検索
         
  1. スマートウォッチライフTOP
  2. Apple Watchの使い方、基礎知識
  3. Apple Watchで「心電図」と「心拍数」は何が違う? 初心者にもわかる使い方&見分け方ガイド

Apple Watchで「心電図」と「心拍数」は何が違う? 初心者にもわかる使い方&見分け方ガイド

Apple Watchの使い方、基礎知識

公開日: 最終更新日:

 

「どっちも心臓に関係あるんでしょ?」と思っている人へ

Apple Watchには、「心拍数」と「心電図(ECG)」という2つの健康測定機能が搭載されています。

どちらも心臓に関わる機能ですが、役割も使い方もまったく違うのをご存じでしょうか?

この記事では、Apple Watchの2つの心臓系測定機能の違いを、初歩的なギモンにも答えながらわかりやすく解説します。

心拍数とは?:1分間に何回ドクンと打っているかを測定

・心拍数(しんぱくすう)は、1分間に心臓が打った回数(単位はbpm)
・Apple Watchの裏側にある光センサーで、手首の血流の変化を検知して測定
・日常生活中や運動中などに自動で記録されるのが特徴

心拍数が役立つシーン

・運動時の負荷チェック(心拍が上がっていれば運動効果も高い)
・安静時の体調確認(高すぎる or 低すぎると体調不良のサイン)
・睡眠やストレス状態の把握

心電図とは?:心臓の「電気的な動きの波形」を記録

・心電図(しんでんず)は、心臓の拍動をつかさどる電気信号の流れ(波形)を記録
・Apple WatchのDigital Crown(横の丸いボタン)に指を30秒間あてて測定
・医療でも使われる「1誘導心電図」と同様の仕組みで波形を描画

心電図が役立つシーン

・ドキドキが止まらない、不整脈のような感覚があるとき
・医師に相談したいときの記録として(PDFで書き出し可能)
・家族に心臓疾患の既往歴がある人の健康管理

初心者が持ちやすいギモンに答えます

Q. 心拍数と心電図、どう使い分けるの?

・心拍数は日常的な体調チェックや運動の指標に
・心電図は異常を感じたときに、より詳しく波形で確認したい場合に使います

Q. どっちも毎日測る必要ある?

・心拍数はApple Watchが自動で測ってくれるので気にしなくてもOK
・心電図は異常を感じたときなどに自分で手動で測るのが基本です

Q. 心電図を取ったら病気が見つかる?

・Apple Watchの心電図は心房細動(AFib)などの兆候を発見する補助的な機能です
・診断には医療機関の受診が必要です。異常が出たら医師に相談

Q. すべてのApple Watchで使えるの?

・心拍数:すべてのモデルで利用可能
・心電図:Apple Watch Series 4以降が対象、日本では22歳以上で使用可能

比較表:心拍数と心電図の違いをひと目で理解

項目 心拍数 心電図
何を測る? 心臓の拍動の回数(bpm) 心臓の電気信号の波形
測定の方法 光センサーで自動測定 Digital Crownに指を30秒間あてる
測定のタイミング 自動で定期的に記録 手動で必要なときに記録
主な用途 日常の体調や運動状態の把握 不整脈などの異常の兆候を記録
出力形式 数値とグラフ 波形+結果(PDF保存可)

活用のポイント:2つの機能を「併用」するのが賢い使い方

・普段は心拍数で体調をなんとなくチェック
・いつもと違う感覚があれば心電図で波形を記録
・心電図で異常が出たら早めに医師に相談

このように、2つの機能を使い分けることで、日常から異常の早期発見まで幅広く健康管理が可能になります。

関連記事のご紹介

▶ Apple Watchの「心臓に関する健康機能」をもっと詳しく知りたい方はこちら

Apple Watchが心臓の健康を守る:心電図、不規則な心拍通知、心房細動履歴を詳しく解説

▶Apple Watchの心臓に関する機能で病気が発覚し、命を救われた方の実話はこちら

Apple Watchが命を救う――重大な心疾患から再起したエンジニアの物語【実話が公式CMに】


▶ その他の「健康機能をもつスマートウォッチの活用法」を知りたい方はこちら

Apple Watchやスマートウォッチの健康機能の解説記事はこちら!|Smart Watch Life

 

※本記事のリンクから商品を購入すると、売上の一部が販売プラットフォームより当サイトに還元されることがあります。掲載されている情報は執筆時点の情報になります。
     

関連記事


   

RANKING

  1. Gmail「POP受信」2026年1月終了!Xserverなど外部メール利用者が取るべき【4つの対策】を徹底解説

  2. 米Forbesが「2025年ベストスマートウォッチ」を発表。専門メディア視点でランキングの妥当性を考察

  3. IKEAがMatter対応の新スマートホーム製品を21点発表。グローバルサイトで公開された次世代シリーズの全貌

  4. 村田製作所がCES 2026で“次世代スマートリング技術”を公開へ。国内外メーカーを支える基盤技術として注目

  5. スマートリング市場は2025年に400万台規模へ。Omdia調査が描く「次世代ヘルスエコシステム」の姿とは

  6. スマートホームを支える共通規格「Matter」とは?仕組みとメリットをやさしく解説

  7. Apple Watch Series 10の整備済製品が追加!12月5日13時の最新在庫まとめ

  8. ChatGPTに西洋占星術の結果を分析させると「当たりすぎて怖い」? その“的中感”の正体を徹底解説

  9. Galaxyスマートウォッチが今年最大級の値下げ! Amazon&楽天ブラックフライデー2025で最新モデルが勢ぞろい

  10. 【Amazonブラックフライデー2025】スマートウォッチが続々値下げ! 人気ブランドの最新セール情報まとめ(編集部調べ・11月30日更新)

   

NEW CONTENTS

  1. 衛星経由のメッセージが日本で利用開始。iPhone 14以降とApple Watch Ultra 3で、圏外でも“つながる時代”

  2. Appleのフィットネスサービス「Apple Fitness+」、来年早々に日本で提供開始へ。日本語翻訳音声にも対応

  3. jig.jpがARグラス市場へ本格参入を発表。鯖江発「日本初のプラスチックウェイブガイド採用モデル」で株価も急反発

  4. Gmailユーザー必見。メルマガ断捨離が一瞬で終わる「配信を管理」を知らないと損

  5. まだ黄色★だけ使ってる? Gmailのスターは12種類!仕事効率が跳ね上がる最強メール整理術まとめ

  6. Gmail「POP受信」2026年1月終了!Xserverなど外部メール利用者が取るべき【4つの対策】を徹底解説

  7. ウェアラブルデバイスで“飲酒”を検知。日本行動医学会で研究成果を発表――健康管理は「客観データの時代」へ

  8. 高市首相の過去動画が再び火種に。TP-Linkルーター“乗っ取り”問題は実害か過剰反応か—専門情報で読み解く

  9. 村田製作所がCES 2026で“次世代スマートリング技術”を公開へ。国内外メーカーを支える基盤技術として注目

  10. Apple Watchの「転倒検出」が登山者を救助。視界ゼロのまま山肌を滑落した男性を救った“最後の頼り”とは