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9月のイベントでAppleが予告した、新しいヘルスケアアプリ。その実物が、米国時間9月16日に配信が始まった開発者向けの「iOS 27.2」ベータで試せるようになりました。MacRumorsが実際に触れた様子を伝えています。
新アプリには「インサイト(Insights)」と「Longevity」という2つのタブが加わりました。ただし、使えるのは今のところ米国英語の環境だけです。日本のiPhoneのヘルスケアアプリでは何がすでに使えて、何がまだなのか。Appleの日本向け公式ページとあわせて整理します。
iOS 27.2ベータで新しいヘルスケアアプリが先行公開された
新しいヘルスケアアプリは、Appleが9月のiPhoneイベントで発表したものです。ヘルスケアやフィットネスのデータを、Apple Intelligenceを使って読み解く作りに全面的に改められています。
今回のiOS 27.2ベータでは、この新アプリがテストされています。ただしMacRumorsによると、新アプリはiOS 27.2の正式版には含まれず、年内の後半に別途提供される予定です。ベータで見られるのは、あくまで先行版ということになります。
また、アプリを十分に活用するにはApple Watchか、ヘルスケアアプリと連携する他社のフィットネスデバイスが必要になります。iPhone単体で完結する機能ばかりではない点は押さえておきたいところです。
インサイトタブは最新の健康データを1画面にまとめる
インサイトタブには、アクティビティリング、心拍数、睡眠スコア、バイタルといった直近の健康データが並びます。朝に開けば、前の晩からいまの状態までをひと目で確認できる入り口になります。
Appleは、ユーザーのデータにもとづくパーソナライズされたアドバイスもこのタブで出すとしています。ただし、この部分はベータにはまだ入っていません。MacRumorsは、検査の注文やパーソナライズされた情報、おすすめの表示は年内の後半まで使えないと伝えています。
Apple Watch Series 12とApple Watch Ultra 4を持っている人には、最近のアクティビティ、バイタル、睡眠スコアから計算した準備度スコアも表示されます。休養日にするか、もう少し追い込むかを決める目安です。準備度が何を見ている数字なのかは、Apple Watchの「準備度(レディネス)」の解説記事で詳しくまとめています。
LongevityタブではHealth Ageを算出する
もうひとつの新しいタブがLongevityです。長い期間の健康データを見て、「Health Age」を計算します。使われるのは、活動量、VO2 max、睡眠時間などの指標です。
iPhoneの上でできる体力評価の結果も、Health Ageに反映されます。評価できるのは柔軟性、バランス、VO2 maxの3つです。
Appleは、米国の検査会社Quest Diagnosticsの血液検査パネルを119ドルで提供する予定で、この結果もHealth Ageに使われます。いまのベータでは、最近受けた検査の結果を自分でアップロードする形になっています。
Health Ageの算出方法や、発表時に示された画面の中身は、9月の発表時の記事で詳しく紹介しています。
日本のヘルスケアアプリで使える機能と使えない機能
Appleは米国向けの発表で、新しいヘルスケアアプリを「年内に米国英語から提供し、ほかの言語は順次」と案内しています。AppleInsiderによると、同じiOS 27.2ベータでSiri AIは日本語でも試せるようになった一方、新しいヘルスケアアプリは米国英語でしか使えません。日本語での提供時期はまだ示されていません。
日本でいま使える健康機能を、Appleの日本向けヘルスケアページ(2026年9月17日時点)の記載と照らし合わせると次のようになります。
| 機能 | 新しいヘルスケアアプリ(iOS 27.2ベータ) | 日本での状況 |
|---|---|---|
| 睡眠スコア | インサイトタブに表示 | 日本向け公式ページで案内あり |
| バイタル | インサイトタブに表示 | 日本向け公式ページで案内あり(夜間と日中の健康データ) |
| 心肺機能(VO2 max) | Health Ageの算出に使用 | Apple Watchでの測定を日本向け公式ページで案内 |
| 準備度 | インサイトタブに表示(Series 12・Ultra 4) | 日本向け公式ページで「新登場」として案内 |
| インサイトタブ | ベータで利用可(パーソナライズされたアドバイスは未実装) | 日本での提供について公式な案内はない |
| Longevityタブ・Health Age | ベータで利用可 | 日本での提供について公式な案内はない |
| iPhoneでの体力評価(柔軟性・バランス・VO2 max) | ベータで利用可 | 日本での提供について公式な案内はない |
| Quest Diagnosticsの血液検査(119ドル) | 年内の後半に提供予定 | 米国の約2,000か所が対象 |
| 検査結果のアップロード | ベータで利用可 | 日本での提供について公式な案内はない |
表で分かるとおり、睡眠スコア、バイタル、心肺機能、準備度といった測る側の機能は、日本でもすでに案内されています。まだなのは、それらのデータを1か所に集めて読み解く新しい画面のほうです。Apple Watch Series 12とUltra 4でどの機能が使えるのかは、機種別に整理した記事も参考になります。
まとめ
iOS 27.2ベータで、新しいヘルスケアアプリが先行公開されました。直近のデータをまとめるインサイトタブと、Health Ageを算出するLongevityタブが加わり、iPhoneでの体力評価や検査結果のアップロードも試せます。ただし、新アプリはiOS 27.2の正式版には含まれず、年内の後半に米国英語から提供が始まる予定です。
日本では、睡眠スコアやバイタル、準備度など、データを測る機能はすでに使えます。一方で、それを読み解くインサイトやLongevityの画面が日本語でいつ使えるのかは、まだ案内されていません。まずはApple Watchで日々のデータを貯めておくことが、新しいアプリが来たときの準備になりそうです。
Source: MacRumors/MacRumors(iOS 27.2ベータ)/AppleInsider/Apple Newsroom(2026年9月9日)/日本での状況はApple「ヘルスケア」(日本)より2026年9月17日時点で確認/画像:Unsplash
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