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スマホを机に立てたい場面は、思い返すと一日に何度もあります。動画を見るとき、ビデオ通話のとき、料理中にレシピを開いたとき。そのたびに何かに立てかけたり、結局手で持ったままにしたりしていませんか。
かといって、スタンドを別に持ち歩くのは現実的ではありません。使いたい瞬間に手元にないからです。だとすればスマホの背面に貼りっぱなしにできるタイプがいちばん確実ですが、今度は貼りっぱなしで邪魔にならないかが気になってきます。
今回レビューするのは、そのジレンマにまっすぐ答えようとしている製品です。MOFT(モフト)の「七変化マルチスタンド」。MagSafeでスマホの背面にくっつけておき、必要なときだけ引き出してスタンドにする、薄型のマグネット式スタンドです。
本記事ではその使用レビューをお届けします!
提供に関する注記 本記事で紹介したMOFT 七変化マルチスタンドは、ブランド側より無償提供を受けた製品です。記事の内容は実際に使用したうえでの評価であり、提供元による内容の指定や事前確認は受けていません。
レビューする製品はこちら

製品名:MOFT 七変化マルチスタンド – MagSafe対応
価格:5,980円(税込・公式サイト表示。セール時は変動します)
カラー:今回のレビュー機はミスティグレー(型番 MS027-1-MO-MCGY)
対応機種:iPhone 12/13/14/15/16/17シリーズ(付属のアイアンリングを併用すれば全機種対応可能)
サイズ・重量:96.5×63.5×6.9mm/85g(公称)
どんな製品?

MOFTは、PC・スマホ・タブレット向けのアクセサリーを手がけるブランドです。新製品が次々に出てくる会社ですが、その製品には一貫した特徴があります。とにかく薄く、そして目立たないことです。MOFT自身も「見えない、感じない、気づかない」というデザインコンセプトを掲げています。
スタンドやウォレットのような「あとから足す道具」は、便利であるほど存在感が出てしまいがちです。そこをあえて消す方向に振っているのが、このブランドがスマートなデザインとして多くのユーザーから評判を得ている理由だと思います。
七変化マルチスタンドは、その考え方をスマホスタンドに当てはめた製品です。厚さ6.9mmの板をMagSafeでスマホの背面に貼りっぱなしにしておき、使いたいときだけ引き出して立てる。名前の「七変化」は、引き出し方によって角度と高さが変わることを指しています。
なお、この七変化マルチスタンドはMOFTのスタンドの中でも以前から人気が続いている製品です。スマホアクセサリーは新製品が次々に出ては入れ替わっていく分野ですが、その中で定番として長く残り続けているものには、やはり理由があります。
開封・同梱物をチェック
箱を開けて入っていたのは、スタンド本体と、アイアンリングという薄い金属の輪が1枚だけでした。

このアイアンリングは、MagSafeが使えない機種やケースのための代替パーツです。iPhoneをMagSafe対応のまま使っている方には出番がありません。公式の注意書きにも「スマホ本体、またはMagSafe対応のスマホケースにアイアンリングを貼り付けないでください」と書かれています。
しかも貼り直しができません。高粘着の素材が使われているため、公式も「一度で貼り付けてください」と案内しています。迷っている段階では、貼らないでおくのが安全です。今回はケースを付けたままMagSafeでくっついたので、リングは箱に残したままにしました。
見た目・素材・作りをチェック

横から見ると、板というより厚紙のような薄さです。公称6.9mm。スマホの背面に貼っても、シルエットがほとんど変わりません。

表面はMOVAS™と呼ばれるヴィーガンレザーで、肌触りがサラサラしていて非常に気持ちいいです。安っぽさが全くなく、むしろ高級感があります。色はミスティグレーで、落ち着いたくすみ系のグレーなので机の上でも浮きません。カラーバリエーションが非常に豊富で、今っぽい淡めのくすみカラーが揃っているのも選ぶ楽しさにつながっています。
そして、ここが個人的にいちばん感心した点です。ブランドのロゴが右上に小さく、色も変えずに入っているだけなのです。スマホの背面に貼りっぱなしにする製品なので、ロゴが大きく主張していると毎日それを見ることになります。この控えめさなら、貼ったままでも見た目の弱点になりません。「見えない、感じない、気づかない」というコンセプトは、見た目については見事に守られています。

重さについては、公称85gに対して、手元のはかりでは90gを指しました。
数字だけ見れば90gは軽いほうですが、スマホに足す重さとしては手に持つと分かります。スタンド機能をよく使う人なら、払う価値のある対価だと思います。逆に、スタンドを使うのがごくたまになら、この重さを毎日持ち歩くことになるのは頭に入れておいたほうがよいでしょう。
使ってみて
磁力は、想像よりずっと強い

まず驚いたのが磁力です。装着したまま逆さにして、軽く振っても落ちません。ぶんぶん振っても落ちません。剥がすときも、えいやっとかなり力を入れないと取れないほどです。
公式が公表している磁力は、iPhone 14 Proと組み合わせた場合に垂直方向で16.5N。1,600gの物体を支える力に相当するという説明です。ただしこれはケースを付けていないiPhoneでの数値なので、ケース越しでどうなるかが気になるところでした。
結論としては、ケース越しでも全く十分でした。MagSafe対応のケースを付けた状態で、不安を感じる場面は一度もありませんでした。ここが弱いと製品として成立しないので、いちばん安心できた部分です。
開く層で、高さが2段階に変わる
「七変化」という名前から、慣れるまで時間がかかる製品を想像していました。実際は逆で、覚えることはほとんどありません。開く層が2層あり、どちらの層を開くかで、できあがるスタンドの高さが変わるという作りです。
まず、高さのあるスタンドにする場合です。スマホの背中に貼り付けた状態から、一番外側の層を引き出すと、いちばん下のボードが開きます。

これ自体はまだ立てるための形ではなく、高いスタンドを作るための準備段階です。そこからさらに引き出すと、スタンド部分がググッと前に出てきて、三脚のような形になります。

机に置くと、こうなります。ここまで数秒です。


三脚状まで開いた高い状態は、画面の位置が高くなるのが気持ちいいです。目線が下がらないので、机に向かっているときは圧倒的にこちらが見やすくなります。
ただし引き換えもありました。高い状態は手で画面を触ると揺れやすく、文字入力には向きません。キーボードを連続で叩くと画面が動き続けるので、落ち着いて打てません。一方で、シャッターボタンを押すくらいの操作なら問題にはなりませんでした。
一方、高さを上げずに普通に立てたいだけなら、もっと簡単です。2番目の分厚い層をガバッと開くだけ。途中の段階を踏まずに、ワンタッチで机に接する低いスタンドになります。

この低い状態は角度が浅く、画面が少し寝た姿勢になります。そして安定感はこちらのほうが上です。机に置いたときの接地面が広く、触っても動きません。
つまり画面を触りながら作業するなら低い状態、見るだけ・軽く触るだけなら高い状態。二段階の高さにそれぞれ別のメリットがあるので、そのときやりたいことに合わせて選べます。ここがいちばん便利だと感じた部分でした。
なお、縦向きでも横向きでも安定します。
また角度調整もスムーズで、細かく動かしても止めたい角度でしっかり止まりました。
撮影の道具としても、想像以上に便利だった

横向きに置いて動画を見るのは、当然ながら快適です。スマホを手で持たずに動画を流せるだけで、食事中や作業中の使い勝手が変わります。縦向きでも横向きでも安定するので、ビデオ通話やオンライン会議で相手に顔を向けておきたいときも同じように使えます。

思わぬ発見だったのが、撮影の道具としての使い道です。机の上のものを撮るときにこのスタンドで立てておくと、手ブレを気にせずシャッターを押せます。高い状態まで開くと高さが出るので、真上から見下ろすような角度も作れて、手元の撮影の幅が広がりました。
そして集合写真です。家族で実際に撮ってみたところ、これは使えると感じました。立てる角度を90度近くまで起こしても倒れないので、テーブルに置いてセルフタイマーで撮る、という使い方が成立します。屋外で子どもにスマホで動画を見せるときのスタンドとしても、そのまま使えそうです。
貼りっぱなしで使えるか

スタンドが端子をふさがないので、ケーブルをつないで充電しながら立てられる
貼りっぱなしにして数日使ってみました。結論としては、見た目の面では全く気になりません。厚みも6.9mmなので、握ったときに違和感が出るほどではありませんでした。
導入で気にしていた「貼りっぱなしで邪魔にならないか」という問いには、はっきり答えが出たと思います。
良かった点・気になった点
良かった点
いちばん良かったのは、やはり磁力です。逆さにして振っても落ちず、ケース越しでも十分に保持してくれるので、装着したまま持ち歩くことに不安がありません。公称16.5Nという数字はケースを付けていない状態での測定値でしたが、ケースを付けた実際の使い方でも足りていました。

次に、開く層を変えるだけで高さが変わるという構造です。覚えることがなく、片手で操作できます。低い状態と高い状態で向き不向きがはっきりしているので、どちらを使うかの判断も簡単でした。板が三角形を作って支える形なので、見た目にも安心感があります。
質感も価格以上だと感じました。サラサラした肌触りで安っぽさがなく、ロゴが右上に小さく色も変えずに入っているだけなので、スマホに貼ったままでもデザインを邪魔しません。カラーバリエーションが豊富なのも、ケースと合わせて選べるという意味で効いてきます。
そして、撮影の道具として使えることも収穫でした。手元の撮影で高さを出せて、角度を90度近くまで起こしても倒れないので、セルフタイマーでの集合写真にも使えます。三脚を持ち歩かずに済む場面が、思っていたより多くありました。

気になったのは重さです。実測90g。数字としては軽いほうですが、スマホに足すとなると手に持って分かる程度の差になります。
高い状態での揺れも押さえておきたい点です。画面を触ると揺れやすく、文字入力には向きません。ただしこれは低い状態を選べば解決するので、弱点というより使い分けの目安と考えたほうが実際に近いと思います。
カード収納がないことも、人によっては引っかかるかもしれません。薄さと角度の自由度を優先した設計なので、財布機能も兼ねたいならMOFTの別シリーズを見たほうが早いです。
こんな人におすすめ
スマホを机に立てる場面が多い方。動画、ビデオ通話、レシピ。貼りっぱなしにしておけるので、使いたい瞬間にいつも手元にあります。
スマホで写真や動画を撮る方。手元の撮影で高さを出せて、集合写真もテーブルに置いて撮れます。三脚を持ち歩かずに済む場面が増えます。
デスクの見た目にもこだわりたい方。色の選択肢が豊富で、くすみ系のカラーが揃っているので、ケースと合わせて選べます。
使い方も、ひとつに決めなくてよいのが良いところです。スマホの背面に貼りっぱなしにして常に持ち歩くのでもいいし、仕事用のデスクに置いておいて、必要なときだけスマホにくっつけるのでもいい。バッグに入れておいて、出先で必要になったら取り出すという使い方もできます。厚さ6.9mmで場所を取らないので、どの使い方にも無理がありません。生活に合わせて置き場所を選べるのは、この薄さだからこそだと思います。
まとめ

使う前に気にしていたのは、貼りっぱなしにして邪魔にならないかという点でした。見た目については完全に問題なし。重さだけは手に持つと分かりますが、スタンドを使う頻度が高いなら払う価値のある対価だと思います。
そして予想を超えてきたのが、磁力と撮影用途です。ぶんぶん振っても落ちない安心感と、集合写真をテーブルに置いて撮れる安定感。この2つは、カタログの数字を眺めていたときには想像できていませんでした。
価格は5,980円。スマホスタンドとしては安くありませんが、質感と磁力、そして撮影道具としての使い道まで含めると、納得できる買い物だと思います。スマホを立てる場面が日常にある方には、素直におすすめできる製品です。
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Source:MOFT公式サイト
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