検索
         
  1. スマートウォッチライフTOP
  2. コラム・業界分析
  3. Apple Watchでボウリングの消費カロリーを計測してみた……が精度に疑問符

Apple Watchでボウリングの消費カロリーを計測してみた……が精度に疑問符

コラム・業界分析

公開日: 最終更新日:

 

Apple Watchを含めたスマートウォッチでは、「30種類のスポーツを計測可能」というように、計測可能なスポーツの数の多さが一つのアピールポイントになっています。

しかし、「このスポーツの消費カロリー、どうやって計測してるの?」と疑問符が付くものも実は多いです。

先日ボウリングに行ったときに、Apple Watchをいじくっていたら、何と記録できるスポーツの一覧にボウリングを発見。

ボウリングって、動いていない時間のほうが多いスポーツですが、正確に計測できるのでしょうか?

試しに計測をしてみました!

ボウリングの計測精度は微妙

そして計測をスタートしてみたのですが、のっけから上記のような表示が。

「このタイプのワークアウトは、センサーによる読み取りができないときは、早歩きの場合と同等のキロカロリーを消費したものとみなれます」とのこと。

つまり、ボールを投げずに座っているときも、早歩きと同等のカロリーを消費したものとして計測されるわけです。

これは、相当カロリーが多く表示されそうな予感がします……。

そして1ゲーム投げてみました。

3分ほど経ったところで消費カロリーを見てみると…。

やはり順調に増えています。

座っているときも速歩きをしている計算になるので、そりゃ増えますよね。

ちなみにこの日は2人でプレイしていましたが、4人とかでプレイした場合は、待ち時間がさらに増えるので、消費カロリーはさらに増えやすくなるはずです。

そして1ゲームのプレイを終えた数値がこちらです。

20分でアクティブカロリーが75キロカロリー。合計キロカロリーが103キロカロリーでした。

なお、Apple Watchの「アクティブカロリー」とは、「立ち上がったり体を動かしたりしたときに消費されるカロリー」のこと。つまりは運動による消費カロリーのことです。

そして合計カロリーは、動かないでも消費される基礎代謝を含めたカロリーのことです。

ボウリングは投げる前後では息が上がりますが、それにしても多いなと感じます(休憩中でも早歩き換算されるので当然ですね)。

iPhoneのアプリで見た結果

心拍数も平均80と、ほとんど上がっていないのに、この消費カロリーの多さはやはり疑問符ですね。

なおApple Watchのふだんの運動量は「腕の動き」と「加速度センサー」を頼りに記録されますが、ワークアウト App を使った場合は、「加速度センサー」、「心拍センサー」、「GPS」をもとに算出されます。

おそらくボウリングは心拍数も上がらず、位置の移動も少ないスポーツのため、擬似的に早歩き換算で消費カロリーを計測する仕組みになっているのでしょう。

一般的には消費カロリーはどのくらい?

ボウリングを20分間プレイした場合の消費カロリーは、以下のように体重によって異なります

おおよその目安を以下に示します:

体重(kg) 20分間の消費カロリー(目安)
50kg 約60〜70 kcal
60kg 約70〜85 kcal
70kg 約85〜100 kcal
80kg 約95〜115 kcal

補足情報

・ボウリングは一般的に中強度の有酸素運動とされており、投球時の瞬発力、歩行、バランス保持などが関与します。

・投球の回数やフォーム、プレイスタイル(真剣にやるか、リラックスしてやるか)でも差があります。

・ゲーム1回(10フレーム)で約30分前後かかるので、20分だとおおよそ1ゲーム弱

消費カロリーをさらに増やしたいなら

・両手投げやしっかりとしたフォームで体幹を意識して投げる。

・ボールを自分で毎回戻す、積極的に身体を動かす。

・間の待ち時間に軽いストレッチや足踏みを加える。

目的がダイエット運動習慣であれば、他の活動と組み合わせるのが効率的です。

下記の関連記事で示しているように、Apple Watchは筋トレなどの計測にも向かないスポーツなので、みなさんも計測する際はお気をつけを!

関連記事

Apple Watchのワークアウト記録やカロリー推定の“ズレ”が気になる方は、下記の解説も参考にしてください。

Apple Watchの運動量計測の精度を上げる方法7選。消費カロリーが増えない人は必見!

Apple Watchの「ムーブリング」と「エクササイズリング」の違いとは? 健康管理をもっと効果的に!

Apple Watchの「ムーブ」の年齢・性別によるゴール目安と数値の意味を徹底解説!

iPhoneで計測できる「歩行非対称性」とは?何%なら正常?

Apple Watch等のスマートウォッチが筋トレ効果の測定に向いていない理由とは?

Apple WatchとFitbitの消費カロリー計測の正確さを比較検証!

あわせて読みたいカテゴリー・タグ

Apple Watchをもっと活用したい方は、下記のカテゴリーやタグもおすすめです。使い方やワークアウト活用術、健康管理のコツをまとめています。

Apple Watchの使い方、基礎知識:設定や計測の基本をやさしく解説

ワークアウト:運動記録のコツや種目別の活用術を紹介

健康管理:心拍・睡眠・カロリーなど健康機能を徹底活用

Apple Watch入門:初期設定から日常の使いこなしまで

用語解説:専門用語や指標の意味をスッキリ理解

最新の特集やレビューは、こちらから一覧でご覧いただけます:Smart Watch Life トップページ

 

追加するタグ候補:Apple Watch, ワークアウト, 健康管理, Apple Watch入門, 用語解説
追加するタグ候補:Apple Watch, ワークアウト, 健康管理, スマートウォッチ入門, Apple Watch入門
※本記事のリンクから商品を購入すると、売上の一部が販売プラットフォームより当サイトに還元されることがあります。掲載されている情報は執筆時点の情報になります。
     

関連記事


   

RANKING

  1. 「ChatGPTが“嘘をつかなくなる”?」SNSで話題の“ファクトベースAI”プロンプトが凄い!

  2. ChatGPTを“おだて役”から“辛口参謀”に変える! SNSで話題の「神プロンプト」10選

  3. ChatGPTが“すぐ忘れる”理由と対策──命令をほぼ永続させる3つの方法

  4. これでAIのウソが激減! ChatGPTを検証モードに切り替える「事実確認系プロンプト」10選

  5. OPPOが中国で新型スマートウォッチ「OPPO Watch S」を発表!薄型デザインに軍用レベルの耐久性と医療認証ECGを搭載

  6. 「ChatGPTの“優しさフィルター”を外したら成果が上がった」――海外ユーザーが話題のプロンプトを公開

  7. Xiaomi Smart Band 8 Proが税込4,980円! イオシスで未使用品が約300台限定入荷

  8. あのデザインが指先に宿る――「INFOBAR」コラボのスマートリカバリーリングが登場!CAMPFIREでアイデア公開中

  9. 【最新版】モバイルバッテリーのリコール対象製品まとめ(2025年10月)|Anker・Xiaomi・CIOなど主要ブランドも対象に

  10. 【新モデル登場】“Makuake No.1スマートリング”RingConnから「Gen2 Air」日本上陸。10月30日より先行予約スタート!

   

NEW CONTENTS

  1. 小泉進次郎防衛大臣が語る「AIが戦闘の帰趨を左右する時代」――防衛分野でのAI活用方針を説明

  2. チタン製Apple Watchバンド「C01」「C03」がAULUMUから登場。高級感と機能性を融合

  3. キュウリに巻いても心拍を検出! 粗悪スマートウォッチにマレーシア医師会が注意喚起

  4. 「毎日同じ時間に寝る」だけで死亡リスクが最大57%減。最新研究が警鐘

  5. Apple × イッセイ ミヤケ、「iPhone Pocket」を発表。新しい“身につけるiPhone”アクセサリーが登場

  6. 【実例】Galaxy WatchのECG機能が命を救う。 心疾患リスクを検知したブラジル男性の体験

  7. Xiaomi Smart Band 8 Proが税込4,980円! イオシスで未使用品が約300台限定入荷

  8. 「ただ歩くだけ」では足りない。1日15分の“速歩き”が血圧・血糖・メンタルを整える理由

  9. ChatGPTが“すぐ忘れる”理由と対策──命令をほぼ永続させる3つの方法

  10. これでAIのウソが激減! ChatGPTを検証モードに切り替える「事実確認系プロンプト」10選