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Appleが2026年9月11日、iPhone 18 Proの予約開始にあわせて購入案内の発表文を公開しました。Apple Watch Series 12とApple Watch Ultra 4は、すでに予約を受け付けています。
発売日や下取りの案内が中心の、ふだんなら読み飛ばしてしまう種類の発表文です。ただ今回は、その末尾の脚注にwatchOS 27で使えるSiri AIの条件が細かく書かれていました。1日の使用回数に制限があり、その上限を超えて使う分は将来有料で提供される予定という内容です。
Apple Watchで音声アシスタントをよく使う人ほど関わってくる話なので、発表文の本編とあわせて整理します。
Apple WatchとAirPodsはすでに予約できる
今回の発表で分かりやすいのは、製品ごとに予約と発売のタイミングがずれていることです。
| 製品 | 予約 | 発売 |
| Apple Watch Series 12 | 受付中 | 9月18日(金) |
| Apple Watch Ultra 4 | 受付中 | 9月18日(金) |
| AirPods 5 | 受付中 | 9月18日(金) |
| iPhone 18 Pro / Pro Max | 9月12日(土)21時から | 9月18日(金) |
| Mac mini / Mac Studio | 受付中 | 9月22日(火) |
Apple Watchとタイミングを合わせてiPhoneも買い替えるつもりなら、iPhoneのほうが予約の開始が遅い点に注意が必要です。Appleは、9月12日(土)午前1時までにモデルの選択と支払い方法の確認、下取りの設定を済ませてショッピングバッグを保存しておけば、21時の予約開始時にワンクリックで手続きが終わると案内しています。
Mac miniとMac Studioだけは発売が9月22日(火)と4日遅く、店舗での販売開始となります。
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Siri AIには1日の使用回数の制限がある

ここからが脚注の話です。Appleは発表文の注記で、こう書いています。
サーバサイドモデルに依存する一部のApple Intelligenceの機能には、1日の使用回数の制限が適用されます。
そしてその対象として最初に名前が挙がっているのがSiri AIです。ほかにインテリジェントな写真編集ツール、Image Playground、ショートカットのAFM 3 Cloudモデルが挙げられています。いずれもApple Watchやスマートフォンの中だけで処理が終わらず、Appleのサーバに問い合わせる種類の機能です。
制限の具体的な回数は示されていません。Appleは1日あたりの制限は、機能、リクエストの複雑さ、システムへの負荷、システムポリシー、その他の要因によって異なるとしています。つまり固定の数字があるわけではなく、状況によって変わる仕組みのようです。
あわせて13歳未満の方はSiri AIを利用できませんとも明記されています。
「有料で拡大」は日本語版だと読み取りにくい
制限の説明に続けて、日本語版にはこう書かれています。
当該機能へのアクセスは今後、有料で拡大する予定です。
この一文は、素直に読むと「Siri AIがそのうち有料になる」とも受け取れてしまいます。そこで英語版の同じ脚注を確認しました。
英語版は Expanded access to these features will be available for a fee in the future となっています。直訳すると「これらの機能への拡張されたアクセスが、将来有料で利用できるようになる」です。
つまりSiri AIそのものが有料になる、とは書かれていません。無料で使える枠に1日の上限があり、その上限を超えて使いたい人が追加で支払う、という構図と読むのが自然です。日本語版の「有料で拡大する」という訳は、どちらの意味にも取れてしまう書き方になっています。
8月の「Siri AIは無料」との関係
Appleの姿勢は、この夏から少しずつ具体的になってきました。
2026年8月の決算説明会で、ティム・クックCEOはAIのヘビーユーザー向けにiCloud+の上位プランを用意する考えを示していました。このときの受け止めは「Siri AIのような日常的な機能は無料のままで、有料化の対象になりそうなのは画像生成のように1回ごとの計算コストが重い機能だろう」というものでした。
Apple、AIヘビーユーザー向けにiCloud+の上位プランを用意へ|ティム・クックCEOが決算説明会で表明、Siri AIは無料のまま
今回の脚注は、その線引きを少しだけ動かしました。Siri AIが「回数制限のある機能」として名指しで挙げられたからです。無料で使えること自体は変わりませんが、無制限ではないとAppleが公式に明記したのは、確認できた範囲では今回が初めてです。
手首から話しかけて予定を確認する、メッセージを返すといった使い方が、いきなり使えなくなるわけではありません。ただ「AIアシスタントは使い放題」という前提は、もう置かないほうがよさそうです。
日本語は10月、EUの扱いは脚注どうしで食い違っている
提供時期についても整理しておきます。Siri AIはwatchOS 27で9月15日(火)からベータ版として提供されますが、開始時点ではデバイスを英語に設定している必要があります。日本語への対応は10月の予定です。
もうひとつ、読んでいて引っかかった点があります。EUでの扱いが2つの脚注で違う書き方になっているのです。
脚注1は「EUにおいては、初期段階ではSiri AIをiOSで利用できません」。一方で脚注4は「EUにおいては、初期段階ではSiri AIをiOS、iPadOS、watchOSで利用できません」となっています。Apple Watchが含まれるかどうかが、同じ発表文の中で揃っていません。
日本で使うぶんには影響しませんが、EU向けの提供範囲がまだ固まりきっていない可能性はありそうです。
下取りは20,000円から172,000円
買い替えの実務に関わる数字も出ていました。日本ではiPhone 12以降を下取りに出すと、20,000円から172,000円の割引を即座に受けられるとのことです。下取り額は対象デバイスの状態、製造年、構成によって変わります。
Apple Watchの下取りについては、この発表文では金額が示されていません。
まとめ
Apple Watch Series 12とUltra 4はすでに予約を受け付けていて、発売は9月18日(金)です。iPhone 18 Proを一緒に買うつもりなら、予約開始が9月12日(土)21時と遅いので、先に準備を済ませておくと当日が楽になります。
そのうえで、watchOS 27のSiri AIには3つの条件が付いていることを押さえておきたいところです。当初は英語のみで日本語は10月、1日の使用回数に制限があり、その上限を超える分は将来有料で提供される予定という3点です。
新しいApple Watchの目玉として語られてきた機能ですが、発売初日から日本語で思う存分使える、という状態ではありません。手元に届いてすぐ試したい人は、このあたりを織り込んでおくと落差が小さくて済みます。
Source: Apple Newsroom(プレスリリース)
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