Appleが約70億ドルの社債発行へ|注文は4倍超の約310億ドル 使い道にAIは書かれず【海外ニュース】

iPhone・Mac・Apple製品

公開日:

Appleロゴの店舗のイメージ画像。Apple Watchは写っていない。

Appleは2026年11月5日(米国時間)、社債を発行するための仮の目論見書を米証券取引委員会(SEC)に提出しました。償還の時期が2028年から2036年までの7種類の社債を出す計画です。米9to5Macが伝えました。

目論見書には発行額が書かれていませんが、米Bloombergは、Appleが約70億ドルを集めようとしていて、投資家からの注文はすでに約310億ドルと、予定額の4倍を超えていると報じています。本記事では、Appleの社債発行の中身と、ほかの大手IT企業との違いを紹介します。Appleの直近の業績は7〜9月期の決算の記事で紹介しています。

使い道は自社株買いや配当 AIへの投資には触れていない

レインボーのAppleロゴとスケボーに乗るレゴ人形

画像はイメージです(画像:Unsplash)

ここ1週間ほど、大手IT企業が社債で大きなお金を集める動きが続いています。AIのデータセンターなどへの投資が膨らんでいるためです。9to5Macによると、Metaは米国で150億ドル、続けてヨーロッパで90億ユーロ(約100億ドル)の社債を出しました。Alphabetは60億ユーロ(約67億ドル)、Microsoftは2017年以来となる250億ドルの社債を発行しています。

これに対して、Appleの目論見書には、AIについての記述がありません。集めたお金は、自社株買いや配当、企業の買収、借入金の返済など、一般的な会社の目的に使うとしていて、これまでの社債と同じ書き方です。

2025年5月は45億ドルの発行に約100億ドルの注文

Appleが社債を出すのは初めてではありません。9to5Macは、2015年、2019年、2020年、2021年の発行を挙げています。直近では2025年5月に4種類の社債で45億ドルを集め、このときは約100億ドルの注文が入りました。

Bloombergによると、今回は注文が多く集まったことで、Appleは有利な条件でお金を借りられそうです。投資家は、最近社債を出したMicrosoft、Meta、Oracleより低い金利でも受け入れる姿勢だといいます。

ハイテク株が大きく下げた日でもAppleの下げは小さめ

社債の話が出た11月5日は、ハイテク株が大きく売られた日でした。9to5Macによると、Nasdaq 100は一時6%を超えて下がり、Nvidiaの株価は約8%、S&P 500は4%近く下がりました。Appleの株価も、記事を書いた時点で1.49%下がっていましたが、AIへの投資と株価の結び付きが強いほかの大手IT企業よりは下げが小さかったとしています。

Appleは近いうちに、早ければ5日のうちに発行額と条件を決め、正式な条件をSECに届け出る見込みです。iPhoneやApple Watchの製品づくりに直接かかわる話ではありませんが、大手IT企業の中でAIへの投資の仕方が分かれていることが、お金の集め方にも表れています。Appleの業績の流れは、下の記事でも紹介しています。

Source: 9to5Mac/SEC/画像:Unsplash(フリー素材)

あわせて読みたい関連記事

7〜9月期の決算で、Appleの売上は過去最高になりました。

Apple決算でウェアラブル部門が7.9%減 3四半期ぶりマイナス|売上は1,145億ドルで過去最高

ターナスCEOが、iPhone Duoの品薄について話した内容はこちらです。

ターナスCEOがiPhone Duoの品薄解消は「予測できない」|画面不具合の返品はごく一部 売上は7〜9月期で過去最高【海外ニュース】

決算前の株価と業績の見どころをまとめています。

【Apple株価・業績ウォッチ|2026年11月】高値圏で決算を待つ、iPhone DuoとAIが焦点

目的別・記事の見つけ方

「どのスマートウォッチを買えばいい?」「買ったけど使い方が分からない」。そんなときに最初に読んでほしい記事を、目的ごとに選びました。はじめての1台選びから、買ったあとの使い方まで。目的に合わせて読んでほしい記事を選びました。

目的別の記事の探し方ガイドを見る
※本記事のリンクから商品を購入すると、売上の一部が販売プラットフォームより当サイトに還元されることがあります。掲載されている情報は執筆時点の情報になります。
     

スポンサーリンク