スマートウォッチ&リングで計測可能な心拍変動(HRV)の見方、健康管理の活か仕方を徹底解説!

スマートリング入門

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心拍変動(HRV)は、あなたの健康状態を知るための貴重なバイオマーカー(体の状態を示す指標)です。

最近では、スマートウォッチやスマートリングなどのウェアラブルデバイスを使って、簡単に心拍変動を測定できるようになり、日々の健康管理が一層身近なものとなりました。

このガイドでは、心拍変動の基本から、Apple WatchなどのスマートウォッチやOura Ringなどのスマートリングでの測定方法、グラフの見方までを詳しく解説します。自分の体調やストレス、回復状態を知り、生活にどう活かすかを学びましょう。

1. 心拍変動(HRV)とは?

心拍変動(HRV)のイメージ

心拍変動(HRV=Heart Rate Variability)は、心拍と心拍の間隔のばらつきのことです。たとえば心拍数が60回/分であっても、1拍ごとの間隔はわずかに異なっています。このばらつきが心拍変動です。

心拍変動が示すもの

・高い心拍変動:副交感神経が優位で、リラックスした状態。身体が健康で、回復しやすい状態。

・低い心拍変動:交感神経が優位で、ストレスや疲労、体調不良を示唆することが多い。

「結局、この数字は高いほうがいいの? 低いほうがいいの?」という疑問については、「高いほうがいい」と理解しておくとよいでしょう。心拍変動は自律神経の状態や体調を反映するため、健康を管理するための重要な指標とされています。

2. 心拍変動の測定方法

Apple Watchで心拍変動を測定するイメージ

スマートウォッチやスマートリングでの測定

Apple WatchやOura Ringなど、いまでは多くのウェアラブルデバイスが心拍変動を自動で測定できます。これらのデバイスは、光学式センサー(PPG)で心拍の変動を計測します。Apple Watchの場合、記録された心拍変動データはiPhoneの「ヘルスケア」アプリで確認でき、心電図(ECG)機能を使えばより正確に測定することも可能です。

対応デバイスはさらに広がっている

近年は、心拍変動を活かす機能を備えたデバイスが大きく増えました。Apple Watchでは、watchOS 11以降で追加された「バイタル」アプリが、睡眠中の心拍数・呼吸数・手首皮膚温・血中酸素・心拍変動をまとめて記録し、いつもの範囲から外れると知らせてくれます。ほかにも、Garmin(HRVステータス/ボディバッテリー)、Oura Ring、Galaxy Watch、Fitbit、Whoopなど、多くのウェアラブルが心拍変動をもとにした回復・コンディション指標を搭載しています。

最も正確なのは心電図(ECG)

最も正確な心拍変動の測定法は、心電図(ECG)です。病院での検査や一部の高精度デバイスでは、これを用いて心拍変動を測定します。

3. 心拍変動の見方

心拍変動のグラフ表示例

グラフの基本的な構造

多くのデバイスは、心拍変動のグラフを時間軸(横軸)と心拍変動値(縦軸)で表示します。たとえばApple Watchでは、過去数日間から数週間にわたる心拍変動のトレンドをグラフで確認できます。

日々の心拍変動の変動

心拍変動は日々変動します。特に、次のような要因が影響します。

・睡眠の質:質の良い睡眠は心拍変動を向上させる傾向があります。

・ストレスや疲労:過度なストレスや疲れがたまると、心拍変動が低下します。

・運動:適度な運動は心拍変動を向上させますが、過度な運動は逆に低下させることがあります。

長期的なトレンドを見る

心拍変動の長期トレンド表示例

心拍変動は短期的に上下しますが、大切なのは長期的なトレンドです。数週間単位でチェックすることで、生活習慣や体調の変化がどう影響しているかが見えてきます。

4. 心拍変動を生活に活かす方法

心拍変動を健康管理に活かすイメージ

心拍変動を健康管理に活かすには、次のような方法があります。

ストレス管理

心拍変動が低下していると感じたら、リラクゼーションや深呼吸、瞑想を取り入れるとよいでしょう。副交感神経が優位になり、心拍変動の回復につながります。

睡眠の質向上

良質な睡眠は、心拍変動を改善するうえで非常に重要です。就寝前のリラックスや寝室環境の見直しで睡眠の質を高めると、心拍変動の改善が期待できます。

運動の見直し

運動が心拍変動に与える影響を理解しましょう。適度な運動は心拍変動を向上させますが、過度な運動や回復不足が続くと、かえって低下することがあります。

5. Apple Watchでの心拍変動の確認手順

Apple Watchで記録した心拍変動は、次の手順で確認できます。

・iPhoneで「ヘルスケア」アプリを開き、下部の「ブラウズ」タブをタップする
・メニューから「心臓」を選び、「心拍変動」を選択する
・過去の日別・週別の心拍変動グラフが表示され、トレンドを確認できる

なお、Apple Watchでは睡眠中の心拍変動が最も安定して信頼性の高いデータとされるため、夜間のデータに特に注目することをおすすめします。

6. 心拍変動測定の精度と注意点

心拍変動測定の注意点のイメージ

スマートウォッチやスマートリングの心拍変動測定は非常に便利ですが、完全に正確というわけではありません。特に次の点に注意しましょう。

・動きの影響:PPGセンサーは、運動中や手首の動きが激しいときはデータが正確でない場合があります。静止した状態での測定が推奨されます。

・1日だけのデータに一喜一憂しない:心拍変動は個人差が大きく、1日の変動に過度に反応しないことが大切です。トレンドで見ましょう。

まとめ:心拍変動を健康管理に役立てよう

心拍変動は、あなたの健康状態や自律神経のバランスを知るための貴重なデータです。スマートウォッチやスマートリングを活用して日々の心拍変動をチェックし、生活習慣の改善やストレス管理、運動・睡眠の質の向上に役立てましょう。

自分の体調をリアルタイムで把握し、最適な健康維持に、心拍変動を積極的に活用してみてください。

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●執筆者:スマートウォッチライフ編集部
日本初のスマートウォッチのウェブメディア。編集部には50本以上のスマートウォッチがあり、スマートウォッチ・Apple Watchの選び方や入門者向けの記事を多く配信しています。日本唯一のスマートウォッチ専門ムック本『SmartWatchLife特別編集 最新スマートウォッチ完全ガイド』(コスミック出版)を出版したほか、編集長はスマートウォッチ専門家としてテレビ朝日「グッド!モーニング」や雑誌『anan』(マガジンハウス)にも出演。You Tube「スマートウォッチライフ」(チャンネル登録者8000人程度)でも各種レビューを行っています!

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