検索
         
  1. スマートウォッチライフTOP
  2. NEWS
  3. Apple Watchでボウリングの消費カロリーを計測してみた……が精度に疑問符

Apple Watchでボウリングの消費カロリーを計測してみた……が精度に疑問符

NEWS

2025.05.11

Apple Watchを含めたスマートウォッチでは、「30種類のスポーツを計測可能」というように、計測可能なスポーツの数の多さが一つのアピールポイントになっています。

しかし、「このスポーツの消費カロリー、どうやって計測してるの?」と疑問符が付くものも実は多いです。

先日ボウリングに行ったときに、Apple Watchをいじくっていたら、何と記録できるスポーツの一覧にボウリングを発見。

ボウリングって、動いていない時間のほうが多いスポーツですが、正確に計測できるのでしょうか?

試しに計測をしてみました!

ボウリングの計測精度は微妙

そして計測をスタートしてみたのですが、のっけから上記のような表示が。

「このタイプのワークアウトは、センサーによる読み取りができないときは、早歩きの場合と同等のキロカロリーを消費したものとみなれます」とのこと。

つまり、ボールを投げずに座っているときも、早歩きと同等のカロリーを消費したものとして計測されるわけです。

これは、相当カロリーが多く表示されそうな予感がします……。

そして1ゲーム投げてみました。

3分ほど経ったところで消費カロリーを見てみると…。

やはり順調に増えています。

座っているときも速歩きをしている計算になるので、そりゃ増えますよね。

ちなみにこの日は2人でプレイしていましたが、4人とかでプレイした場合は、待ち時間がさらに増えるので、消費カロリーはさらに増えやすくなるはずです。

そして1ゲームのプレイを終えた数値がこちらです。

20分でアクティブカロリーが75キロカロリー。合計キロカロリーが103キロカロリーでした。

なお、Apple Watchの「アクティブカロリー」とは、「立ち上がったり体を動かしたりしたときに消費されるカロリー」のこと。つまりは運動による消費カロリーのことです。

そして合計カロリーは、動かないでも消費される基礎代謝を含めたカロリーのことです。

ボウリングは投げる前後では息が上がりますが、それにしても多いなと感じます(休憩中でも早歩き換算されるので当然ですね)。

iPhoneのアプリで見た結果

心拍数も平均80と、ほとんど上がっていないのに、この消費カロリーの多さはやはり疑問符ですね。

なおApple Watchのふだんの運動量は「腕の動き」と「加速度センサー」を頼りに記録されますが、ワークアウト App を使った場合は、「加速度センサー」、「心拍センサー」、「GPS」をもとに算出されます。

おそらくボウリングは心拍数も上がらず、位置の移動も少ないスポーツのため、擬似的に早歩き換算で消費カロリーを計測する仕組みになっているのでしょう。

一般的には消費カロリーはどのくらい?

ボウリングを20分間プレイした場合の消費カロリーは、以下のように体重によって異なります

おおよその目安を以下に示します:

体重(kg) 20分間の消費カロリー(目安)
50kg 約60〜70 kcal
60kg 約70〜85 kcal
70kg 約85〜100 kcal
80kg 約95〜115 kcal

補足情報

・ボウリングは一般的に中強度の有酸素運動とされており、投球時の瞬発力、歩行、バランス保持などが関与します。

・投球の回数やフォーム、プレイスタイル(真剣にやるか、リラックスしてやるか)でも差があります。

・ゲーム1回(10フレーム)で約30分前後かかるので、20分だとおおよそ1ゲーム弱

消費カロリーをさらに増やしたいなら

・両手投げやしっかりとしたフォームで体幹を意識して投げる。

・ボールを自分で毎回戻す、積極的に身体を動かす。

・間の待ち時間に軽いストレッチや足踏みを加える。

目的がダイエット運動習慣であれば、他の活動と組み合わせるのが効率的です。

下記の関連記事で示しているように、Apple Watchは筋トレなどの計測にも向かないスポーツなので、みなさんも計測する際はお気をつけを!


●執筆者:スマートウォッチライフ編集部
日本初のスマートウォッチのウェブメディア。編集部には50本以上のスマートウォッチがあり、スマートウォッチ・Apple Watchの選び方や入門者向けの記事を多く配信しています。日本唯一のスマートウォッチ専門ムック本『SmartWatchLife特別編集 最新スマートウォッチ完全ガイド』(コスミック出版)を出版したほか、編集長はスマートウォッチ専門家としてテレビ朝日「グッド!モーニング」や雑誌『anan』(マガジンハウス)にも出演。You Tube「スマートウォッチライフ」(チャンネル登録者7000人程度)でも各種レビューを行っています!

当サイトのおすすめ記事のリンク


そのほかApple Watchやスマートウォッチ関連の記事はこちらをクリック!

スマートリングの関連記事はこちらをクリック!


Apple Watchの運動量計測の精度を上げる方法7選。消費カロリーが増えない人は必見!

※本記事のリンクから商品を購入すると、売上の一部が販売プラットフォームより当サイトに還元されることがあります。掲載されている情報は執筆時点の情報になります。
     

関連記事


   

RANKING

  1. Apple Watch SE 3登場!常時表示で“エントリーモデルの革命” !今年は間違いなく買い!

  2. iPhone 17 Airは「Plusの代わり」になれる?16 Plusとの違いとカメラ性能を解説

  3. Apple Watch Ultra 3の進化ポイントを詳細に解説【Series 11との違いも】

  4. Apple Watch Series 11発表!バッテリー強化、耐久性&価格アップなど進化・変化ポイントをチェック

  5. Apple Watchの新機能「高血圧通知」、日本では提供未定。国内認可の課題とは

  6. 【最新版】Apple Watch予約攻略法|人気カラーやバンドを発売日に買う方法

  7. Google Pixel Watch 4 がPixel Watch 3から進化した4つのポイントを徹底解説

  8. watchOS 26が9月16日リリースへ。睡眠スコア機能やLiquid GlassデザインがApple Watchにも登場

  9. Apple Watch NikeとHermèsの新モデル登場!新作の文字盤とバンドは?

  10. 【使用レビュー】CMF Watch 3 Proは“美しさと実用性”が共存した傑作スマートウォッチ!1万円台でここまでできる!

   

NEW CONTENTS

  1. 2時間悩むと6000円損する?Apple製品購入は悩む前に決断すべき理由

  2. Apple WatchやiPhone選びに迷ったら「心がときめくもの」を!心理学が示す満足度の高め方

  3. Apple WatchはiPhone専用!なぜAndroidでは使えないのか徹底解説

  4. Apple WatchはiPhoneがなくても歩数やランニングを計測できる!その仕組を解説

  5. Apple WatchはiPhoneがなくてもSuica決済できる? 公式情報で確認&設定・注意点まとめ

  6. Apple Watchの新機能「高血圧通知」、日本では提供未定。国内認可の課題とは

  7. Apple Watch NikeとHermèsの新モデル登場!新作の文字盤とバンドは?

  8. watchOS 26が9月16日リリースへ。睡眠スコア機能やLiquid GlassデザインがApple Watchにも登場

  9. Apple Watch Ultra 3の進化ポイントを詳細に解説【Series 11との違いも】

  10. Apple Watch Series 11発表!バッテリー強化、耐久性&価格アップなど進化・変化ポイントをチェック