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HUAWEIから発表された新しいスマートバンド型ウォッチ「HUAWEI WATCH FIT 5 Pro」と「HUAWEI WATCH FIT 5」。どちらも薄くて軽い四角型のボディに大きなディスプレイを備えていて、ぱっと見はとてもよく似ています。ただ、よく比べていくと、素材・センサー・防水性能などで意外なほど差がついていて、選び方にも影響してきます。この記事では、HUAWEIが公開している仕様情報をもとに、初心者の方でも違いを判断しやすいように2機種を整理してご紹介します。
HUAWEI WATCH FIT 5 Proと無印FIT 5の立ち位置

HUAWEI WATCH FIT 5シリーズは、いわゆる「スマートバンドの大画面進化版」とも言える縦長スクエア型のウェアラブルです。両モデルとも、本体サイズや重量が抑えられていて、毎日付けっぱなしにしやすいのが大きな魅力です。
そのうえで、FIT 5 Proは「素材と機能を底上げした上位モデル」、FIT 5は「軽快さとカラーバリエーションを楽しめるスタンダードモデル」という位置づけだと考えるとイメージしやすいでしょう。健康モニタリングをしっかりやりたい人や、アウトドアでガシガシ使いたい人にはPro、ふだん使いの相棒として気軽に選びたい人には無印FIT 5、というのが基本の住み分けです。各モデルの一次情報は、FIT 5 Pro発売記事とFIT 5発表記事でそれぞれまとめています。
スペック早見表でひと目で違いを把握する
まずは主要なスペックを表で並べてみます。文字情報だけで読み比べるとややこしいので、共通点と違いを意識しながら見ていくと整理しやすくなります。
| 項目 | HUAWEI WATCH FIT 5 Pro | HUAWEI WATCH FIT 5 |
|---|---|---|
| カラー | オレンジ/ホワイト/ブラック | シルバー/パープル/グリーン/ホワイト/ブラック |
| サイズ | 約44.5 × 約40.8 × 約9.5 mm | 約42.9 × 約38.2 × 約9.5 mm |
| 重量(ベルト除く) | 約30.4 g | 約27 g |
| ディスプレイ | 1.92インチ AMOLED/480×408/328 PPI | 1.82インチ AMOLED/480×408/347 PPI |
| 最大輝度 | 3,000 nits(APL 100%) | 2,500 nits(APL 80%) |
| カバーガラス | 2.5Dサファイアガラス | 記載なし |
| ベゼル素材 | チタニウム合金 | アルミニウム合金(本体素材) |
| ミッドフレーム素材 | アルミニウム合金 | アルミニウム合金 |
| ベルト | ナイロン/フルオロエラストマー | ナイロン/フルオロエラストマー |
| 主要センサー | 加速度/ジャイロ/地磁気/光学式心拍/気圧/温度/環境光/心電図/深度 | 加速度/ジャイロ/地磁気/光学式心拍/気圧/温度/環境光 |
| 防水・耐久 | 5 ATM/IP6X/EN13319準拠 水深40mフリーダイビング対応 | 5 ATM/IP6X(浅水域での水泳まで) |
| GNSS | GPS(L1+L5)/GLONASS/BeiDou/GALILEO/QZSS/NavIC | GPS(L1+L5)/GLONASS/BeiDou/GALILEO/QZSS/NavIC |
| NFC | 対応 | 対応 |
| Bluetooth | BT6.0(BR, BLE) | BT6.0(BR, BLE) |
| マイク/スピーカー | 対応/対応 | 対応/対応 |
| 充電方式 | ワイヤレス充電 | ワイヤレス充電 |
| 対応OS | Android 9.0以降/iOS 13.0以降 | Android 9.0以降/iOS 13.0以降 |
| バッテリー | 通常使用 最大10日/ヘビーユース 最大7日/AOD 最大4日 | 通常使用 最大10日/ヘビーユース 最大7日/AOD 最大4日 |
| 動作温度 | -20℃〜+45℃ | -20℃〜+45℃ |
並べてみると、画面の解像度・通信規格・バッテリー・GNSS・対応OSなど、「ふだん使いに直結する部分は驚くほど共通している」のが分かります。違いはほぼ「素材」と「ヘルス/アウトドア系センサー」「防水深度」に集約されています。
違い①:素材とディスプレイ ― 高級感と耐久性の差
もっとも見た目に効いてくるのが素材です。HUAWEI WATCH FIT 5 Proはカバーガラスにサファイアガラス、ベゼルにチタニウム合金を採用しています。サファイアガラスは硬度が非常に高く、傷が付きにくいのが特徴。チタニウム合金のベゼルも軽量で錆びにくく、見た目にも金属らしい引き締まった印象を作ってくれます。
一方の無印FIT 5は本体素材がアルミニウム合金で、カバーガラスの種類は仕様上明記されていません。日常の取り回しでは十分軽快ですが、机の角や金属のジムマシンに当てたときの安心感は、サファイア+チタンを採用したProが一枚上手、という見立てになります。
ディスプレイサイズもProは1.92インチ、無印FIT 5は1.82インチで、Proの方がひと回り大きい設計。ただし解像度は同じ480×408なので、PPIだけ見ると無印の方が347とやや高くなります。つまり「Proは大きく明るく、無印は同じ画素を小さい画面に詰めることで密度を保っている」と理解するのが正確です。
輝度はProが3,000 nits、無印が2,500 nitsと、屋外での視認性ではProがやや有利。日差しの強い場面でランニングやサイクリングをよくする方にとっては、地味ながら効いてくる差です。
違い②:センサーとヘルスケア ― 心電図と水深の有無
2機種で大きな違いがあるのがセンサー構成です。FIT 5 Proには、無印にはない心電図(ECG)センサーと深度センサーが搭載されています。
心電図機能は、心拍数の計測だけでは分かりにくい不整脈の傾向などに目を向けたい人にとって、毎日の安心材料になり得るセンサーです。光学式心拍センサーによる継続的なモニタリングと組み合わせることで、より多面的に自分の状態を把握できます。
深度センサーが意味を持ってくるのは水中での利用シーン。FIT 5 ProはEN13319規格準拠で、最大水深40mまでのフリーダイビングに対応しています。プールでの泳ぎ込みだけでなく、本格的な水中アクティビティを視野に入れている人なら、ここはかなり大きな差です。無印FIT 5も5 ATMの防水性能はありますが、対応するのはプールや浅水域での水泳までで、ダイビング用途は想定外という扱いになっています。
「健康管理を強化したい」「水中で本格的に使いたい」というニーズがある人は、迷わずProを選ぶ理由になります。
違い③:サイズ・重量・カラー ― 似て非なるフィット感
サイズはProが約44.5 × 約40.8 × 約9.5 mm、無印FIT 5が約42.9 × 約38.2 × 約9.5 mmで、いずれも最薄部9.5 mmという薄さが共通しています。重量はProが約30.4 g、無印が約27 g。差は4 g弱ですが、長時間身に着ける時計としては、この数グラムの違いが体感に影響することもあります。
カラーバリエーションはむしろ無印FIT 5の方が豊富で、シルバー・パープル・グリーン・ホワイト・ブラックの5色展開。Proはオレンジ・ホワイト・ブラックの3色です。「アウトドアっぽい挑戦的なカラーを楽しみたい」方は無印FIT 5のパープルやグリーンが選択肢に入ってきます。
また手首サイズに関しては、無印FIT 5のパープルだけが「約120 – 約190 mm」と少し小さめのレンジに振られているのも見逃せないポイント。腕の細い方や、家族でシェアして使うことを想定している方は、ここも確認しておくと安心です。
違い④:共通する基本性能 ― バッテリーとGNSS、対応OS
バッテリー性能はどちらも、通常使用で最大10日/ヘビーユースで最大7日/常時点灯(AOD)有効時で最大4日と同じ数値が公表されています。心拍数モニタリング常時オン、HUAWEI TruSleepの夜間有効、毎送90〜180分のワークアウト、メッセージ通知ありといった、現実的な使い方を想定したテスト条件である点も共通しています。
GNSSは2機種ともマルチバンド対応で、GPS(L1+L5)/GLONASS/BeiDou/GALILEO/QZSS/NavICを網羅。NFC、Bluetooth 6.0、マイク・スピーカーによる通話、ワイヤレス充電など、日常的に使う通信・基本機能はProと無印で差がほぼありません。対応OSもAndroid 9.0以降/iOS 13.0以降で揃えられていて、「とりあえず使ってみる」段階での体験は両機種でかなり近いものになるはずです。
どちらを選ぶべきか ― 用途別のおすすめ

ここまで整理した内容をもとに、選び方の目安を初心者向けにまとめます。
HUAWEI WATCH FIT 5 Proが向いているのは、次のような方です。
・サファイアガラスとチタンベゼルの質感・耐久性を重視したい
・心電図測定で健康管理をもう一段強化したい
・プールだけでなく、フリーダイビングなど本格的な水中アクティビティでも使いたい
・日差しの強い屋外でランニングやサイクリングをよくする
一方、HUAWEI WATCH FIT 5(無印)が向いているのは、こちらのような方です。
・できるだけ軽く、ふだん使いの相棒として気軽に着けたい
・パープル・グリーンなどカラフルな本体色から選びたい
・健康モニタリングは光学式心拍・睡眠・ストレス・SpO2レベルで十分
・水中はプール・浅水域での水泳がメインで、ダイビングは想定していない
言い換えると、「身に着けるアクセサリーとしての楽しさと、毎日の健康サポート」をバランス良く求めるならFIT 5、「もう一段プロっぽい使い方や、水中でのアクティブな運動」まで視野に入れるならFIT 5 Pro、という整理になります。前世代Proからの進化幅も判断材料にしたい方は、FIT 5 ProとFIT 4 Proのスペック比較もあわせてどうぞ。
まとめ:薄さ・軽さの土台は同じ、選び分けるポイントは「素材」と「センサー」
HUAWEI WATCH FIT 5 ProとFIT 5は、9.5 mmの薄さと長時間バッテリー、マルチバンドGNSS、NFC・通話・ワイヤレス充電といった現代的な機能をしっかり共通で備えた、非常に完成度の高い兄弟モデルです。
そのうえで、Proはサファイアガラスとチタンベゼル、心電図と深度センサー、水深40mのダイビング対応といった、「ワンランク上の使い方」を支えるためのアップデートが積み上げられています。無印FIT 5はカラーバリエーションが豊富で、より気軽に、ファッションの一部としてスマートウォッチを楽しみやすいモデルだといえます。
どちらを選んでも、HUAWEIならではの長時間バッテリーや見やすい大画面、本格的な健康モニタリングといった魅力は十分に味わえます。本記事のスペック比較を入り口に、「自分の生活でとくに使いそうなシーン」を思い浮かべながら、納得のいく一台を選んでみてください。無印モデル同士の世代比較はFIT 4とFIT 5の違いまとめで扱っています。
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フラッグシップ版の発売情報・主要装備をまず押さえたい方は、『HUAWEI WATCH FIT 5 Pro』発売記事へ。
無印FIT 5の一次情報は、HUAWEI WATCH FIT 5発表記事でチェックできます。
Pro同士の世代比較で位置づけを確認したい方は、FIT 5 ProとFIT 4 Proのスペック比較がおすすめ。
無印同士の世代比較は、FIT 4とFIT 5の違いまとめへ。
HUAWEIスマートウォッチ全体を俯瞰したい方は、HUAWEIスマートウォッチ完全ガイドとHUAWEIタグの記事一覧もご参照ください。
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