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Apple Watchで録音→証拠採用も。パワハラ現場で活躍するボイスメモ機能を解説

近年、職場でのパワーハラスメント(パワハラ)が大きな社会問題となっています。

その被害を受けた際、「証拠がない」と泣き寝入りせざるを得ないケースも少なくありません。そんな中で注目されているのが、Apple Watchの録音機能。手元でサッと録音でき、相手に気づかれにくいという特徴が、証拠収集の新たな手段として注目されています。

この記事では、Apple Watchを使った録音機能の実用性と、法律や倫理の面での注意点を解説します。

相手にバレずに録音できる、Apple Watchの利点

スマートフォンで録音しようとすると、ポケットから出したり、画面を操作したりする動作が必要になりますが、Apple Watchであれば手元の1タップで即座に録音開始が可能です。

主なメリット:

・腕に装着したまま録音できるので自然な動作に見える

・音源(話し声)との距離が近く、音質も安定しやすい

・アプリによっては文字盤にショートカットを設定可能

例えば、上司の叱責が急にエスカレートしたときでも、相手に気づかれず録音を開始できるのが大きな強みです。

実際に裁判でも活用されたApple Watch録音の事例

過去の報道では、Apple Watchで録音された音声データが職場トラブルに関する裁判の証拠として採用されたケースが確認されています。

・音声に具体的な暴言や威圧的な口調が明確に記録されていた

・録音日時や状況が明らかで、証拠としての信ぴょう性が高かった

・編集されていない連続したデータで、発言の前後関係も把握できた

これらは録音アプリの連続録音・クラウド保存機能があってこそ実現できたもので、Apple Watchはその点でも有用です。

おすすめの録音アプリと使い方のコツ

Apple Watchには標準で「ボイスメモ」アプリが搭載されていますが、より高度な録音を求める場合は以下のアプリも選択肢となります。

・Just Press Record
Apple Watchから1タップで録音開始。iPhoneやiCloudと自動同期。録音の文字起こしも対応。

・Voice Recorder HD
Apple Watch単体で録音・保存。バックグラウンド録音にも対応。

・Audio Memos
録音品質の調整が可能。長時間録音にも強い。

いずれも、Apple Watchの文字盤(コンプリケーション)に配置することで、「録音したい瞬間」にすぐ対応可能です。

録音は法律違反ではないが、「倫理」には注意

録音は合法か?

日本では、「当事者による録音」は合法とされています。つまり、自分自身がその会話に参加している場合は、相手の同意なしに録音しても違法にはなりません

ただし、以下のような注意点があります。

・会社の規定で録音が禁じられているケースがある

・録音がバレた際の職場での人間関係への影響

・音声を無断で第三者に共有・公開する行為は別途問題になる可能性も

録音データは、裁判や労基署相談など、正当な目的でのみ使用することが前提です。

それ以外の目的での、相手の同意のない録音や、その音源の公開は、法律や倫理に反する可能性が高いので、十分にご注意ください。

録音は“最後の手段”。まずは相談窓口の活用を

Apple Watchの録音機能は、パワハラのような突発的トラブルにおいて、迅速・目立たず・高音質で録音できる利点があります。ただし、使用の目的と場面には十分配慮し、「記録しておくべき瞬間」を見極めて活用することが重要です。

信頼関係を損なわず、自分の身を守る証拠として、慎重に・冷静に使いこなすことをおすすめします。

またApple Watchを活用した録音は便利な手段ですが、それだけに扱いには慎重になる必要があります。

・職場の人事部や相談窓口にまず相談

・社外の労働相談センター、弁護士への相談

・録音は「証拠保全」としての最終手段にとどめる

あくまで録音は「自分の身を守るための盾」として、冷静に判断して使いましょう。

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●執筆者:スマートウォッチライフ編集部
日本初のスマートウォッチのウェブメディア。編集部には50本以上のスマートウォッチがあり、スマートウォッチ・Apple Watchの選び方や入門者向けの記事を多く配信しています。日本唯一のスマートウォッチ専門ムック本『SmartWatchLife特別編集 最新スマートウォッチ完全ガイド』(コスミック出版)を出版したほか、編集長はスマートウォッチ専門家としてテレビ朝日「グッド!モーニング」や雑誌『anan』(マガジンハウス)にも出演。You Tube「スマートウォッチライフ」(チャンネル登録者7000人程度)でも各種レビューを行っています!

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