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大事なのに面倒な作業というものがあります。届いたメールから必要な情報を抜き出してまとめる、集まったレシートを管理して一人あたりの金額を出す。どれも後回しにしがちで、気づけば締め切り間際になっている。
Googleが2026年8月7日に開いたハードウェア新製品事前説明会では、そこを引き受けるAIエージェントとして Gemini Spark が紹介されました。日本ではすでに提供が始まっている機能です。
この日に発表された内容の全体像は、Google Pixel 11 と Pixel Watch 5 の発表内容まとめ にまとめています。
Gemini Sparkとは何か

Gemini Sparkは、Geminiアプリのなかにあるベータ版の機能です。あらかじめ「こういうときにこうしてほしい」という手順を登録しておくと、条件が満たされたときに自分が何も操作しなくても裏側で処理してくれます。
特徴として説明されたのが動作場所です。処理はGoogleのクラウド上でおこなわれるため、パソコンやスマートフォンの電源が切れていても動き続けます。24時間365日、設定さえしておけば止まりません。
もう一つが安全側の設計です。決済を勝手に済ませてしまう、目上の相手に勝手にメールを送ってしまうといった取り返しのつかない操作は、必ず人間の承認を挟む作りになっています。
同窓会の幹事を任せる実演
デモでは、同窓会の幹事を務めているという設定で、4つの自動化が順に示されました。
質問メールをタスクに変える
まず登録したのは、件名に「同窓会のご案内」が入っているメンバーから質問が届いたら、Googleタスクに追加するという手順です。登録すると、Gemini側から「これからこういうメールが来たらタスクとして自動で追加します」という確認が返ってきました。
実際に参加者から「当日の服装はどんな格好で行けばいいの」という質問が届くと、幹事がメールを開いていないうちに、Sparkが起動してタスクに追加されました。
店からの連絡をカレンダーに入れる

次は、会場となる店からスケジュールの連絡が来たらカレンダーに反映する、という手順です。候補日が2つ書かれたメールが届くと、その2つがそのままカレンダーに登録されました。幹事は何も操作していません。
メールの中身をスプレッドシートに集める
ここからは複数のGoogleサービスをまたぐ例です。先生へのお礼の品について参加者から届いた候補を、スプレッドシートにまとめてほしいという依頼を登録します。
「このプレゼント候補はどうですか」というメールが届くたびに、指定したスプレッドシートへ候補が積み上がっていきました。メールとスプレッドシートを行き来する作業がなくなります。
レシートから割り勘まで計算する
最後が経費精算です。レシートを読み込ませると、品目がスプレッドシートに記録され、参加者の人数で割った一人あたりの請求額まで自動で計算されました。
幹事の仕事のなかでも特に気が重い部分なので、ここが自動化されるインパクトは小さくありません。
アプリの操作そのものを任せる機能も

あわせて紹介されたのが、Geminiによるタスク支援です。こちらは提供開始が今後となる機能で、Gemini Sparkとは別のものになります。
デモでは、電源ボタンを長押ししてGeminiを起動し、フードデリバリーサービスでクッキーとコーヒーを注文するよう音声で頼む場面が示されました。
頼んだあとは通知が出るだけで、自分では何も操作しません。裏側ではGeminiが実際にアプリを開き、指示にそって商品を選んでいます。今どういう操作をしているのかを見たければ確認することもできますし、進行状況は画面上部に表示され続けます。
そして最後、支払いのような重要な段階になると、Geminiは処理を止めて人間に判断を渡します。「ここまでやったので、あとはお任せします」という形です。
まとめ
Gemini Sparkは、単発の質問に答えるAIではなく、決めた手順を裏で回し続ける仕組みでした。メール、カレンダー、タスク、スプレッドシートをまたいで動くため、Googleのサービスを普段から使っている人ほど効果が出やすい設計です。
そのうえで、決済と重大な判断は人間に残す。この線引きがはっきりしているのは、任せる側としては安心できる点だと感じました。
Source:Google ハードウェア新製品事前説明会(2026年8月7日・グーグル合同会社 渋谷オフィス)
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