋をしながらボタンを押すにはこの「GT2」の方が登山に向いているかもしれません。
価格:18,400(税込)
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HUAWEI Watch GT2 Pro
チタン素材を始めとするプレミアムなパーツを採用したモデルですが、GPSも内蔵。光学式心拍センサーや磁気センサー(コンパス)、気圧センサーも搭載し、悪天候を予測しリマインダーを送る機能も。価格はリーズナブルで、地図表示などはないが、登山に適した機能が実は多い1本です。
価格:31,350(税込)
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Polar Grit X
GPS、コンパス、高度計機能を搭載したアウトドア マルチスポーツウォッチ。ミリタリー基準の耐性を持ちつつ、ルートガイダンス機能、心拍センサー、天気予報、地形ごとにパフォーマンスを分析できる機能など、登山者向けの便利な機能が満載。GPS計測時のバッテリーの持ちの良さも大きな魅力。
価格:5,9800(税込)
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どうせ登山するならスマートウォッチを着けよう
登山するならふつうの時計でも問題はありません。しかし、スマートウォッチがあれば、現在の自分の状況把握をすることができます。初めて登山しようとしている人も、登山用にスマートウォッチを買い替えようとしている人も、ぜひ参考にしてみてください。