子育て中は運動していないのにリングが閉じる…?
Apple Watchユーザーであれば、一度は気になったことがあるはずの「アクティビティリング」。
毎日3つのリング(ムーブ・エクササイズ・スタンド)を完成させることで、運動習慣の維持や健康管理に役立つ便利な機能です。
筆者もApple Watchを愛用していますが、2歳の子どもを育てている現在、「運動する時間なんてない」という生活を送っていながら、なぜかリングは毎日閉じています。
特に驚いたのは、子どもが歩くようになる前からすでにリングがよく回っていたこと。そして、歩き出した後はさらに加速したことです。
これは一体どういうことなのでしょうか?
Apple Watchのアクティビティリングとは?
まずは基本のおさらいです。Apple Watchのアクティビティリングは以下の3つで構成されています。
ムーブ(赤)
・1日のアクティブカロリー(積極的な活動によるカロリー消費)を示す
・日常の動きや姿勢の変化も広く検知される
エクササイズ(緑)
・早歩き以上の運動を30分以上行うと達成
・心拍数や動きのリズムを自動的に判定
スタンド(青)
・1時間ごとに1分以上立ち上がって動いた時間を、1日12時間以上で達成
・座りっぱなしを避けるためのリマインダー機能としても有効
歩き始める前からリングは回る。育児の中には“運動”が詰まっている
筆者の経験では、子どもが歩けなかった0歳〜1歳前半の頃から、アクティビティリングは日々完成していました。
・家の中を何度も往復
・ミルクの準備、オムツ替え、寝かしつけなどのたびに立ち上がり、部屋を移動
・動きは小さくても積み重なれば立派な運動
・抱っこ・おんぶで自然と負荷がかかる
・5〜10kgの赤ちゃんを長時間支えるだけで、かなりの筋肉を使用
・腕や腰への負荷も加わり、カロリー消費は確実に増える
・夜間のお世話でも体は動く
・夜中に何度も起きて授乳やあやしに立ち上がる
・この“断続的な活動”もスタンドリングに反映される
・買い物に出かけても大変
・授乳ができる場所、おむつ替えができる場所を探してひたすら歩く
・幼児と行きやすいショッピングモールは広すぎて自然と歩数が増える
歩き始めると、アクティビティは次のステージへ
子どもが1歳を過ぎて歩き始めると、育児の運動量はさらに増していきます。
・外出先での追いかけっこ
・突然走り出す子どもを全力で追いかける場面が頻発
・短距離ダッシュや急な方向転換で、心拍数が急上昇
・公園での付き添いは一緒に遊ぶことに
・滑り台やブランコ、砂場などで一緒にしゃがみ、立ち、走る
・まるでサーキットトレーニングのような忙しさ
・「疲れた〜」の一言で再び抱っこ
・抱っこやおんぶが日常に戻り、さらに負荷がかかる
こうした日常の動きが、Apple Watchによって正確に検知され、「今日は運動してないのにリングが閉じてる!」という驚きにつながるのです。
Apple Watchは日常生活の“見えない運動”も見逃さない
Apple Watchの素晴らしい点は、「家事」や「育児」のような“運動とは意識していない動き”も、きちんと活動として記録してくれること。
・ベビーカーを押して歩く
・買い物でスーパーを回る
・洗濯物を運んだり、部屋を片付けたりする
これらの動作もムーブやエクササイズとしてカウントされる場合が多く、「目に見えない努力」を可視化してくれるデバイスです。
まとめ:育児こそ“最高のワークアウト”。Apple Watchがそれを教えてくれる
育児中は、自分のための運動時間がなかなか確保できず、「健康管理が難しい」と感じてしまうことも多いものです。
でも、Apple Watchは言ってくれます。
「あなたは、もう十分に動いています」と。
子育ての中で無意識に行っている数えきれない動作が、Apple Watchのアクティビティリングに反映され、それが“見える化”されることは、非常に大きな励みになります。
Apple Watchは、家事や育児の動きまでも正確に“運動”として評価してくれる、素晴らしいデバイスです。
運動不足に悩む親御さんも、ぜひ自分の毎日のリングを見て、「自分はがんばってる」と胸を張ってください。
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