セサミ、業界初の引き戸対応スマートロックを発売|工事不要で後付け、税込5,478円

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木製の引き戸に取り付けられたスマートロック「SESAME 6 Pro 引き戸」

スマートロックを検討したことがある人なら、一度はぶつかったはずの壁があります。「うちは引き戸だから無理」という壁です。

市販のスマートロックはそのほとんどが、円形のサムターンをつまんで回すタイプの開き戸を前提に作られています。引き戸の鍵は上下にスライドさせて施錠するものが多く、動きの向きがそもそも違う。だから対応製品がほとんど存在しませんでした。

そこにCANDY HOUSEが投入したのが「SESAME 6 Pro 引き戸」です。上下に動くサムターンに対応した、同社いわく業界初の引き戸専用スマートロック。しかも工事も特別な工具も不要で、価格は税込5,478円です。

上下に動くサムターンに対応。工事も特別な工具も不要

本機の要点は、上下にサムターンを動かすタイプの引き戸に対応したという一点に尽きます。従来のセサミは回転式のサムターンを回す構造だったため、引き戸には原理的に取り付けられませんでした。

取り付けは付属の3Mテープで貼るだけ。ドアに穴を開ける必要はなく、賃貸でも導入できます。テープは3回分が2方向分入っているので、位置決めをやり直しても足ります。必要な工具も同梱されているため、別途買い揃えるものはありません。

引き戸はサムターンの高さが製品によってまちまちですが、本体をひっくり返して設置することもできる設計です。上下どちらの向きでも取り付けられるので、鍵の位置に合わせて後から付け替えられます。

6Proと同じブラシレスモーターを搭載

モーターは上位機の「6Pro」「6Pro mini」と同じブラシレスモーターです。ブラシがないぶん摩耗する部品が少なく、動作音も小さくなります。

メーカーは耐久性について1日200回の開け閉めでも10年以上、回数にして100万回という数字を掲げています。玄関の鍵は毎日必ず触るものなので、ここが弱いと結局使わなくなる。深夜の帰宅でも音が気にならない静粛性とあわせて、地味ですが効いてくる部分です。

角度の検知も1秒あたり1回から3回に増え、施錠状態の誤認識が減りました。電池は3.0Vの一次電池に加えて3.7Vの充電池にも対応し、電池寿命は500日とされています。付属するのは1800mAhのCR123A電池2本です。

発表は「10分間だけの電撃発表」

この製品が世に出たのは、2026年7月28日20時から配信されたCANDY HOUSE公式チャンネルの「10分間だけの電撃発表 第一弾」でした。11分半ほどの配信で、記事執筆時点の再生回数は10万回を超えています。

価格は税込5,478円。通常価格の3分の1

価格はセール価格で4,980円(税込5,478円)。通常価格は16,000円とされているので、およそ3分の1の水準です。記事執筆時点では公式ストアで在庫ありの状態が続いています。

スマートロックは製品によっては数万円する世界です。Apple Watch対応のスマートロックを価格帯ごとに比較した記事でも触れていますが、この価格で玄関がスマート化できるなら、引き戸だからと諦めていた人にとっては十分に検討に値する水準でしょう。

そのまま付かない引き戸には380円のアダプター

引き戸の鍵は形状のばらつきが大きく、すべてにそのまま付くわけではありません。

CANDY HOUSEはこれに対して、3Dプリンターで作るオーダーメイドアダプターを1個380円(送料別・税別)で提供しています。手持ちの引き戸に付くか分からない場合は、鍵の写真を添えて問い合わせる運用です。本体と同時に注文しても別発送になる点は覚えておきたいところ。

公式サイトには取付例の一覧も用意されているので、まずは自宅の鍵と見比べてみるのが確実です。

顔認証もカードも。Matterにも対応

操作方法の幅広さは、セサミというシリーズの強みがそのまま乗っています。別売のセサミタッチやセサミフェイスと組み合わせれば、顔、手のひら静脈、カード、暗証番号での解錠が可能です。1台につき2台まで連携できます。

別売のハブ3を使えばMatterに対応し、Apple Home、Google Home、Amazon Alexaとクラウドを経由せず直接つながります。インターネットの状態に左右されないぶん、反応が速く安定するという理屈です。

Appleのホームキーで解錠するスマートロックは、Aqaraの「J200」が日本初登場として話題になったように徐々に選択肢が増えています。ただ、それらはいずれも開き戸向けでした。

物理鍵はそのまま使える

見落とされがちですが、本機を取り付けても物理鍵はこれまで通り使えます。電池が切れたときや、スマホを持たない家族が出入りするときの逃げ道が残る設計です。

スマートロックで最も怖いのは締め出しです。当サイトでも締め出し対策としてユーザーが必ずやっておくべきことを扱いましたが、物理鍵が併用できるかどうかは、導入前に必ず確認しておきたい条件のひとつです。

名称は「スライド」へ変更予定

細かい話ですが、製品名が変わる見込みです。

公式サイトのレビュー欄で「引き戸という名前は間違いではないけれど、セサミ6スライドのほうがかっこいい」という趣旨の投稿があり、これに対して同社代表が「Sesame 6 Pro スライド」「Sesame 6 Pro Sliding」への変更を決定したと返信しています。記事執筆時点でサイト上の表記は「引き戸」のままですが、今後見かける名前が変わる可能性があります。

ユーザーの一言で製品名が当日中に変わる。このスピード感自体が、この会社の性格をよく表しているように思います。

まとめ:日本の玄関の「残り半分」に届いた

スマートホーム製品は年々増えていますが、玄関に関しては開き戸を前提にした製品ばかりでした。Dreameがスマートロック市場に参入するなど各社の動きは活発ですが、引き戸はずっと空白地帯だったのです。

日本の住宅には引き戸の玄関が今も数多く残っています。とくに古い戸建てや実家となると、その比率はぐっと上がる。そこに5,478円で後付けできる選択肢が出てきたことの意味は小さくありません。

もし「うちは引き戸だから」と一度でも諦めたことがあるなら、自宅の鍵の形を確かめるところから始めてみてください。そのまま付かなくても、380円のアダプターという逃げ道が用意されています。

公式サイトで詳細を見る

Source: CANDY HOUSE「SESAME 6 Pro 引き戸」製品ページCANDY HOUSE公式X(@candy_house_jp)2026年7月30日の投稿CANDY HOUSE公式チャンネル「10分間だけの電撃発表 第一弾」
画像出典: CANDY HOUSE公式X(@candy_house_jp)2026年7月30日の投稿より引用

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