関東最大級の”ヨドバシ池袋”が6月30日開業|会長も毎日通って作った巨店の狙いを会見から探る

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2026年6月30日、池袋駅東口に新しい複合商業施設「Yodobashi-Ikebukuro(ヨドバシ池袋)」がオープンします。核となる「ヨドバシカメラ マルチメディア池袋」と、商業ゾーン「LINKS IKEBUKURO」が一体になった大型施設で、関東最大級のヨドバシカメラが誕生します。オープン前日の6月29日に開かれたメディアツアーと記者会見に参加してきましたので、当日見てきた館内の様子や、会見で語られた狙いをレポートします。

「街と人がLINKする場所へ」関東最大級のヨドバシが池袋東口に

池袋駅東口に2026年6月30日オープンする「Yodobashi-Ikebukuro」の外観。

Yodobashi-Ikebukuroは、株式会社ヨドバシホールディングスが東京・豊島区の池袋駅東口(南池袋1-28-1)に開業する新複合商業施設です。日本有数のターミナル駅・池袋に直結した立地で、施設は「ヨドバシカメラ マルチメディア池袋」と、多彩なショップで構成される複合商業ゾーン「LINKS IKEBUKURO」で構成されています。

記者会見では、代表取締役会長の藤沢昭和氏、代表取締役社長の藤沢和則氏、そして当日ツアーを案内した常務取締役店長の池島政広氏が登壇しました。藤沢社長は、この施設に込めたコンセプトをこう語っています。

「この場所は、地元の方、そしてここに来ること自体が目的地になるような『体験空間』をコンセプトに作られております。西武池袋本店様と手を携え、池袋東口エリア全体にこれまでにない賑わい、人の流れを生み出していければと思います」

会長が語った「地元の活性化の一助に」|関東最大級の規模と充実の品揃え

内覧会で挨拶する藤沢昭和会長

挨拶に立った藤沢昭和会長は、この池袋店が持つ規模と、街への思いを次のように述べました。

「売り場面積が約3万3千平米と、当社のなかでも広く大きな面積になっております。特にこの池袋は若いお客様がたくさんおいでいただくところで、通信関係なども大きく展開しておりますし、カメラ、家電、こういったものも、品揃えはヨドバシカメラのなかで一番数多く揃えております。結果的に、地元の皆さんに喜んでいただき、街の活性化の一助になればと思って活動させていただいております」

印象的だったのは、この巨大な売り場の細部に、会長自身が深く関わっているという点です。ツアーで池島店長は、カメラ売り場について「会長の藤沢が毎日お店に通い、レイアウトを決めている、こだわりの売り場」だと紹介。さらに3〜4階のテレビ売り場では、配置をめぐるこんなエピソードも明かされました。

「テレビ売り場は普通、直線で作るのですが、一度縦に作った売り場を壊して、横で作り、また壊して……最終的に会長の『丸にしよう』という一言で、360度ぐるりと大型テレビを比較できる売り場になりました」

会長の発案で円形に配置したという大型テレビ売り場

実際、メディア内覧会の時間帯にも、会長が館内のフロアを巡回している姿が見られました。トップ自らが毎日売り場に立ち、什器の配置や見せ方を一つひとつ確かめている。そんな現場主義が、今回の店づくりの土台にあるようです。

社長が挙げた見どころ|B1〜5Fは「梅田に次ぐ」規模

見どころを語る藤沢和則社長(左は藤沢昭和会長)

続いて藤沢社長が、建物の見どころを案内しました。まず核となるのが、地下1階から地上5階までで構成されるヨドバシカメラの売り場です。

「総売り場面積は約1万坪。当社の店舗では梅田に次ぐ2番目で、これまで関東では秋葉原が一番大きな売り場でしたが、それを上回る売り場面積をこの場所に集約させていただきました。品揃えも豊富なものを目標にしていますが、さらに『体験型』『体感・体験』をしっかりこの売り場で味わっていただけるサービスを目指しております」

社長の説明によれば、6階と7階がスポーツ・アウトドア用品とゴルフの専門店ゾーン、8階が6月30日にグランドオープンする飲食ゾーン、9階から12階がリニューアルしたロフト、9階屋上には屋上BBQとして都内最大級のバーベキュースペースなどが入ります。2階から7階までを1フロアずつ見て回った様子は、2階から7階までのフロア別レポートで詳しく紹介しています。

「このヨドバシ池袋は、お子様から大人まで、国内外からお越しの皆さんに本当にワクワク楽しんで、一日楽しんでいただける場所になるよう目指して開業いたします」

朝6時から受け取れる「店舗受け取り」|駅直結の強みを生かす

駅直結という立地を生かし、ネットで注文した商品を店舗で受け取れるサービスも大きな目玉です。受け取りカウンターは地下1階に設けられ、受け取り可能時間は朝6時から夜22時30分。店舗自体の営業時間(9時30分〜22時)よりも長く、始発から終電までの通勤・通学動線に合わせた設定になっています。

「いつでもどこでも、ネットでも店舗でも買えるような仕組み作りを昔からやってきました。その延長線上で、今回の池袋でも、朝早くから夜遅くまで店舗で受け取れるようにいたしました」

西武池袋本店との連携で、東口エリアに新たな回遊を

Yodobashi-Ikebukuro 外観。池袋駅東口に2026年6月30日オープンする新複合商業施設の写真。

池袋駅東口に直結する「Yodobashi-Ikebukuro」。西武池袋本店と一体の建物

池袋駅東口に2026年6月30日オープンする「Yodobashi-Ikebukuro」の外観。

コンセプトでも触れられた西武池袋本店との連携について、池島店長は回遊を意識した動線づくりを説明しました。

「できるだけ遠くからでも百貨店の入り口が見えるように動線を組み、その先には『ここから西武百貨店に行けます』という大型のサインもつけています。自然な流れで、お客様が百貨店へ、また百貨店さんからこちらへ来ていただけるようにしました」

なお、地下から6階にかけてのヨドバシカメラの占有フロアは、百貨店側と行き来できるよう接続される予定とのことです(メディア内覧時はまだ通行不可)。

Q&A・囲み取材で語られたこと

2階に新設された、日本国内初のハッセルブラッド体験スペース

記者会見後のQ&Aと囲み取材では、池島店長が出店の狙いや商品政策についても答えました。主なポイントを整理します。

・売上・客数の具体的な目標数値は非開示。ただし「大阪・梅田の店を抜く実績を作りたい」という意気込みを示した
・高単価のハッセルブラッド・ライカや輸入家電を導入したのは「選択肢の拡張と体験価値の最大化」が狙いで、インバウンド特化ではなく従来の品揃えもフルラインで継続する
・美容・コスメと美容家電は、新規ブランド導入を含め全国のヨドバシカメラで最大級の品揃え。乙女ロードやサブカル文化を背景に、若年層の体験需要も意識する
・エアコンは省エネ需要が高く、希望日に対応できる工事体制を確保。お酒の取り扱いも将来的に検討中(時期未定)

スマートウォッチ好きが注目したい売り場も充実

主要ブランドが並ぶスマートウォッチ売り場。「用途別で選べます」の案内も

Smart Watch Life目線で見逃せないのが、スマートウォッチやウェアラブルの売り場です。広々としたフロアに主要ブランドがほぼ勢揃いし、スマートリングまで実物を見比べられる充実ぶりでした。詳しくはスマートウォッチ売り場の現地レポートで紹介しています。また、秋葉原店を上回る「広すぎて迷うほど」の売り場面積と、池袋の家電量販店の勢力図については売り場規模と家電量販店の勢力図を考えるコラムで考えました。

まとめ|池袋東口に「目的地になる」新ランドマークが誕生

Yodobashi-Ikebukuroは、関東最大級のヨドバシカメラに、飲食ゾーン「LINKS DINING」やロフト、屋上のバーベキュースペースまでが組み合わさった、まさに「一日楽しめる」施設です。会長が毎日売り場に立って配置を練り上げ、社長が「体験・体感・比較」と「目的地になる場所」を掲げる。その思いが、実際の売り場づくりに細かく落とし込まれているのが印象的でした。池袋を訪れる際は、ぜひ自分の目で体感してみてください。

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池袋駅東口に「Yodobashi-Ikebukuro」が6月30日オープン|見どころ整理

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