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HUAWEIの人気スマートウォッチ「WATCH FIT」シリーズが、FIT 4から最新世代のFIT 5へとアップデートされました。本体サイズや基本的なデザインは似ていますが、ディスプレイの明るさやBluetoothのバージョン、NFCの対応範囲、防塵性能、センサー構成など、細かい部分で確実に進化しています。「どこが変わったのか」「FIT 4のままでも十分なのか、FIT 5に買い替えるべきなのか」を判断したい方に向けて、両モデルの主要スペックを並べて整理しました。なお本記事はHUAWEI日本公式サイトに掲載されているスペック情報をもとにしています。
Source: HUAWEI WATCH FIT 4 製品ページ / HUAWEI WATCH FIT 5 製品ページ
FIT 4とFIT 5は「同じ顔」でも中身は別物

まず外観からチェックしていきます。HUAWEI WATCH FIT 4とFIT 5は、本体サイズ・重量・ディスプレイサイズがほぼ完全に同一です。FIT 4は約43.0×38.0×9.5mm、FIT 5は約42.9×38.2×9.5mmと、数字上はほぼ誤差レベル。重量も両モデルとも約27g(ベルト含まず)です。手首サイズも基本仕様は同じで、パープルモデルが約120〜190mm、それ以外が約130〜210mmという構成も共通しています。
ディスプレイも1.82インチAMOLED、480×408ピクセル、PPI 347と全く同じスペック。素材もどちらもアルミニウム合金で、ホームボタンが回転クラウン式になっている点も共通です。「並べて置かれたら見分けが付かない」と言って差し支えないほど、外観は近いと言えます。
ただし、ここから先のスペックを見ていくと、確実に世代交代したと感じる進化ポイントがいくつも見えてきます。なおFIT 5そのものの発表内容や価格・カラー展開は、HUAWEI WATCH FIT 5発表記事でまとめています。
違いその1:ディスプレイの最大輝度が2,000nitsから2,500nitsへ
最初に挙げたいのが、ディスプレイの最大輝度の違いです。
FIT 4は最大2,000 nits、FIT 5は最大2,500 nits。数字だけ見ると500nitsの差ですが、屋外で時計を確認する場面、特に真夏の直射日光下では、この差は体感しやすい部分です。FIT 5の2,500nitsはAPL(平均画素レベル)80%環境下での値ですが、それでも一般的なスマートウォッチの中ではかなり明るい部類に入ります。日中の屋外ランや自転車での移動が多い人ほど、FIT 5側の恩恵を受けやすいポイントです。
違いその2:BluetoothがBT5.2からBT6.0へ世代更新
通信規格にも違いがあります。
FIT 4はBluetooth 5.2(BR、BLE)、FIT 5はBluetooth 6.0(BR、BLE)を搭載しています。Bluetooth 6.0は2024年に仕様策定されたばかりの新しい規格で、距離精度の向上や、より効率的な接続管理が期待される世代です。ペアリング先のスマートフォン側がBluetooth 6.0に対応していないと真価は発揮しにくいものの、長期的に使うことを考えると、新しい規格を積んでいる安心感は無視できません。
違いその3:NFCがグレー限定から全カラー対応へ
地味ですが、見落とせないのが「NFCの対応カラー」の違いです。
FIT 4ではNFCは「グレーのみ対応」と明記されており、ナイロンベルトの一色だけがNFC対応モデルでした。これに対してFIT 5はカラーバリエーション全体でNFCに対応しています。NFC搭載スマートウォッチを検討している方にとって、カラーを自由に選べるかどうかは大きな違い。「好きな色を選んだらNFCが付いていなかった」というケースが減るのは、買う側として安心感があります。
違いその4:FIT 5はIP6X防塵に対応
水まわりの耐久性についてもアップデートがあります。
両モデルとも5気圧防水(5 ATM)に対応している点は同じですが、FIT 5は加えてIP6X(IEC 60529:2013 レベル6)の防塵等級にも対応しています。FIT 4のスペック表に防塵等級の明記はなく、ここはFIT 5でしっかり追記された強化ポイントです。砂ぼこりが舞いやすい屋外スポーツや、ガーデニング、ハイキングのような場面で使うことを考えると、防塵対応が明記されているFIT 5のほうが心強いと言えます。
違いその5:FIT 5は温度センサーを新搭載
センサー構成にも差があります。
| センサー | FIT 4 | FIT 5 |
|---|---|---|
| 加速度センサー | ○ | ○ |
| ジャイロセンサー | ○ | ○ |
| 地磁気センサー | ○ | ○ |
| 環境光センサー | ○ | ○ |
| 光学式心拍センサー | ○ | ○ |
| 気圧センサー | ○ | ○ |
| 温度センサー | — | ○ |
FIT 5にだけ温度センサーが追加されました。HUAWEI公式のスペック表記なので、肌温度トラッキングや、温度に応じたヘルスケア機能(女性向け健康管理など)への活用が想定されます。日々のコンディション管理を細かく追いたい方にとっては、FIT 5の追加センサーは見逃せないポイントです。
違いその6:GNSSはFIT 5でNavICにも対応
位置測位機能もブラッシュアップされています。
FIT 4はGPS、GLONASS、GALILEO、BDS、QZSSのデュアルバンド(L1/L5)に対応。FIT 5はこれに加えてNavIC(インド地域測位衛星システム)に対応する構成へとアップデートされました。日本国内での測位精度に直結する違いではありませんが、対応衛星が増えれば一般的に捕捉性や精度の安定性にメリットが出やすくなります。海外旅行や山間部での使用が多い方にとっては、嬉しい強化と言えそうです。
違いその7:対応OSのバージョンとカラー展開も微妙に違う
細かい部分の違いとして、対応OSとカラーバリエーションも押さえておきたいポイントです。
対応OSは、FIT 4が「Android 8.0以降/iOS 13.0以降」、FIT 5が「Android 9.0以降/iOS 13.0以降」。古めのAndroid端末を使っている場合は、FIT 5側で動作要件がわずかに上がっている点に注意が必要です。
カラーバリエーションは、FIT 4がパープル/グレー/ホワイト/ブラックの4色展開だったのに対し、FIT 5はシルバー/パープル/グリーン/ホワイト/ブラックの5色展開。新色としてシルバーとグリーンが加わり、ナイロンベルトのカラーもFIT 4の「グレー」からFIT 5の「グリーングレー」に変更されています。
充電仕様もFIT 4は5V〜9V DC/2A、FIT 5は5V〜10V DC/2Aと、FIT 5側がわずかに上限が引き上げられています。
違いその8:バッテリー駆動時間の前提条件は同じ
バッテリー持続時間は両モデルとも、通常使用で約10日、ヘビーユースで約7日、AOD(常時点灯)使用時で約4日と公式値は同じです。テスト条件も近い構成で測定されており、世代を更新したからといって電池持ちが劇的に伸びるわけではありません。逆に言えば、ディスプレイの最高輝度がアップしてもバッテリーの公称値を維持できている点は素直に評価できる部分です。
FIT 4とFIT 5、買うならどちらを選ぶべき?

ここまでの違いを踏まえると、選び方は次のように整理できます。
FIT 5を選びたい人
日中の屋外で時計を見る機会が多く、ディスプレイの明るさを重視する人。NFCを使いたいけれどグレー以外のカラーを選びたい人。温度センサーを使った日々のヘルスケア計測に興味がある人。砂ぼこりや屋外利用が多く、IP6X防塵の明記が欲しい人。これからの長期利用を見越して、できるだけ新しいBluetooth規格を選びたい人。シルバーやグリーンといった新色が気になる人。
FIT 4でも十分な人
基本機能(心拍計、睡眠計測、ワークアウト、5気圧防水、AMOLEDディスプレイ)が満たされていれば十分という人。NFCを使わない、もしくはグレーのナイロンベルトでも構わない人。価格を抑えたい人。FIT 4が値下がりするタイミングで購入できる人にとっては、引き続き有力な選択肢です。
同じシリーズの世代交代としては、サイズ感や基本機能を据え置きつつ、ディスプレイ・通信・センサー・耐久性といった「使い込んでいくほど効いてくる部分」を地道に底上げした堅実なアップデートと言えます。劇的な変化を期待するというより、長く使うための“熟成”が進んだ世代と捉えるのが正しい見方でしょう。フラッグシップのPro版を検討したい方は、FIT 5 ProとFIT 5の徹底比較もあわせて確認してみてください。
まとめ
HUAWEI WATCH FIT 4とFIT 5は、本体サイズ・重量・ディスプレイサイズといった「見た目の骨格」はほぼ同じまま、輝度・Bluetooth・NFC対応カラー・防塵性能・温度センサー・対応衛星といった「中身」をしっかりアップデートした世代交代モデルです。新規購入で迷うならFIT 5、価格優先でFIT 4が値下がりしているならFIT 4も選択肢に入る、というのが現時点での落としどころと言えそうです。自分の使い方で重視するポイントが、どちらの強みと噛み合うかを基準に選んでみてください。Proライン同士の世代比較はFIT 5 ProとFIT 4 Proのスペック比較で扱っています。
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