MOFT Apple Watch用マグネット式シリコンバンド 実機レビュー|裏表で色が変わるバイカラーと、自分に合う細さで留まる強力マグネット

文字盤もオレンジ地に水色の文字で、バンドの表のオレンジと裏の水色が文字盤の2色とそろっている。MOFTのシリコンバンドを腕に着けたところ

Apple Watchは、バンドを替えるだけで印象が変わります。とはいえ穴の位置で留めるタイプだと、せっかく気に入った色でも「ちょうどいい細さ」がなかなか出ない。そんなもどかしさを、マグネットで解いてくれるバンドがあります。

今回試したのは、スマホスタンドやノートPC用スタンドで知られるMOFT(モフト)が手がけた「Apple Watch用マグネット式シリコンバンド」です。裏と表で色が違うバイカラー仕様で、留め具も穴もありません。ベルトを腕に巻きつけて、好きな位置で重ねるだけです。

選んだのはサンライズオレンジ×ミストブルーの46mm。ここからは、開封から着け心地、サイズ調整のコツまで、実際に使って分かったことを順に書いていきます。

提供に関する注記 本記事で紹介したMOFT Apple Watch用マグネット式シリコンバンドは、ブランド側より無償提供を受けた製品です。記事の内容は実際に使用したうえでの評価であり、提供元による内容の指定や事前確認は受けていません。

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製品名 MOFT Apple Watch用マグネット式シリコンバンド(型番 MD025)
価格 5,880円(税込・メーカー希望小売価格)
発売日 2025年9月11日
サイズ展開 42mm/46mm の2サイズ
対応モデル(46mm) Apple Watch Ultra/Ultra 2/Ultra 3(49mm)、Series 11・Series 10(46mm)、Series 7〜9(45mm)、SE/SE2/SE3(44mm)、Series 4〜6(44mm)、Series 1〜3(42mm)
対応モデル(42mm) Series 11(42mm)、Series 10(42mm)、Series 7〜9(41mm)、SE/SE2/SE3(40mm)、Series 4〜6(40mm)、Series 1〜3(38mm)
カラー 全7色(サンライズオレンジ×ミストブルー/ジェットブラック×サンドベージュ/ディープブルー×ミスティグレー/エメラルドグリーン×サファイアブルー/プリンイエロー×パープル/ミルキーピンク×カカオブラウン/ラベンダー×アクアグリーン)
寸法(46mm) ロングバンド 125.5×22.5×2.2mm/ショートバンド 107.5×22.5×2.2mm
重量 33g(公称・46mm/2本合計)/実測30g
素材 シリコン、ステンレススチール、磁石
その他 防水・防塵仕様、食品グレードのシリコン採用、落下防止用の留め具(シリコンリング)が付属

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MOFT初のApple Watchバンドは、色で遊ぶための一本

MOFTは「ミニマルなのに用途が多い」という作りで支持されてきたブランドで、日本でもスマホスタンドやタブレットケースの定番として名前が挙がります。

そのMOFTが初めてウェアラブルの領域に出した製品が、このバンドです。2025年9月の「Snap Play Collection」の一部として登場し、MOFT公式ストアのレビューは2026年9月時点で96件・平均4.7と、ウェアラブル参入の1本目としては上々の評価を集めています。

この製品のいちばん分かりやすい魅力は、色の豊富さです。公式サイトに並んでいるのが、発売時の5色。どれも表と裏で違う色が組み合わされていて、単に色数が多いというより、組み合わせで選ばせる作りになっています。ここにミルキーピンク×カカオブラウンとラベンダー×アクアグリーンが加わって、現在は全7色。公式サイトでも「気分で選ぶ、7通りのクリエイティブなスタイル」という見せ方をしています。

MOFT Apple Watch用マグネット式シリコンバンドの発売時の5色。ジェットブラック×サンドベージュ、ディープブルー×ミスティグレー、エメラルドグリーン×サファイアブルー、プリンイエロー×パープル、サンライズオレンジ×ミストブルーが並び、どのバンドも上側と下側で色が違う

特徴は大きく2つ。ひとつは、裏と表で色が違うバイカラー構造。もうひとつは、留め方が完全にマグネットだということです。穴もピンも尾錠もなく、ベルトを重ねた場所でそのまま留まります。なお2026年9月には、上下でベルト幅を変えた上位モデル「Active」(7,380円)も登場しましたが、この記事で取り上げるのは2025年発売の標準モデルです。

開封:外箱から説明書まで、贈り物として渡せる佇まい

外箱は白を基調にした縦長のパッケージで、窓からオレンジとミストブルーが覗きます。「SNAP WATCH BAND」の表記の下に、対応するApple Watchのケースサイズが44/45/46/49mmと印刷されています。

サイズ選びでひとつ注意したいのは、42mmという数字が2つのサイズの両方に登場することです。Series 10・Series 11の42mmは42mm用、Series 1〜3の42mmは46mm用になります。それ以外は箱の印字どおりで、44mm・45mm・46mm・49mmのケースなら46mm用を選べば間違いありません。

MOFT Apple Watch用マグネット式シリコンバンドのパッケージ。白い箱の窓からオレンジと水色のバンドが見え、下部にSNAP WATCH BANDと44/45/46/49mm対応の表記がある

感心したのは中身の見せ方でした。箱を開けると、まず蛇腹に折りたたまれたカード状の説明書が出てきて、その端にバンドが収まっています。取扱説明書というより、製品の魅力を紹介するリーフレットに近い雰囲気です。この佇まいなら、プレゼントとしてそのまま渡せます。

同梱の説明書を蛇腹に広げたところ。バンドの使い方がイラストで段階的に説明されている

同梱品はバンド本体と説明書、そして落下防止用の留め具です。留め具は必須ではなく、公式ストアでは運動時など確実さを求めたい場面での併用が推奨されています。

バンドはロングとショートの2本構成。写真では片方はオレンジ面、もう片方はミストブルー面が上になるように置いています。このように1本のバンドの表裏で色が違うので、どちらを外側にするかで腕元の色が変わります。

ロングバンドとショートバンドの2本を並べたところ。片方はオレンジ面、もう片方は水色面を上にしていて、両面の色が違うことが分かる

見た目・素材・作り

ロゴは端に同色の型押しだけ

ブランド名はベルトの端にMOFTのロゴが型押しされているだけで、色も変えていません。拡大して見ると、シリコン表面に細かなシボが入っているのも分かります。マットな質感で、安っぽい光り方はしません。

バンドの端に同色で型押しされたMOFTのロゴ。シリコン表面の細かなシボの質感も見える

肌に触る面はサラサラ。汗ばむ季節でも張りつかない

触ってまず印象に残ったのが肌触りです。シリコンというとペタつくものを想像しますが、この製品はサラサラしていて、腕に乗せていて心地がいい。公式では食品グレードのシリコンを使っているとされていて、長時間の着用でも肌への影響は心配ないと案内されています。

裏側の色が横から少し見えるのも、着けていて気分のいいところです。オレンジ面を表にすると、縁からミストブルーがちらりとのぞきます。

腕に着けたバンドを横から見たところ。オレンジの表面と水色の裏地の境目が見えている

2本合わせて実測30g

ロングバンドとショートバンドをまとめてキッチンスケールに乗せると30gでした。公称は2本合計で33gなので、ほぼそのとおりの数字です。

MOFTのシリコンバンド2本をキッチンスケールに載せたところ。表示は30gを指している

純正スポーツバンドと並べると、留め方の違いがはっきりする

Apple純正のスポーツバンドと並べてみました。幅も長さも近いのですが、並べると作りの考え方がまるで違うことが分かります。

MOFTのバンドとApple純正スポーツバンドを並べたところ。純正には穴が並んでいるがMOFTには穴がない

純正には穴が7つ並び、その中央にピンを差し込むための金具があります。Apple Watchのスポーツバンドはこの留め方が基本です。MOFTのほうはベルトの面がただ平らで、留めるための部品が表からは何も見えません。

MOFTのバンドの留め方とApple純正スポーツバンドの比較。MOFTは水色のベルト先端がオレンジのベルトに重なってマグネットで留まり、純正は穴とピンで留める

厚みを横から比べると、公称2.2mmのMOFTのほうが薄く、袖口の通りは素直です。

MOFTのバンドとApple純正バンドを重ねて横から見たところ。厚みを比べている

使ってみて

装着:留めた瞬間にバチンと吸い付く

マグネットの強さは想像以上でした。どの長さで留めてもしっかり固定され、留めた位置がずれる感じがありません。磁石で留めるだけという構造を見ると腕を動かしたときに外れないかと考えてしまいますが、着けてみると、落ちる不安はありませんでした。

Apple Watchに取り付けたバンドを輪にして留めた状態。穴もピンも使わず、ベルトを重ねた場所でマグネットだけで固定されている

今回は付属の留め具を使わず、バンドだけで着けています。それでも外れる場面はありませんでした。

付属の留め具は、色のアクセントにもなる

同梱されている留め具は、オレンジのシリコンでできた輪っか状のパーツです。単体で見ればただの小さなリングですが、色がバンドの配色から取られているのがポイントでした。

MOFTのバンドに付属する留め具。オレンジのシリコンでできた輪っか状のパーツで、机の上に置いてある

通してみると、水色の面の上にオレンジの帯が一本乗る形になります。落下防止のための部品なのに色のアクセントとして成立していて、着けたほうがおしゃれに見えるくらいでした。重なったベルトの端が押さえられるので、着けている安定感も増します。

留め具を通したバンドを腕に着けたところ。オレンジのベルトに水色のベルトが重なり、その上にオレンジの留め具が帯のように乗っている

横から見ると、2本のベルトの重なりをまとめて束ねているのが分かります。マグネットだけで留めているときと違って、ベルトの端がめくれる余地がなくなります。

留め具を通したバンドを横から見たところ。重なった2本のベルトの端を留め具がまとめて束ねている

ひとつだけ、通すのには少しコツがいります。マグネットでバチンと留まったあとは長さを動かしにくいので、その状態のベルトに留め具を滑り込ませるのが簡単ではないのです。必須ではなくオプションという位置づけなのは、このあたりの手間も含めてのことだろうと納得しました。

サイズ調整:一定間隔で留まるから、自分に合う細さで止められる

少しずつ動かしてみると、数ミリごとに留まる段階があるのが分かります。ベルトを曲げてみると、表面にうっすらと段々が浮かび、細いマグネットが一定の間隔で並んでいる範囲が見えてきます。公式のFAQでも、内部に20個以上の磁石が内蔵されていると案内されています。

バンドを折り曲げたところ。表のオレンジ面と裏の水色面が見え、表面にうっすらと段々が浮かんでマグネットが並ぶ範囲が分かる

刻みがあるといっても、腕にピタッとはまる場所は確実に見つかります。実際、マグネットで留めたままグッグッと横に引っ張ると、一段ずつずれていく感覚が指に伝わってきます。穴の位置に合わせるのではなく、自分の手首に合う細さで止められるというのが、このバンドのいちばん実用的なところだと思います。

コツはひとつだけ。着けるときは腕に巻きつけたあと、一番細く留まる状態を最初から狙ってしっかり留めることです。留まる力がしっかりしているぶん、留めたあとにスライドさせて位置を詰めるのは難しい。ただ、慣れれば全然難しくありません。一度自分の位置を覚えてしまえば、あとは巻いて重ねるだけの一動作で着け外しが済みます。

コーデ:文字盤と色を合わせると、腕元がきれいにまとまる

Apple Watchには2トーンカラーの文字盤があります。これとバンドの色を合わせると、非常におしゃれに見えました。ケースの色と素材から考えるバンド選びでも触れているとおり、腕元の印象は色の組み合わせでいちばん変わります。オレンジ面を表にすると、表のオレンジ、内側からのぞく水色、そして文字盤の2色が、ぜんぶ同じ組み合わせでそろいます。

オレンジ面を表にして留めたバンドを机に置いたところ。内側から水色がのぞき、文字盤もオレンジと青の2トーンでバンドと色がそろっている

文字盤はそのままにして、バンドだけ裏返して水色面を表にするとこうなります。同じ時計とは思えないくらい印象が変わりました。オレンジは腕元がぱっと明るくなり、水色はすっきりと落ち着く。バンドを買い足さずにこの2つを行き来できるのが、バイカラーのありがたいところです。

同じApple Watchのまま、バンドを裏返して水色面を表にしたところ。内側からオレンジがのぞき、文字盤はオレンジと青の2トーンのまま

ロングとショートで、表にする面を別々にすることもできます。写真のように片側をオレンジ、反対側を水色にしておくと、留めたときに重なった部分で2色が並びます。この組み合わせが2通り×2通りあるので、1本で4通りという数え方になります。

バンドを開いて机に置いたところ。片側はオレンジ面、反対側は水色面を上にしていて、ロングとショートで表にする面を別々にできることが分かる

Apple Watchがポップで可愛い見た目になったので、着けていて気分が上がる一本です。男性の私が着けてもおしゃれに見えましたし、妻は「何これ、私も欲しい」という反応でした。とくに女性の方にはおすすめだと思います。

水濡れとお手入れ

水をかけても表面で弾く感じの素材なので、水濡れを心配せずに使えそうです。公式でも防水・防塵仕様で水泳にも使えると案内されていて(その場合は付属の留め具での固定が推奨)、手洗いや雨で慌てる必要はありません。汚れは水洗いでよく、油汚れや口紅などはアルコールで早めに拭き取るのが公式の案内です。

Apple Watchに装着したバンドを手に持ったところ。オレンジの裏地が輪の内側に見えている

良かった点・気になった点

良かった点

自分の手首に合う細さで留められる。穴の位置で留めるバンドの「一段ゆるいか、一段きついか」から抜け出せます。

1本で4通りの配色が作れる。裏返すだけで印象が変わるので、バンドを買い足さずに腕元の色を替えられます。

マグネットが想像以上に強い。バチンと吸い付いてどの長さでも固定され、日常づかいでは留め具なしでも落ちる不安がありませんでした。

純正のスポーツバンドより手頃。Apple純正の46mmケース用スポーツバンドが7,800円(税込)なのに対して、こちらは5,880円です。

気になった点

着け方に最初だけコツが要る。留めたあとのスライドで位置を詰められないので、一番細く留まる場所を最初から狙う必要があり、付属の留め具を通すときも同じ理由で少し手間取ります。

磁石が20個以上入っている。公式も鉄製品や磁気を帯びた小物への吸着に触れているので、磁気ストライプのカードと重ねて持ち歩くのは避けたいところです。

こんな人におすすめ

穴で留めるバンドの「ちょうどいい位置がない」を感じている人には、まっさきにおすすめできます。手首が細めで純正だといつも緩くなってしまう人も、このバンドなら自分の位置に落とし込めます。

腕元を明るくしたい人、色で遊びたい人にも向いています。服装や気分に合わせて表裏を入れ替えるという使い方ができます。

プレゼントを探している人にも合います。外箱と説明書の見せ方が上手なので、そのまま渡せます。

反対に、金属バンドの重さや存在感が好きな人、ビジネスシーンできっちり見せたい人には、チタンバンドのような硬質な一本のほうが合うかもしれません。

まとめ

MOFT Apple Watch用マグネット式シリコンバンドは、「留め方を変えるとバンドの使い勝手はここまで変わる」と分かる製品でした。穴とピンをなくしてマグネットに置き換えただけなのに、着けるのは一動作で済み、留まる位置は自分の手首に合わせられる。価格は5,880円(税込)です。

そこに、裏表で色が変わるバイカラーと7色の展開が乗ります。Apple Watchを買ったのに着けるのを忘れてしまうという人は、意外と多いものです。毎日腕に乗せる理由が「健康の記録」だけだと、どこかで続かなくなる。そこを自分の好きな見た目で埋められるのがこの製品の効きどころで、腕元を軽く、明るくしたい方には素直におすすめできる一本でした。

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カラーバリエーションの画像出典:MOFT公式サイト

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