越谷市とAnkerがモバイルバッテリー回収の実証を10月から|Anker Store 越谷レイクタウンは他社製や膨らんだ電池もOK

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アンカー・ジャパン株式会社(Anker Japan)は2026年9月29日、埼玉県越谷市などと連携し、リチウムイオン電池を使った製品の安全な回収体制をつくるための実証事業を始めると発表しました。越谷市が環境省の「リチウムイオン電池等の製造・販売事業者等と連携した回収体制構築実証事業」に採択されたことを受けたもので、実施期間は2026年10月から11月までの約2か月間の予定です。

越谷市リサイクルプラザとAnker Store 越谷レイクタウンの2か所に、発火に備えた回収容器「DENPOI」を置き、メーカーを問わずリチウムイオン電池を使った製品を回収します。

埼玉県内のAnker Store4店舗で10月1日から始まる回収は埼玉のAnker Store4店舗が他社製のモバイルバッテリーとワイヤレスイヤホンも回収で紹介しました。今回発表されたのは、越谷市が環境省の事業として行う実証です。どこに何を出せるのか、回収したあとどう扱われるのかを順に見ていきます。

越谷市の2か所で回収、Anker Storeでは他社製品も受け付け

回収拠点は、越谷市の施設とAnker Japanの直営店の2か所です。自治体の拠点に加えて、ふだん買い物で立ち寄る商業施設の店舗でも出せるようにすることで、正しく分別して出す機会を増やすねらいがあります。

プレスリリースに記載された回収拠点と回収範囲は次のとおりです。

回収拠点 住所 回収範囲
Anker Store 越谷レイクタウン 埼玉県越谷市レイクタウン4-2-2 イオンレイクタウンkaze 3F モバイルバッテリー・イヤホン、電子たばこ(他社製品も含む。膨張品も対象)
越谷市リサイクルプラザ 埼玉県越谷市砂原355番地 膨張品

Anker Store 越谷レイクタウンでは、Anker製品に限らず、他社のモバイルバッテリーやイヤホン、電子たばこも受け付けます。膨らんでしまった製品も対象です。越谷市リサイクルプラザの回収範囲は「膨張品」と記載されています。

膨らんだモバイルバッテリーは、発火の危険があるため扱いに困りやすいものです。出し方の細かな条件は拠点ごとに異なる可能性があるので、持ち込む前に各拠点の案内を確認しておくと安心です。

発火に備えた回収容器「DENPOI」と遠隔通知を試す

今回の実証の中心になるのが、株式会社電知が製造する安全回収容器「DENPOI」です。2つの回収拠点にDENPOIを設置し、回収した製品はDENPOIを使って安全に保管したうえで、収集運搬、リサイクル処理までを一連の工程として行います。

さらに、DENPOIに遠隔通知機能を組み合わせます。万が一、容器の中で消火用の砂と薬剤が作動した場合に管理者へ通知が届く仕組みで、発火をいち早く把握して被害の拡大を抑える運用が実際に使えるかどうかを検証します。IoT機能の付与はNTTテレコン株式会社が検討を担当します。

回収から運搬・リサイクルまで6者で分担

実証事業の推進体制図。越谷市民は越谷市リサイクルプラザへ、Anker Store来訪者はAnker Store 越谷レイクタウン店へリチウムイオン電池等を出し、松田産業が収集運搬とリサイクル処理を担う。電知がDENPOIを製造・納品し、NTTテレコンがIoT遠隔監視の機能を付与する

この実証事業は、越谷市と5つの民間事業者が役割を分けて進めます。回収拠点での受け付けと市民への周知を越谷市とAnker Japanが担い、回収後の運搬とリサイクルは松田産業株式会社が行います。

事業者・団体 主な役割
越谷市 越谷市リサイクルプラザでの回収、市の広報媒体を活用した市民周知
アンカー・ジャパン株式会社 Anker Store 越谷レイクタウンでの回収、アプリ・SNS等を活用した周知
松田産業株式会社 リチウムイオン電池の収集運搬・保管、リサイクル処理(太平洋セメント株式会社・敦賀セメント株式会社と共同実施)
株式会社電知 安全回収容器「DENPOI」の製造・納品
株式会社ビオストック(NTT東日本グループ) 実証全体の工程管理、予算管理、効果検証、成果品作成
NTTテレコン株式会社(NTT東日本グループ) DENPOIに対するIoT機能付与の各種検討

背景にあるのは、ごみ処理施設や収集車での発煙・発火

モバイルバッテリーや小型の電子機器が広く使われるようになり、廃棄物処理施設や収集運搬車両で発煙・発火する事故が全国的な課題になっています。こうした事故を防ぐには、家庭で正しく分別して出してもらうだけでなく、出されたあとの回収、収集運搬、保管、処理のすべての工程で安全を確保する必要があります。

一方で、安全な回収を続けていくには、自治体による回収や周知だけでは足りず、製品をつくって売るメーカー、回収・リサイクルを担う事業者、安全対策の技術を持つ事業者が一緒に取り組むことが必要だとしています。今回の実証は、その官民連携の形を越谷市で試すものです。

実証で得られた結果をもとに、安全回収容器と遠隔監視機能の有用性や、回収から処理までの各工程での運用上の課題を整理します。その成果を踏まえて、回収拠点の拡充や他の地域への展開につなげ、持続可能な官民連携モデルの確立をめざすとしています。

実証事業の概要

項目 内容
事業名 リチウムイオン電池等の製造・販売事業者等と連携した回収体制構築実証事業
実施予定期間 2026年10月~11月
回収拠点 Anker Store 越谷レイクタウン(埼玉県越谷市レイクタウン4-2-2 イオンレイクタウンkaze 3F)
越谷市リサイクルプラザ(埼玉県越谷市砂原355番地)
回収対象 リチウムイオン電池を使用した製品
回収範囲 越谷市リサイクルプラザ:膨張品
Anker Store 越谷レイクタウン:モバイルバッテリー・イヤホン、電子たばこ(他社製品も含む。膨張品も対象)
主な検証内容 DENPOIを活用した安全な回収・運搬の有用性、住民周知の効果、回収拠点利用状況、処理・再資源化ルート等

まとめ

越谷市とAnker Japanなど6者による今回の実証事業では、2026年10月から11月にかけて、越谷市リサイクルプラザとAnker Store 越谷レイクタウンの2か所でリチウムイオン電池を使った製品を回収します。Anker Store 越谷レイクタウンでは他社製のモバイルバッテリーやイヤホン、電子たばこ、膨らんだ製品も受け付けます。

発火に備えた回収容器DENPOIと遠隔通知の仕組みを使い、回収から運搬、リサイクルまでを通して安全に扱えるかを確かめる取り組みです。使わなくなったモバイルバッテリーやイヤホンが手元に眠っている越谷市周辺の方は、この期間に持ち込むことを考えてみてはいかがでしょうか。越谷市以外にお住まいの方は、リサイクル回収協力店を探せる公式の検索ページから近くの持ち込み先を調べられます。

Source: アンカー・ジャパン株式会社 プレスリリース

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