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Apple Watch Series 9開封レビュー! 進化はちょっと微妙?

NEWS

2023.09.24

2023年9月22日に発売となったApple Watch Series 9とApple Watch Ultra 2。

スマートウォッチライフ編集部では、発売日当日に、予約したApple Watch Series 9をApple新宿で購入してきました!

本記事ではその開封レビューをお届けします。

なお実際の操作の様子などは、下記のレビュー動画も参考にぜひ。

 

Apple Watch Series 9

Source:Apple

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なお筆者が購入したのは45mm・シルバーケース・GPSモデルのApple Watch Series 9。

バンドは新素材を使ったマグネティックリンクやモダンバックル(41mmのみ)を狙っていたのですが、予約が遅れたこともあり、在庫が表示されませんでした。

そのためバンドはスポーツループのプライドエディションを選択しました。

お目当てのバンドで在庫切れや、受取日が先になって諦めていた方は、とりあえず別のバンドで予約してみるのも手かもしれません。

ここから開封レビュー

では開封していきます。

Apple Watchの外箱は以前から基本デザインは変わっていませんが、昔から比べると全体が小さくなった印象があります。

こちらにはバンドとケースが一緒に入っている形です。

中を開けるとこんな状態。

上に見えるのがケースの箱です。

バンドもほぼ同じ大きさの箱に入っています。

こちらが開封して出てきたケース(写真はペアリング後)。

今回のSeries 9は、製品のデザイン(外観や形状)について変更のアナウンスはなく、実際に以前のシリーズから変わっていないように見えます。

Series 5の44mm・シルバーのアルミケースと並べてみました。

1mm大きさが違うモデルですが、4年前のモデルと比べてもほぼ一緒です。

同梱品の高速充電ケーブル。

先端がType-Cになっています。

こちらも前シリーズから変わっていませんね。

主な搭載機能は?

主な搭載機能について、当サイト独自のスマートウォッチの主要機能チェック表を使って確認してみます。

緑色の部分が搭載している機能です。

この表の機能については前シリーズと違いはなく、一般的なスマートウォッチが搭載している機能はApple Watchは全て搭載。

体表温度の測定機能、血中酸素濃度の測定機能など流行の機能を抑えているだけでなく、電波の通じない山中でも役立つ気圧・高度計やGPS等の位置測位システム、ランニング能力の指標となる最大酸素摂取量(Vo2MAX)の計測にも対応しています。

血中酸素濃度の測定画面。ディスプレイの美しさもApple Watchはスマートウォッチ界随一です

街中でもスポーツでもアウトドアでもオールラウンドに使える超高性能なスマートウォッチといえます。

特筆すべきは、ただ機能を搭載しているだけでなく、その一つ一つのレベルが高いこと。

・LINEなどの通知は、文章やスタンプの内容が分かるだけでなく、簡易的な返信もできる(安物だと内容も読めないものが多い)

・キャッシュレス決済はSuicaのほかiD、QUICPay、PayPay、nanaco、WAONなどにも対応と、対応ブランドの幅広さはブッチギリのNO.1

・App Storeからはスマホのように様々なアプリをダウンロード可能で、機能を自在に拡張可能

・iPhone同様にSiriを使うことができ、「声」で様々な操作が可能

などなど、優れたポイントを挙げていけばキリがありません。

Apple WatchではLINEの内容を読めるだけでなく、スタンプや定型文の返信も簡単に可能。これは安物のスマートウォッチにはまず非搭載の機能だ

こうした以前のシリーズから変わらないApple Watchの便利さについては、下記の動画レビューなどもぜひ参考にしてください。

Series 9の進化ポイントをチェック

Series 9でApple Watchがどう進化したかについては、下記リンクの記事で詳しく解説しています。

関連記事:Apple Watch Series 9の進化ポイント7点を詳細解説!

ポイントは以下の7つです。

①最新SiPで性能が大幅UP!
②「ダブルタップ」操作が新登場
③ディスプレイがより明るく!
④Siriがネット接続不要で可能に
⑤iPhoneの正確な場所を見つける機能
⑥カーボンニュートラルの組合せも!
⑦新色のピンクが登場!

⑤については規制の関係で日本は非対応。

②は10月のアップデートで対応とのことですが、似た機能が以前から公開されています。

⑥⑦については筆者は該当するモデルを購入できなかったので、本記事では①~④について手元のSeries 7と比較しながら検証してみます。

①新しいS9 SiP搭載でパフォーマンスが大幅向上

早い話が内部の性能が非常に進化たことで、パフォーマンスが大幅向上した……という話です。

Apple Watch Series 9では最新SiP(システム・イン・パッケージ)の「S9」搭載。

内部を再設計することにより、CPUはSeries 8よりも60%多い56億ものトランジスタを搭載。GPUは30%高速化しているそうです。

また4コアのNeural Engineを搭載し、機械学習関連タスクを2倍高速化したとのことです。

動作の軽快さやアニメーションやエフェクト表示の滑らかさなどが進化したとされていました。

で、実際に触った感じはどうなのかというと、上のレビュー動画で検証した通り、ザザッと触った程度では変化は実感できませんでした。

watch OS 10にアップデート前のモデルと比べると、画面の切り替わりが早くなった感じがありますが、それはwatch OS 10へのアップデートによる進化。

watch OS 10にアップデートしたApple Watch Ultraと同じ動作を行ったときは、挙動に特に違いは見られませんでした。

このあたりは、より高度な処理を求められる機能がApple Watchに登場したり、1年、2年、3年と使ったりしているあいだに、徐々に違いを実感できるようになるかもしれません。

②新しいダブルタップのジェスチャーで各種操作が可能に!

親指と人差し指を合わせる「ダブルタップ」というジェスチャーで様々な操作が可能に。

具体的にできる操作は以下のようなもの。

・タイマーの停止
・音楽の再生と一時停止
・アラームのスヌーズ
・電話の応答や終了
・iPhoneのCameraのリモートシャッター
・文字盤からスマートスタックを開く(もう1回ダブルタップするとスタックのウィジェットをスクロール)

かなり色々な操作ができますね!

この機能が使えるようになるのは10月のソフトウェア・アップデート後とされていますが、実はApple Watchではすでに似た機能が公開中。

iPhoneのWatchアプリの「アクセシビリティ」の「クイックアクション」の項目を設定しておくと、上記の多くの動作をすでに行うことができます。

上記のリモートシャッターを実践時の写真で、画面に「写真を撮る ダブルピンチ」と表示されていますが、この状態で親指と人差し指を合わせる動作を素早く2回行うと、シャッターを切ることができました。

このリモートシャッターの撮影をできるのは非常に便利です。

これまではApple Watchでリモートシャッターを使うには、片腕に付けたApple Watchをもう片方の腕でタップする必要がありましたが、それが片手だけでできるようになったためです。

自分を含む集合写真を撮るときなどは、以前だと「自分がApple Watchを操作しているポーズ」で写真に写ってしまうことが多々ありましたが、この機能の登場でそうした心配もなくなりそうです。

また再生中の曲の停止・再生なども便利だと感じましたし、この動作でタイマーをサッと停止できるのも非常に便利です。

ちなみに、親指と人差指を合わせる強さは、ある程度しっかり合わせないと反応しません。

このあたりは慣れで感覚が掴めてくるかなと思います。

文字盤からスマートスタックを開く動作は、おそらく10月のアップデートから使用可能になるのか、現時点では使用ができませんでした。

この機能の正式なスタートで、使い勝手がよくなることを期待しています!

③より明るいディスプレイ

Apple Watch Series 9のディスプレイの最大輝度(明るさ)は、Apple Watch Series 8の2倍である2,000ニトまでアップ。

明るい太陽光の下でも文字がより読みやすくなった……と発表されていました。

筆者の手持ちのSeries 7(上の写真の腕の左側)と比較をしてみましたが、写真では分かりづらいものの、画面の明るさは確かに上がった印象です。

明るい室内だとそこまで違いを実感しづらいですが、環境を変えると明るさをより実感できるようになりました。

なお、暗い部屋や早朝の場合、近くにいる人の邪魔にならないように、ディスプレイの明るさをわずか1ニトまで下げることもできます

④ネット接続不要のSiri利用で高速&正確な処理が可能に

Series 9では、Wi-Fiや携帯電話ネットワークへの接続不要で、Siriへのリクエストがデバイス上で処理できるようになりました。

ワークアウトの開始やタイマーの設定など、インターネットからの情報を必要としないリクエストの場合、よりすばやく、より信頼性の高い応答が得られます。

また、パワフルなNeural Engineにより、Apple Watch Series 8と比較して音声入力の精度が最大25パーセント向上しているそうです。

この点についても、Series 7と比較をしてみましたが、ネット接続環境のある室内では、「反応が目に見えて高速化した!」といった変化はありませんでした。

watch OS10の新機能もやっぱり凄い!

……という感じで、Apple Watch Series 9が前のシリーズから劇的な変化を遂げたかというと、正直なところ大きな変化はありませんでした。

そして、いろいろと触った結論としては、「Series 9の進化よりもwatch OS 10の進化の方が凄い!」ということ。

watch OS 10はSeries 9の発売日直前にアップデートが可能になったApple Watchの最新OS。

このOSへのアップデートはSeries 9以外でも、Series 4以降のApple Watchなら可能です。

大きな変化は以下のようなポイントになります。

①表示と操作法のリニューアル

②アプリも全面的に表示がリニューアル

③新しいスマートスタックの登場

④新しい文字盤が5つ登場

この最新OSの凄さについては、以下の関連記事・関連動画で詳しく解説しています。

関連記事:watchOS 10でApple Watchが大大大進化! ポイント8選+α使用レポートまとめ

なお、この最新OSはSeries 9じゃなくても使えるということで、

・購入からまだ日が浅いSeries 7 や8の人は買い替えはまだ不要

・新規購入の人も、安く買いたいなら家電量販店で安くなっている旧シリーズや、整備済み製品を狙うのもあり

と言うこともできそうですね!

あわせて読みたい・見たい

Apple WatchをApple公式で安く買える! 整備済製品の在庫レポート記事はこちら!

 

 

 

※本記事のリンクから商品を購入すると、売上の一部が販売プラットフォームより当サイトに還元されることがあります。掲載されている情報は執筆時点の情報になります。
     

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