Logic Pro 13.0のAIアシスタントが買い切り版で使えず|Creator Studioの登録が必要 日本語は非対応【海外ニュース】

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Appleロゴの店舗のイメージ画像。Apple Watchは写っていない。

Mac版のLogic Proに加わったAIの「インテリジェントアシスタント」は、30,000円の買い切り版では使えないことが分かりました。Appleが2026年11月5日(米国時間)に公開したLogic Pro 13.0のリリースノートに、アシスタントの利用にはサブスクリプションのApple Creator Studioへの登録が必要と書かれています。

アシスタントは、10月にApple Creator Studioの11月アップデートとして発表されたAI機能です。発表の時点では、サブスクリプションが条件になるとは書かれていませんでした。買い切りでLogic Proを持っている人が気になる点を、Appleの公式文書から整理します。

Logic Pro 13.0のアシスタントはApple Creator Studioへの登録が条件

Logic Pro 13.0のリリースノートの注記には、アシスタント(ベータ版)を使う条件として次の3つが並んでいます。

・Apple Creator Studioのサブスクリプション
・Appleシリコンを搭載したMac
・macOS 27以降

このほか、iCloudを設定したApple Accountでのサインインが必要で、使える言語は英語だけ、使用量に上限がある場合があるとも書かれています。

海外メディアのMacRumorsによると、買い切り版Logic Pro 13.0のリリースノートにはアシスタントそのものが載っていません。Logic Proを30,000円(米国では199.99ドル)で買った人は、13.0にアップデートしてもアシスタントを使えないということです。

10月の発表ではサブスクリプションの条件は書かれていなかった

Appleが2026年10月27日に出したニュースリリースでは、アシスタントは「Appleが作ったモデルとサードパーティのモデルを組み合わせて動く」と紹介され、制作の流れの案内、新しい曲の作り始め、1つの指示でのボーカルトラックの設定、制作中のプロジェクトの仕上げに使えると説明されていました。

このときの注記に書かれていた条件は、Apple Intelligenceに対応したMacとmacOS 27 Golden Gate以降が必要で、使えるのは米国英語だけという2点です。Apple Creator Studioへの登録が必要だという記載はありませんでした。

アシスタントはGoogle Geminiで動き使用量は毎月リセット

Appleのサポート文書「Apple Creator Studioのインテリジェンス機能について」では、Logic Proのアシスタントは Google Geminiのモデルで動くと案内されています。MacRumorsは、クラウドのAIを使うことがサブスクリプションを条件にした理由ではないかと見ています。

使用量には毎月の上限があり、アシスタントの場合は会話の複雑さによって使える量が変わります。上限は毎月リセットされます。上限に達したあとに追加の使用量を買えるのは、ブラジル、カナダ、フランス、ドイツ、インド、メキシコ、イギリス、アメリカの8か国のCreator Studio登録者で、日本は対象に入っていません。

なお、リリースノートには、アシスタントに送ったプロジェクトや指示がモデルの学習に使われることはないと明記されています。

日本語の環境ではアシスタントを当面使えない

サポート文書では、アシスタントの対応言語は米国英語だけです。日本のユーザーはApple Creator Studioに登録していても、日本語でアシスタントに指示を出すことはできません。

日本でLogic Proを使っている人にとっては、買い切り版かサブスクリプションかの違いよりも、言語の対応のほうが先に壁になります。日本語に対応する時期は案内されていません。同じAppleのAIでも、SiriのAIは27.2のアップデートで日本語に対応しています。

アシスタント以外の新機能には登録の条件が書かれていない

Logic Pro 13.0では、アシスタントのほかにも次の機能が加わりました。リリースノートでCreator Studioへの登録が条件とされているのはアシスタントだけです。

・統合ブラウザ:Logic Proのサウンド、自分のサンプルやパッチ、プラグインのプリセットを1つのブラウザで検索できる。タグ付けや似た音を探す「Find Similar」にも対応(一部はAppleシリコン搭載Macが必要)
・Stem Splitter:ドラムのパートをキットごとの音に分けられるようになった
・Liquid Glass:ウインドウ、ツールバー、メニュー、トランスポートが新しいデザインに
・タッチ操作:PROLED XDRディスプレイ搭載のMacBook Proと、Sidecarで使うiPadのマルチタッチに対応
・Play Surface:コードストリップとドラムパッドを備えた画面上のキーボード。Macのキーボード、マウス、トラックパッドで演奏できる

買い切り版とApple Creator Studioの料金

日本での料金は次のとおりです。Apple Creator Studioには、Logic ProのほかFinal Cut ProやPixelmator Proなども含まれます。

プラン 日本の料金 米国の料金 アシスタント
Logic Pro 買い切り版 30,000円 199.99ドル 使えない
Apple Creator Studio(月額) 1,780円 12.99ドル 使える(米国英語のみ)
Apple Creator Studio(年額) 17,800円 129ドル 使える(米国英語のみ)
Apple Creator Studio(学生・教職員) 月額480円/年額4,800円 月額2.99ドル/年額29.99ドル 使える(米国英語のみ)

買い切りで持っている人がアシスタントを試したい場合は、Creator Studioに登録し直すことになります。ただし前の節のとおり、日本語では使えません。

AIの機能をサブスクリプションの側に寄せる流れは、Logic Proに限らずAppleの制作アプリ全体で進んでいます。Apple Creator Studioのこれまでの動きは、下の関連記事からたどれます。

Source: Apple Logic Pro for Mac リリースノート, Apple サポート, Apple Newsroom, MacRumors

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