PixelでAirDropが使える? iPhoneからの乗り換えはどこまで楽になったか|8aと9aも新たに対応

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「Google の Quick Share が、AirDrop に対応」と書かれた説明パネルと対応機種の一覧

スマートフォンを買い替えるとき、いちばん気が重いのはデータの移行ではないでしょうか。パスワードを全部入れ直す、写真が移りきらない、家族とのファイルのやりとりができなくなる。この不安があるせいで機種変更に踏み切れない、という方もいます。

Googleが2026年8月7日に開いたハードウェア新製品事前説明会では、この乗り換えの不安を減らすための更新が3つ紹介されました。あわせて、iPhoneユーザーが気にしがちなAirDropへの対応についても説明がありました。

この日に発表された内容の全体像は、Google Pixel 11 と Pixel Watch 5 の発表内容まとめ にまとめています。

注文した時点から準備が始まる

「OS 間の乗り換えが、ストレスフリーに。」と書かれた壁面パネル

1つ目は、端末が届く前の話です。

これまでは、注文してから届くまでのあいだにできることがほとんどありませんでした。今回の更新では、注文した段階でメールなどの案内が届き、先にデータを同期しませんかと促されます

受け取る前の時点で写真や連絡先がクラウドに預けられている状態を作れるので、移行時のデータ欠けを防げるという考え方です。

ここで気になるのがクラウドの容量ですが、Pixel 11 ProとPro XLの購入者にはGoogle AI Proのお試し期間が付き、5TBのストレージが使えます。写真の量が多い方でも、容量不足で詰まりにくくなっています。

パスワードとパスキーが自動で移る

2つ目が、乗り換えで最も面倒なパスワード関連です。

今回の更新で、端末に入っているパスワードと鍵が自動的に転送されます。iPhoneからの移行についても具体的な説明があり、iOS 26.5以降であれば、対応するAPIを通じてGoogleパスワードマネージャーへ移せます

ただし注意点もあります。パスキーそのものはコピーできますが、パスキーを使うための顔認証などの認証設定は、新しい端末であらためて設定する必要があります。ここは自動では引き継がれません。

Wi-Fiで運べるデータが増えた

アプリとデータのコピーについて、ケーブルとWi-Fiのどちらで転送できるかを整理した表

3つ目が転送手段です。これまではケーブル接続でなければ移せないデータの種類がかなりありましたが、今回の更新でケーブルとWi-Fiのどちらでも運べるようになりました

項目そのものは大きく変わっていないものの、それぞれの中身が深くなっています。例として挙がったのがメモです。人によっては画像を貼っていたり、ファイルを添付していたり、ラベルで整理していたりします。そうした中身までGoogle Keepに引き継がれるようになりました。

乗り換えた後も30日間フォローされる

移行作業が終わった後にも、細かい設定漏れは残るものです。今回のアップデートでは、乗り換えた日から30日間のサポートが用意されました。

メッセージがコピーできていない、カードの認証が済んでいないといった項目を、プッシュ通知やMy Pixelアプリから知らせてくれます。

なかでも実用的なのが、App Storeに残っている定期購読の案内です。移行後にGoogle Playでも同じサービスを契約してしまうと、二重に支払うことになります。App Store側に定期購読が残っていることを知らせ、解約するかどうかを確認してくれる仕組みです。

Quick ShareがAirDropに対応

Google Pixel 8a から Pixel 11 Pro Fold までが並ぶ、AirDrop 対応の対象機種一覧

そしてiPhoneから移る方が最も気にする点が、AirDropです。

Googleの担当者も、Pixelは良さそうだけれどAirDropが使えなくなるのが不安で、家族や友人から写真や動画を受け取れなくなる状況は避けたい、という声をよく受け取ると話していました。

これに対する答えが、Quick ShareのAirDrop対応です。昨年11月に発表されていた内容で、Pixel同士だけでなく、iPhoneとPixelのあいだ、さらにAirDropが使えるパソコンとのやりとりもできます

対応機種として押さえておきたいのが、Pixel 11シリーズだけではないという点です。今回の更新でPixel 8aとPixel 9aも新たに追加されました。すでにこれらを使っている方も対象になります。

まとめ

乗り換えの不安は、どこか1か所を直せば消えるものではありません。注文した時点、移行の作業中、終わった後。それぞれの段階に別々のつまずきがあります。

今回の更新は、その段階ごとに手当てを用意したという構成になっていました。パスキーの認証設定だけは手作業が残りますが、以前と比べれば移行のハードルはかなり下がっています。

Source:Google ハードウェア新製品事前説明会(2026年8月7日・グーグル合同会社 渋谷オフィス)

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