スマートウォッチの勢力図2026|Apple Watch・Wear OS・独自OSの3陣営 iPhoneかAndroidかで選べるブランドが決まる

スマートウォッチの選び方

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スマートウォッチの3つの陣営。AppleのwatchOS、GoogleのWear OS、各社の独自OS

スマートウォッチは、載っているOSで見ると、Apple Watchの「watchOS」、Googleの「Wear OS」、各メーカーが自社で作った「独自OS」の3つの陣営に分かれます。どの陣営を選ぶかで、使えるスマートフォン、充電の回数、Suicaやアプリの追加ができるかが決まります。

この記事では、2026年11月時点の3つの陣営を図にして、それぞれにどのブランドが入っているか、陣営ごとに何が違うかを紹介します。日本で買える18ブランドの一覧と撤退したブランドは、日本で買えるスマートウォッチのブランド一覧にまとめています。

スマートウォッチはOSで3つの陣営に

スマートウォッチの3つの陣営の図。Apple(watchOS・iPhone)はApple Watch。Google(Wear OS・Android)は日本でPixel WatchとGalaxy Watch、Googleのバンド型としてiPhoneでも使えるFitbit(OSはFitbit独自)、海外でXiaomi Watch 5・moto watch ultra・OnePlus Watch 4。独自OS(iPhone・Android)はGarmin・SUUNTO・Polar・COROS・HUAWEI・Xiaomi・Amazfit・Withings・GoBe・シャープ。Wear OSを離れたのはFOSSILグループ・カシオ・SUUNTO・タグ・ホイヤー

Apple陣営はApple Watchだけで、iPhoneと組み合わせて使います。Google陣営はWear OSを載せたPixel WatchやGalaxy Watchで、Androidのスマートフォンと使います。独自OSの陣営はGarmin、HUAWEI、Xiaomi、Amazfitなどで、多くのモデルがiPhoneでもAndroidでも使えます。

2021年ごろは、FOSSILやSKAGEN、カシオ、SUUNTOもWear OSのモデルを出していて、Google陣営がいちばん大きく見えました。いまはそれらのブランドが撤退したり、自社のOSに移ったりして、顔ぶれが入れ替わっています。

2021年3月にSWLで作ったスマートウォッチの勢力図2枚。左はApple WatchのwatchOSと、FOSSIL・SKAGEN・Diesel On・SUUNTO 7・CASIO PRO TREK SmartなどのWear OS陣営、右はGarmin・Fitbit・SUUNTO・Galaxy・Polar・HUAWEIの独自路線

2021年3月にSWLで作った勢力図。当時はFOSSIL・SKAGEN・DieselなどがWear OSの陣営に並び、Galaxyは独自路線に入っていた

Apple Watch(watchOS)はiPhone専用 Suicaとアプリの追加に対応

watchOSを載せているのはApple Watchだけです。2026年11月時点ではSeries 12、SE 3、Ultra 4が販売されていて、どれもiPhoneがないと使えません。

Suicaや各社の決済、App Storeからのアプリの追加、心電図などの健康の機能まで、ひと通りそろっています。その代わり、充電は毎日から2日に1回ほどが目安です。

机の上に置いたApple Watch Series 12。ブラックのスポーツバンドで、画面に時刻とショートカットを表示

Apple Watch Series 12(編集部で撮影)

Wear OSは日本ではPixel WatchとGalaxy Watchが柱 海外ではXiaomiやモトローラも参入

Wear OSは、Googleがほかのメーカーにも提供しているスマートウォッチのOSです。Google Playからアプリを足せて、GmailやGoogleマップなどGoogleのサービスと組み合わせやすいのが特徴です。日本で買えるWear OSのモデルは、GoogleのPixel WatchとサムスンのGalaxy Watchが中心で、どちらもAndroidのスマートフォン向けです。Suicaにも対応しています。

Google Pixel Watch 5のブラックとホワイトの2本を、透明なスタンドに並べた様子

Google Pixel Watch 5(編集部で撮影)

Googleは、Wear OSのPixel Watchとは別に、2021年に買収したFitbitのブランドでバンド型のモデルも出しています。Fitbit EdgeやFitbit Airは、記録をGoogleの「Google Health」アプリで見るGoogle陣営のモデルで、AndroidだけでなくiPhoneでも使えます。

※FitbitのOSはWear OSではなく、Fitbit独自のOSです。

机の上に置いたFitbit Edge。細長い画面に時刻を表示し、淡い緑のバンドを付けている

Fitbit Edge(編集部で撮影)

Galaxy Watchは、2021年のGalaxy Watch4から独自OSをやめてWear OSに移りました。一方で、FOSSILグループは2024年にスマートウォッチから撤退し、カシオはWear OSのモデルの展開を終えました。SUUNTOとタグ・ホイヤーは自社のOSに切り替えています。TicWatchのMobvoiも、2024年10月のTicWatch Atlasを最後に新しいモデルを出しておらず、日本では在庫切れが続いています。

腕に着けたGalaxy Watch Ultra2。クッション型のチタンケースに緑のバンドで、画面に時刻と天気を表示

Galaxy Watch Ultra2(編集部で撮影)

そのいっぽうで、海外では新しくWear OSに入ってくるメーカーもあります。Xiaomiは2026年2月28日、海外向けのXiaomi Watch 5をWear OS 6で発表しました。価格は299.99ユーロからで、電池は最大6日と案内されています。中国版のWatch 5と、日本で売られているXiaomi Watch S5は、Xiaomiの独自OSです。

モトローラは2026年9月にmoto watch ultraをWear OS 6で発表し、米国で349ドルで販売しています。OnePlusも、Wear OS 6を載せたOnePlus Watch 4を発表しました。3機種とも、日本での発売は発表されていません。

Wear OSを離れたブランドと、新しく入ってきたブランドの流れは、Wear OS盛衰史2026で詳しく紹介しています。

独自OSのブランドは電池が1〜2週間 iPhoneとAndroidの両方に対応

独自OSの陣営は、メーカーが自社でOSを作っているブランドです。アプリの追加はできないか、できても数が限られます。その代わり、電池が1週間から2週間を超えて持つモデルが多く、iPhoneでもAndroidでも使えるのが強みです。おおむね3つに分けられます。

運動とアウトドア:Garmin、SUUNTO、Polar、COROSは、GPSの精度、地図、長い電池で選ばれるブランドです。SUUNTOは一時Wear OSのSUUNTO 7を出していましたが、いまは自社のOSに戻っています。ランニングに使うならランニング向けスマートウォッチおすすめ12選で、機種ごとに比べています。

Garmin Enduro 4の正面。チタンのベゼルにオリーブ色のファブリックバンドで、画面に時刻と電池・歩数を表示

Garmin Enduro 4(画像:Garmin)

中国ブランド:HUAWEI、Xiaomi、Amazfitは中国のメーカーです。1万円以下のバンド型から、電池が2週間を超える腕時計型まで、手頃な価格と電池の持ちで選ばれています。HUAWEIとAmazfitは、Wear OSを使わず自社のOSを続けています。

机の上に置いたHUAWEI WATCH GT Runner 2。黒いバンドで、画面に時刻と心拍数・天気を表示

HUAWEI WATCH GT Runner 2(編集部で撮影)

机の上に置いたXiaomi Watch S5。緑のバンドで、針の文字盤を表示

Xiaomi Watch S5(編集部で撮影)

Amazfit Balance 3。チタン色のケースに黒いバンドで、画面に時刻とトレーニングの数値を表示

Amazfit Balance 3(編集部で撮影)

健康の記録:フランスのWithingsは、針の時計と同じ見た目で健康を測るモデルを出しています。GoBeと、2026年7月に参入したシャープの「からだメイト Watch」は、摂取カロリーを自動で測れるのが特徴です。

使えるスマホ・充電・Suica・アプリで比べた3陣営の違い

Apple(watchOS) Google(Wear OS) 独自OS
使えるスマートフォン iPhone Android(Fitbitのバンド型はiPhoneも) iPhone・Android(ほとんどのモデル)
充電の目安 毎日〜2日に1回 毎日〜2日に1回 1週間〜2週間を超えるモデルも
Suica 全モデル対応 Pixel Watch・Galaxy Watchが対応(FitbitはSense 2・Versa 4・Charge 6) Garminの一部だけ
アプリの追加 App Store Google Play できないか、数が限られる
主なブランド Apple Watch Pixel Watch・Galaxy Watch・Fitbit Garmin・HUAWEI・Xiaomi・Amazfitなど

Suicaに対応しているモデルは、Suica対応スマートウォッチ14選で機種ごとに紹介しています。

陣営は使っているスマートフォンで決まり 次に電池の長さで選ぶ

iPhoneを使っているなら、選べるのはApple Watchか独自OSのブランドです。Suicaや通知の返信、アプリまで手首でひと通り使いたいならApple Watch、充電の回数を減らしたい、ランニングや登山の記録を重視したいなら独自OSのブランドが候補になります。

Androidを使っているなら、Pixel WatchかGalaxy WatchのWear OS、または独自OSのブランドから選びます。Googleのサービスやアプリを手首で使いたいならWear OS、電池の長さを重視するなら独自OSです。

陣営が決まったら、予算や使いたい目的からモデルを絞り込めます。

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