マイナンバーカード用の本革ケース「はがくれ」がMakuakeに|閉じれば守る・開けば読める構造で3,490円から、ただし国は「持ち歩いても大丈夫」と説明

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公開日:

コンビニのマルチコピー機の前で、カードケース「はがくれ」を手に持つ女性

マイナンバーカードを、財布に入れて持ち歩いていますか。

バッグブランド「Gravitage(グラビテージ)」を運営する株式会社LIT INTERNATIONALが、マイナンバーカード向けの本革カードケース「はがくれ(HAGAKURE)」をMakuakeで先行販売しています。閉じると非接触の読み取りを抑え、開くと読み取れるという構造が売りです。

先行価格は3,490円から。ただ、この製品を検討する前に知っておいたほうがいいことがあるので、そこも含めて整理します。

調査では48%が「常時携帯」

同社が開発にあたって実施したアンケートの結果です。

マイナンバーカードの携帯状況 割合
常時携帯している 48%
必要な時のみ持ち歩いている 25%
まだ利用していない 17%
自宅で保管している 10%

常時と必要時を合わせると73%が持ち歩いている計算になります。ただし、これは同社が委託したインターネット調査で、回答者は100名です。調査実施日は2026年7月29日、対象は20代〜60代の男女。サンプル数が小さいので、傾向をつかむ材料として見るのが妥当なところです。

とはいえ、本人確認や保険証としての利用が広がり、持ち歩く人が増えているという方向感そのものは、実感と合う人も多いでしょう。

閉じれば守る、開けば読める

カードケース「はがくれ」を閉じた状態と、RFIDブロックの仕組みを示した説明図

閉じた状態では内側のポケットがRFIDブロック層の内側に入る(画像:LIT INTERNATIONAL)

この製品の中心にあるのは、ケースの開閉で「守る」と「使う」を切り替える構造です。独自構造について実用新案を出願中とのことです。

閉じた状態では、RFIDによる外部からの非接触読み取りを抑制。開くと、対応する読み取り機で読める状態に切り替わります。

カードケース「はがくれ」を開いた状態。カードを収納したまま読み取り機にかざせることを示している

開いた状態ならカードを取り出さずに読み取れる(画像:LIT INTERNATIONAL)

メーカーによれば、開いた状態ならカードを収納したまま読み取りが可能で、受付や本人確認でカードを取り出す手間が減るとしています。ただしカード単体をセットするタイプの読み取り機では、ケースから取り出して使う必要があります。

素材は本革。バッグブランドとして「快適な移動をデザインする」を掲げてきた同社が、収納設計の考え方をカードケースに持ち込んだ製品、という位置づけです。

価格は先行3,490円から

Makuakeでのリターンは次のとおりです(2026年9月15日時点)。

内容 一般販売予定価格 → 先行価格
1個(最安枠) 6,980円 → 3,490円(50%OFF)
1個 6,980円 → 4,460円
2個セット 13,960円 → 7,950円
3個セット 20,940円 → 11,490円
4個セット 27,920円 → 14,780円
10個セット 69,800円 → 34,900円(50%OFF)

プロジェクトは9月13日に公開され、終了予定は2026年10月30日22時。9月15日時点で212,220円、45人が応援購入しており、目標の20万円は達成済みです。

なお、メーカーは一般販売時の価格が変動する可能性にも触れています。

Makuakeのプロジェクトページを見る

そもそも、持ち歩くと危ないのか

ここからが、買う前に知っておきたい部分です。

「RFIDブロック」と聞くと、持ち歩くだけで情報を抜き取られる危険があるように感じます。ただ、マイナンバーカードについては、国が公式にこう説明しています。

デジタル庁の「マイナンバーカードの安全性」には、ICチップに記録された情報を読み取るには4桁の暗証番号や顔認証が必要で、暗証番号を一定回数間違えるとロックがかかると書かれています。

またよくある質問では、ICチップには税・年金の情報や病歴などプライバシー性の高い情報は記録されないと明記されています。記録されるのは券面記載事項と電子証明書などに限られます。

さらにマイナンバーカード総合サイトには、不正に情報を読み出そうとするとICチップが自動で壊れる仕組みだとあります。厚生労働省も「持ち歩いても大丈夫!マイナンバーカードの安全性」という資料を出しています。

つまり、マイナンバーカード単体について言えば、すれ違いざまに中身を抜かれるという心配は、公的な説明と照らすと当たらないということになります。

では意味がないのかというと、そうでもありません。このケースはクレジットカードやキャッシュカードも収納する想定で、複数のICカードを重ねたときの誤読み取りや干渉を防ぐという実用面があります。改札や決済端末で意図しないカードが反応する、という経験がある人には効く部分です。本革で券面を傷や折れから守る、という物理的な役割もあります。

不安を減らすためではなく、使い勝手を整えるための製品として見るのが、実態に近いと思います。

もうひとつの選択肢は、スマホに入れること

持ち方を考えるなら、物理カードを持ち歩かないという方向もあります。

マイナンバーカードはスマートフォンに搭載できます。iPhoneへの追加手順は実際に試して写真つきでまとめましたし、国の重点計画でもスマホへの集約が進む方向が示されています

実際の利用例も出はじめています。iPhoneのマイナンバーカードで学園祭の年齢確認ができる|デジタル庁が5大学で実施、学生スタッフに渡るのは「20歳以上かどうか」だけ。このとき学生スタッフに渡るのは「20歳以上かどうか」だけで、氏名も住所も伝わりません。物理カードを見せる方法にはない利点です。

とはいえ、スマホ搭載に対応していない窓口はまだ多く、当面は物理カードも必要です。どちらか一方ではなく、両方の持ち方を用意しておくのが現実的なところでしょう。

まとめ

「はがくれ」は、閉じると非接触の読み取りを抑え、開くとカードを入れたまま読み取れる本革カードケースです。Makuakeで先行販売中、価格は3,490円から、一般販売予定価格は6,980円。プロジェクトは10月30日22時まで。

マイナンバーカードを毎日持ち歩くようになった人には、取り出す手間が減り、他のICカードとの干渉も避けられるという実用的な製品だと思います。

一方で、スキミング対策として過度に期待する必要はありません。国は「読み取りには暗証番号や顔認証が必要」「機微な情報は記録されていない」と説明しています。そこを踏まえたうえで、毎日の持ち運びを快適にする道具として判断するのがよさそうです。

Source: 株式会社LIT INTERNATIONAL プレスリリースMakuakeプロジェクトページ/画像:株式会社LIT INTERNATIONAL

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