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スクエア型スマートウォッチで、健康管理もスポーツも日常使いも、ひとつでまかないたい——そんな人に向けて、HUAWEI WATCH FIT 5 Proのオレンジモデルをしばらく使い込んでみました。
ファーウェイのスクエア型では史上最大となる1.92インチの大画面、日本で承認を受けた心電図(ECG)機能、本格的なゴルフ・登山・ランニングモード、そして通常使用で最大10日間というバッテリーと、この価格帯でここまで揃っているのか、と少し驚くような完成度のモデルです。
今回はオレンジモデルを実際に使用してレビューをお届けします!
提供に関する注記
本記事はブランド側から製品提供を受けて執筆していますが、内容・評価は編集部(筆者)が独自に判断しています。
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価格:ホワイト・ブラック 39,380円(税込)/オレンジ 42,680円(税込)
カラーバリエーション:オレンジ/ホワイト/ブラック
対応スマートフォンはAndroid 9.0以降またはiOS 13.0以降。防水等級は5 ATM(IP6X、EN13319準拠で水深40メートルまでのフリーダイビング対応)です。
FIT 4 Proとの違いや、同シリーズのスタンダードモデルとの比較が気になる方は以下もどうぞ。
【スペック比較】HUAWEI WATCH FIT 5 ProとFIT 4 Proの違いを徹底解説。買うならどっち?
HUAWEI WATCH FIT 5 ProとFIT 5の違いを徹底比較|サファイアガラス・チタンベゼル・心電図対応のProはどんな人向き?
主要な機能を一覧表でチェック

まずは当サイト独自の主要機能チェック表で、HUAWEI WATCH FIT 5 Proにどんな機能が載っているのかを確認してみましょう。
緑色の部分が搭載している機能で、色のない部分が未搭載の機能です。
20項目のうち、Suicaやキャッシュレス決済、音声アシスタントを除く17項目に○が並ぶという、かなり充実した結果になりました。
日々の通知や音楽操作、ウォッチフェイス変更、常時表示といった基本機能はもちろん、通話、追加アプリのダウンロードまでひと通りカバーしています。
健康面では心拍・血中酸素・睡眠・体表温度のすべてに対応し、運動面でも水泳対応のうえに気圧・高度計まで搭載しているのは、この価格帯のフィットネスウォッチとしてはかなり希少です。
一方でHUAWEIのスマートウォッチは音声アシスタントや決済については日本で非対応な状況が続いており、ここが惜しいポイント。とはいえ全体として「ほぼ全部入り」と言ってよい完成度で、これ一本で生活も運動もしっかりカバーできます。
デザインと見た目をチェック

素材・サイズ・重量について
今回レビューしたのはオレンジモデルです。本体サイズは44.5×40.8×9.5mm、重量は本体のみで約30.4g。Apple Watchと同程度の重さで、実際に着けていてもそこまで重いとは感じません。女性でも問題なく着用できますが、小柄な方だと文字盤が大振りに見えるかもしれません。男性であれば大きな画面が非常に使いやすく感じられると思います。
ミッドフレームにはアルミニウム合金、ベゼルにはチタン合金という素材構成で、見た目以上にしっかりとした作りです。9.5mmの薄さと30g台の軽さを両立しながら、ちゃんとプレミアムな質感があります。
バンドとデザインについて

オレンジモデルのバンドは独自の「HUAWEI AirDry」織り込みベルト(ナイロン素材)で、着けた瞬間から非常に軽やかな装着感があります。ナイロン素材ながらしっかりとした質感で、安っぽさはまったく感じません。また、ベゼルの縁部分にもオレンジ色のラインがあしらわれており、全体としてアウトドアテイストの雰囲気をうまく演出しています。

右側面の2つのボタンとデジタルクラウンがやや出っ張った形状は、Apple Watch Ultraを連想させます。見た目からもスポーティーでアウトドア向けのモデルだということが伝わってきて、デザインと機能がちゃんと一致している印象です。ホワイトとブラックはフッ素エラストマー製ベルトで、肌に優しく耐水性のあるタイプ。手首周囲130〜210mmに対応しています。
ディスプレイについて
ディスプレイは1.92インチのAMOLEDで、解像度は480×408ピクセル、PPIは328。ピーク輝度は3000nitsに達し、真夏の屋外でも視認性で困ることはなさそうです。LTPO技術により1〜60Hzのアダプティブリフレッシュレートに対応し、常時表示(AOD)時は消費電力を抑える設計になっています。画面占有率は約83%で、スクエア型ウォッチのなかでもトップクラスの広さを誇ります。
実際に使ってみると、LINEやメールなどの通知が非常にはっきりと読めます。内容も冒頭からかなりの文字数を表示してくれるので、スマホを取り出さなくても概要を把握できます。天気などの情報表示も見やすく、アプリ一つひとつの完成度が高い印象です。日本でも世界的にもスマートウォッチ大手の一角を占めるファーウェイならではの安心感があります。
ウォッチフェイスと操作感をチェック

ウォッチフェイスについて
最初から入っているウォッチフェイスもおしゃれなデザインが多く、スマートフォンのアプリから追加できる無料のウォッチフェイスだけでもかなりのバリエーションを楽しめます。ウォッチフェイスの世界が非常に充実しており、こだわりたい人も十分満足できると思います。
ただし、ウォッチフェイスによっては常時表示(AOD)になったときの表示がかなり簡略化されるものもあります。AODをよく使う方は、その点を確認してから選ぶとよいでしょう。なお、長時間デスクワークが続くとかわいいパンダのアニメーションが運動をリマインドしてくれる「ミニストレッチ」専用の文字盤もあり、見ていて楽しい仕様です。
通知と日常操作について
Bluetooth経由の通話にも対応しており、スピーカーとマイクを搭載しているためウォッチ単体で電話に応答できます。なおSiri・Google AssistantなどのAI音声アシスタントは日本では非対応です。クイック返信機能はAndroidとのペアリング時のみ利用できます。

天気(UV指数・体感温度・夕焼け確率まで表示)、音楽操作、気圧計、電卓、リモートシャッター、カレンダー、アラーム、タイマー、ストップウォッチ、懐中電灯、コンパス、電話など、日常のツールはひと通り揃っています。右側の物理ボタン2つを同時に押すとウォッチ画面のスクリーンショットを撮ることもでき、ワークアウト結果の記録や共有に便利です。
バッテリーをチェック
公式スペックでは通常使用で最大10日間、ヘビーユースで最大7日間、常時点灯(AOD)使用時で最大4日間。ワイヤレス急速充電に対応しており、約60分でフル充電が可能です。
実際に常時表示(AOD)をオンにして1日使ってみたところ、減りは10〜15%程度でした。このペースだと7日前後は使えそうな印象です。Apple Watchのバッテリーが概ね1〜2日なことと比べると、持ちのよさは圧倒的な差があります。週に一度、お風呂の時間に外して充電するだけでOKというのは、スマートウォッチを毎日着けたい人にとってかなり大きなメリットです。
健康機能をチェック

健康管理の中核は、多次元センシングシステム「HUAWEI TruSense」。心拍数、血中酸素レベル(SpO2)、ストレス、情緒(12段階)、体表温度を24時間モニタリングします。気圧センサーも搭載しており、高度の変化もリアルタイムで把握できます。

血中酸素濃度はスマートウォッチだと正確に計測できないモデルも多いですが、このモデルは測定結果がおおむね94〜96%以上で安定して推移しており、ハズレ値が出ることもほとんどありませんでした。信頼性は高めだと感じています。

睡眠機能では、4段階の睡眠ステージを記録したグラフが見られるだけでなく、目覚めた回数、呼吸の質、平均心拍数、平均呼吸数なども確認でき、睡眠に関する分析と改善提案まで行ってくれます。睡眠時の呼吸の乱れを検知する機能も搭載されており、ウォッチを着けたまま眠るだけで、翌朝すぐに睡眠の質を把握できます。

心電図(ECG)機能はFIT 5 Pro限定で搭載されており、サイドボタンの電極に指を当てて約30秒待つだけで測定が完了します。HUAWEIの心電図アプリケーションは日本のプログラム医療機器の承認(承認番号:30600BZI00035000)を取得しており、心房細動の兆候を補助的に検出してくれます。実際に試してみたところ「洞調律(正常範囲)」という結果が出ました。心電図のグラフは医療機関に持参できる形式で保存できるので、過去に心電図で異常が出たことがある方や、定期的に確認しておきたい方にも心強い機能です。
転倒検知と緊急SOSも搭載。転倒を検知するとBluetooth接続中のスマートフォン経由で緊急連絡先に通知できます(手動での有効化が必要)。女性向けには体温センサーと各種バイタルデータを使った生理周期・排卵日予測機能もあります。
また、長時間デスクワークが続くとパンダのアニメーションが体を動かすよう促してくれる新機能「ミニストレッチ」も搭載。頭・首・肩など11部位、30種類以上のストレッチをその場でガイドしてくれます。まとまった運動時間が取れない日でもデスクの前で体をほぐせるのは、子育て中や在宅ワークの方にも嬉しい機能です。
運動・アウトドア機能をチェック
100種類以上のワークアウトモードに対応しており、屋外サイクリングや屋内外ランニングなど5種類のワークアウトを自動検知してくれます。意識せずとも日常の移動が運動として記録されていくのが便利です。

GPSはデュアルバンド6種衛星システム(GPS L1+L5、GLONASS、BeiDou、GALILEO、QZSS、NavIC)に対応し、HUAWEI独自の「ヒマワリ型測位システム」で信号を常時最適化します。実際に小さな建売住宅が立ち並ぶ住宅街でランニングしてみましたが、道からまったくズレることなく正確に軌跡が記録されていました。GPS精度への信頼感があります。


ランニング後に確認できるデータも豊富で、心拍数・回復心拍数・ペース・ケイデンス・標高の変化・接地時間・垂直振動・左右バランス、さらにはVO2MAXや有酸素トレーニングストレスといった本格的な指標まで計測されています。専門的なランナーから運動を習慣化したい初心者まで、幅広く活用できると感じました。バッテリーの持ちもよく、屋外でのアクティビティでは心強いモデルです。
登山・トレイルランでは等高線入りのフルカラーマップを大画面で表示でき、GPXルートをインポートしておけばオフラインでも使えます。ルートを外れると音声でお知らせし、新たに追加された標高グラフで残りの上昇距離も一目瞭然です。オフラインマップは等高線入りの詳細なものもダウンロードできるため、山の中でも安心して使えます。バッテリーの減り具合を考えると、日帰り登山であればバッテリー切れなく使いきれそうな印象を持ちました。
ゴルフでは日本の99%以上を含む全世界17,000以上のゴルフ場マップを無料で利用でき、グリーンが視点に合わせて自動回転する機能、ピン位置のカスタマイズ、ホールごとのスコアカラー表示(バーディは青・ボギーは黄色)、大会向けの競技モードが今回新たに追加されています。
サイクリングではウォッチ単体でパワーを試算でき、スマホアプリをサイクルコンピュータとして活用することも可能。フリーダイビングは水深40mまで対応。HUAWEIHealth内のAppGalleryからテニス用「Tennix」やバドミントン用「Goodshot」といったサードパーティ製アプリもインストールでき、ラケットスポーツのデータ計測にも対応しています。
まとめ

HUAWEI WATCH FIT 5 Proは、あらゆる機能がハイレベルにまとまったスマートウォッチです。1.92インチの大画面と3000nitsの高輝度、サファイアガラス、5ATM+水深40m対応、日本承認取得のECG、精度の高い血中酸素計測、充実した睡眠分析、転倒検知、そして本格的なゴルフ・登山・ランニング・フリーダイビングモードと、この価格帯でここまで揃っているモデルは他にそうありません。
弱点は、Suicaなどの決済機能と音声アシスタントが日本では非対応という点だけ。それ以外はオールラウンドに使えるスマートウォッチとして、非常に完成度が高いと感じました。
近い価格帯ではApple Watch SEがありますが、iPhoneユーザーはApple Watch SE3を選ぶ場合も多いでしょう。一方でAndroidユーザーには、このモデルはかなり有力な選択肢になります。日常使いをメインにしたい人にもおすすめですが、特に運動やアウトドアのアクティビティをする人には積極的に選んでほしい一本です。
発売日は2026年5月29日。詳細は以下の記事もあわせてどうぞ。
『HUAWEI WATCH FIT 5 Pro』5月29日発売。スクエア史上最大1.92インチ画面とゴルフ・登山・ランニング機能、心電図対応のフラッグシップ
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