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眠る前に、枕元でスマホを開いてしまう。気づくと時間が過ぎている。そんな夜を、別のもので置き換えようという製品です。
株式会社OTSは2026年9月11日、音・光・香り、そして水が流れ落ちる「雨の演出」をひとつにまとめたスピーカー「雨音(AMAOTO SPEAKER)」の先行販売を、応援購入サービスのMakuakeで開始しました。一般販売の予定価格は25,000円(税込)で、先行販売では22〜50%オフの枠が用意されています。
Bluetoothスピーカーとしても使えますが、この製品の中心にあるのは音そのものよりも「寝る前の30分をどう過ごすか」という部分です。何ができて、何がまだ分かっていないのかを整理します。
音・光・香り・雨の演出を1台に
メーカーが挙げている機能は6つです。Bluetooth再生、自然音・ホワイトノイズ、microSDカード再生、ライト、アロマ、そして雨の演出。枕元に置くものをこれ1台にまとめる、という発想でつくられています。
ここ数年、睡眠まわりのガジェットは眠りを「測る」ものから「整える」ものへと軸足を移してきました。雨音はその後者にあたる製品で、計測機能は持ちません。着けて寝るのではなく、部屋に置くタイプです。
本体カラーは全6色。ミントグリーン、スカイブルー、ゴールドピンク、ブラック、ホワイトベージュ、グレーから選べます。
「雨の演出」は、本物の水が流れ落ちる
いちばん目を引くのが、本体前面の透明パネルです。ここに実際に水を入れて使います。パネルの内側を水がゆっくり流れ落ち、雫が生まれて、落ちて、消えていく。映像でも光の投影でもなく、物理的な水の動きを眺める仕組みです。
光の側も2系統あります。調光できる温白色のナイトライトと、6色のRGBライト(ブルー、シアン、グリーン、ウォーム、ピンク、パープル)。寝支度の明るさを手元で細かく調整できるほか、色を変えて部屋の雰囲気を切り替えられます。
光と音で就寝前の時間をつくるという考え方自体は、ほかにも例があります。バルミューダの「The Clock」は就寝時刻の90分前から音と光を3段階で変えていく機能を持っています。雨音はそこに、香りと「眺めるもの」を足した形です。
自然音はmicroSDに収録済み。アプリもアカウントも要らない
地味ですが、実用面でいちばん効きそうなのがここです。
雨音、川のせせらぎ、森の鳥の声といった自然音は本体のmicroSDカードにあらかじめ入っており、電源を押すだけで再生できます。スマートフォンのアプリも、アカウント登録も必要ありません。microSDに自分の音源を追加することもできます。
就寝前にスマホを開かずに済む、という設計意図がはっきり出ている部分です。Bluetooth接続が要るのは、スマホの音楽を流したいときだけになります。
とはいえ、ホワイトノイズを試すだけなら、まず手元の機器で確かめる手もあります。iPhoneは設定を開くだけで雨や小川などの環境音を流せるので、自分に合うかどうかはそこで一度試せます。合いそうだと分かってから専用機を選ぶ、という順番は無駄がありません。
主な仕様

本体カラーは全6色。リターン選択時に好みの色を選べる(画像:株式会社OTS)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 製品名 | 雨音スピーカー(AMAOTO SPEAKER) |
| サウンド | Bluetooth 5.0/自然音・ホワイトノイズ(microSDに収録済み)/microSD再生 |
| ライト | 調光ナイトライト(温白色)+RGBライト6色 |
| アロマ | 対応。水溶性(液体タイプ)の精油を数滴 |
| 演出 | 雨の演出(本体に水を入れ、透明パネル内を雫が流れ落ちる) |
| タイマー | セルフタイマー搭載。就寝後に自動でオフ |
| バッテリー | 4000mAh内蔵。付属USBケーブルでの有線接続にも対応 |
| 通信距離 | 約10m |
| 素材 | ABS樹脂 |
| カラー | ミントグリーン/スカイブルー/ゴールドピンク/ブラック/ホワイトベージュ/グレー |
| 保証 | 購入後1年間(交換対応) |
開発したのはオーディオ機器を手がけてきたJFSONICで、OTSは日本での正規代理店という立場です。OTSは大阪府枚方市の会社で、本業は電力設備の漏油防止工事などの設備工事。2003年設立で、商品販売事業も手がけています。
価格とMakuakeでの先行販売
一般販売の予定価格は25,000円(税込)です。Makuakeでのリターンは次のようになっています(2026年9月12日時点)。
| リターン | 価格(税込)/状況 |
|---|---|
| 1個・33%OFF | 16,750円/受付終了 |
| 1個・28%OFF | 18,000円/受付終了 |
| 1個・22%OFF | 19,500円/販売中(残り47個) |
| 2個セット・35%OFF | 32,500円(1個あたり16,250円) |
| 6個セット・50%OFF | 75,000円(1個あたり12,500円) |
安い枠から順に埋まっていく形式なので、残り数は日々変わります。プロジェクトの終了予定は2026年10月25日、配送は2026年12月末までに順次とされています。目標金額は開始初日に達成済みです。
Makuakeの先行販売は「一般販売の予定価格からの割引」という形を取るため、割引率そのものより、最終的にいくらで店頭に並ぶのかを見ておくほうが判断しやすくなります。今回の場合、その基準が25,000円ということになります。
買う前に確認しておきたいこと
いくつか、事前に押さえておいたほうがいい点があります。
ひとつはバッテリーだけでどれくらい連続で使えるのかが、現時点で公表されていないことです。メーカーは「一晩中つけっぱなしにしたい場合は、付属のUSBケーブルで有線接続してほしい」と案内しています。枕元でコードレスのまま朝まで、という使い方を前提にするなら、確定した数字が出るのを待ってからでもよさそうです。
もうひとつは水とアロマの扱いです。雨の演出には本体に水を入れる必要があり、水の補充頻度や推奨する水、お手入れの方法もまだ明記されていません。アロマは水溶性(液体タイプ)のみで、固形タイプやオイルタイプを入れるとタンクの穴が詰まる可能性があるとされています。手持ちの精油がそのまま使えるとは限らない点は、注意しておきたいところです。
そして、これは睡眠ガジェット全般に言えることですが、「睡眠に良い」と書かれていることと、効果が保証されていることは別の話です。雨音は眠りを測る機器ではなく、部屋の環境を整えるための道具として見るのが正確なところだと思います。
まとめ
雨音(AMAOTO SPEAKER)は、Bluetoothスピーカー、自然音プレーヤー、ナイトライト、アロマディフューザー、そして「眺めるもの」を1台にまとめた製品です。一般販売の予定価格は25,000円で、Makuakeでは22%オフの19,500円から先行販売されています。
枕元の機器をひとつに減らせること、そしてスマホを開かずに自然音を流せることが、実際に効いてくる部分でしょう。一方で、バッテリー単体での連続使用時間や、水まわりのお手入れについてはまだ情報が出そろっていません。
寝る前の時間を変えたい、という動機がはっきりある人にとっては、試してみる価値のある1台だと思います。
Source: 株式会社OTS プレスリリース/Makuakeプロジェクトページ/画像:株式会社OTS
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