POLAR LoopがRed DotとiFのデザイン賞をダブル受賞|ポラールは3年連続、画面のないバンドが同じ土俵で評価された

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画面を持たないリスト型ヘルスケアバンドPOLAR Loopのブラック、ベージュ、オレンジ、グリーン、ブラウンの各カラーが宙に浮かぶように配置された製品画像。右上にreddot winner 2026とiF DESIGN AWARD 2026のロゴが添えられている

ポラール・エレクトロ・ジャパンが2026年8月27日、画面を持たないリスト型ヘルスケアバンド「POLAR Loop」Red Dot Design Award 2026iF Design Award 2026を受賞したと発表しました。世界的に権威のあるデザイン賞のダブル受賞です。

POLAR Loopは、2026年1月に日本で一般発売されたモデル。Makuakeでの先行販売で達成率1801%を記録した、画面のないバンドです。

画面がない製品がデザイン賞を2つ取った、というのは考えてみると少し面白い出来事です。

Red DotとiF、両方を取るということ

受賞した2つの賞について、簡単に整理しておきます。

創設 主催
Red Dot Design Award 1955年 Design Zentrum Nordrhein Westfalen(ドイツ)
iF Design Award 1954年 iF International Forum Design GmbH

どちらも70年前後の歴史を持つドイツ発のデザイン賞で、毎年世界中から集まる応募作を、デザイン性・機能性・革新性・ユーザー体験といった観点で審査します。工業製品のデザイン賞としては最も名前の通った2つと言っていいでしょう。

Red Dotの審査員は、POLAR Loopについて「控えめで洗練されたデザインと専用アプリとの連携により、包括的な健康・フィットネス機能を提供している」と評価したとのことです。

3年連続、しかも3製品ともカテゴリが違う

今回の受賞で、ポラールのハードウェアは3年連続で国際デザイン賞を獲得したことになります。

受賞製品 製品カテゴリ
2024年 Polar Vantage V3 フラッグシップのマルチスポーツウォッチ
2025年 Polar Grit X2 Pro アウトドア向けGPSウォッチ
2026年 POLAR Loop 画面なしのヘルスケアバンド

注目したいのは、この3つがまったく別のカテゴリの製品だという点です。1つのデザイン言語を看板モデルで磨き続けて評価された、という話ではありません。多機能な腕時計型と、画面すら持たないバンド型という、設計の前提が違うものを別々に成立させています。

ポラールの現行ラインナップはVantage・Grit X2・Ignite・Pacerと幅が広いので、そのなかでLoopがどこに位置するのかを見ると、この受賞の意味が分かりやすくなります。

画面がない製品がデザイン賞を取るということ

ここが今回いちばん興味深いところだと思います。

POLAR Loopのグリーンモデルを斜めから捉えたクローズアップ。編み込み状のファブリックバンドの上に、画面を持たないゴールド調の細長い本体がスライドして取り付けられている

画面のあるスマートウォッチなら、ウォッチフェイスやUIの美しさもデザイン評価の対象になります。ところがPOLAR Loopには画面がありません。評価されるのは、本体の造形と素材、バンドとの取り合い、そして身につけたときの見え方だけです。逃げ場がない、と言い換えてもいいでしょう。

その条件で2つの国際賞を取ったということは、画面をなくすという選択が「機能を削った廉価版」ではなく、ひとつの設計思想として成立していると審査員に判断されたことを意味します。

画面なしのカテゴリ自体は、WHOOPが火をつけたところから広がってきた流れです。当初は「通知が見られない不便を、装着感とバッテリーで引き受ける」という割り切りの製品として語られることが多かったのですが、そこから数年を経て、デザインの土俵でも評価される段階に来たことになります。

市場としても「画面なし」は無視できない規模に

実際、数字の面でも画面なしは伸びています。

調査会社Omdiaの集計では、画面なしトラッカーがバンド全体の15%を超えたとされています。ニッチな変わり種ではなく、バンド型のなかで一定の比率を占めるカテゴリになりました。

日本市場に限っても、この夏だけで複数の新製品が動いています。ガーミンは初の画面なしバンド「CIRQA」を8月6日に発売し、APPOSTER JAPANは「b.race」を9月9日に発売予定。ポラールのLoopは、そのなかで先行して市場に出ていた1台です。競合が増えるタイミングでのデザイン賞受賞は、ブランドとしてはいい流れでしょう。

POLAR Loopはどんな製品か

あらためて製品側も確認しておきます。POLAR Loopは、日常のアクティビティから睡眠、トレーニングまでを記録するリスト型のヘルスケアバンドです。画面を持たず、データは専用アプリ側で見る設計になっています。

日本では2025年11月にMakuakeでの先行販売とともに発表され、2026年1月27日に一般発売されました。

ポラールは1977年にフィンランドで設立され、1982年に世界初のトレーニング用心拍計を製品化したメーカーです。約50年にわたって心拍計測を主戦場にしてきた会社が、画面のないバンドを出してデザイン賞を取った、という流れになります。

なお本製品はフィットネス・トレーニング用途で、医療機器には該当しません。計測値は健康管理の目安として扱うものです。

価格・購入先

本稿の執筆時点で、Amazonでの販売価格は27,000円です。カラーはブラック、ベージュ、グリーンなど複数が用意されており、専用のリストバンドも単体で購入できます。

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ポラール公式サイトで詳細を見る

まとめ

今回のポイントを整理します。POLAR LoopがRed Dot Design Award 2026とiF Design Award 2026をダブル受賞し、ポラールのハードウェアは3年連続で国際デザイン賞を獲得しました。受賞3製品はマルチスポーツウォッチ、アウトドアウォッチ、画面なしバンドと、それぞれカテゴリが異なります。

そして画面のない製品が、画面のある製品と同じ土俵でデザイン賞を取った。派手なニュースではありませんが、画面なしというカテゴリの立ち位置が変わってきていることを示す出来事だと思います。

実際の使い勝手が気になる方は、同じ画面なしタイプを実機で試したレビューが参考になります。装着感やアプリ側での見え方など、このカテゴリに共通する勘所が分かります。

Source: ポラール・エレクトロ・ジャパン プレスリリースPOLAR Loop 製品ページ/画像:ポラール・エレクトロ・ジャパン

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Garmin初の画面なしスマートバンド「CIRQA」日本で8月6日発売|32,800円・サブスク不要で24時間ヘルスケア

9月9日発売の画面なしバンド。サブスク不要で14,300円です。

APPOSTER JAPAN、画面なしスマートバンド「b.race(ブレス)」を9月9日発売|約20g・最長12日、サブスク不要で14,300円

ポラールの現行モデル全体を見たい方はこちらのガイドへ。

【2026年版】Polarのスマートウォッチ主要モデルの選び方と現行ラインナップ完全ガイド|Vantage/Grit X2/Ignite/Pacer/Unite

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