外出自粛の影響で健康への関心が高まるなか、歩数や消費カロリーを記録できることから注目を浴びているスマートウォッチ。家電量販店に足を運ぶのもちょっと……と思い、ネット上で商品を検索・リサーチしている方も多いでしょう。そこで困るのが「一体どのブランドのスマートウォッチがいいのか分からない!!」という問題です。
Amazonで「スマートウォッチ」と検索した時に表示される製品たち。ホントに違いが分からない!!!
たとえばAmazonで「スマートウォッチ」と検索をすると、まず表示されるのは上記のように3000円台~1万円以下のリーズナブルな製品が中心。見たことのないブランドばかりで、どの製品にも「歩数計」「消費カロリー」「IP68防水」「長時間バッテリー」「スマホから通知を受け取れる」などなど同じような機能の文言が並んでいます。「どの製品がいいのか全然分からない!」と困ってしまうのも仕方ありません。
Amazonではレビュー件数も評価内容も当てにならない!
実際のところ、こうした格安スマートウォッチの大半はブランド名や外装が違うだけで、中に入っている機器類はほとんど同じものだったりします。これは他の「ジェネリック家電」「中華家電」などと呼ばれる他ジャンルの家電製品と同じ状況でしょう。そしてAmazonの検索では、まず「Amazonおすすめ商品」というレビューの評価順ではない順序で商品が表示。「レビューの評価順」に並べ替えても、星が4~5の評価ばかりが100件は付いているような製品がズラリ。どこからどこまでがステマなのかは、我々でも正直見分けが付きません!
業界では有名なメーカーも世間的な知名度は低い
一方で2~6、7万円程度の価格帯のスマートウォッチになると、この記事で以下に紹介するような信頼できるメーカーのものがグッと増えます。しかし、こうしたスマートウォッチの定番メーカーは、世間的な知名度はまだ低め。「Apple Watch以外は聞いたことがないし、やっぱりどのブランドがいいのか分からない!」という人は多いでしょう。またスマートウォッチ定番メーカーの製品は、「消費カロリーを測れる」「スマホから通知を受け取れる」「長時間バッテリー」といった機能の精度も高く、GPS機能を搭載していたり、見た目の高級感や画面の見やすさも格段に上だったりするのですが、入門者には格安製品との違いも分かりづらいかもしれません。そこで今回の記事では、当編集部が自信をもってオススメできるスマートウォッチの主要メーカーを紹介します。
今回はスマートウォッチの定番メーカーを紹介!
下に紹介しているのは、Apple Watchをはじめとしたスマートウォッチの定番メーカー。Apple Watchのほか、Googleが買収したFitbit、GPS機器のトップメーカーのGarminなど世界的なメーカーが並んでいます。どのメーカーの製品もハイスペックで、予算は数万円の高価格帯ですが、買って後悔なしの製品が揃っているといえるでしょう。ぜひ購入の際の参考にしてください!
AppleWatch(アップルウォッチ)
言わずと知れたスマートウォッチの代名詞的存在。最新版はSeries 5で、予算は5万円程度からとややお高め。旧シリーズで現在も入手可能なSeries 3は2万円程度~とリーズナブルです。一方で10万を超える『Apple Watch Hermès』などもあります。どのシリーズもハイスペック&多機能で、液晶が見やすく操作がしやすいのは「さすがアップル製品」と唸るレベル。LINEの簡単な返信などもできるのも大きな魅力です。ビジネスシーン~日常の運動で使うなら最もオススメのスマートウォッチの一つと言えるでしょう。買って後悔のない製品ですが、「GPS搭載のためバッテリーが約18時間と短い」「基本的にiPhoneとの組み合わせで使うことが前提」などが購入前に知っておくべきポイントでしょうか。

出典:Amazon
Apple Watch(アップルウォッチ)
Series 5(GPSモデル)40mm
価格:¥50,380(税込)
※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。
Fitbit(フィットビット)
ヘルスケアとフィットネスにフォーカスしたスマートウォッチを展開する世界的なメーカー。全世界のアクティブユーザー数は2,800万人以上にもなり、昨年にGoogleが買収したことでも話題になりました。製品には複数のシリーズがありますが、1万円を切る製品もあり、価格は性能に対してリーズナブル。Apple Watchには搭載されていない睡眠追跡機能などがしっかり搭載されているのも、このメーカーの製品の特徴です。日常生活の延長レベルでの運動や、ダイエットを含めた健康管理などに取り組みたい人は、ぜひ候補に入れていもらいたいメーカーです。最新製品はGPS搭載で、性能もリーズナブルさも申し分なしのCharge4です。
Garmin(ガーミン)
GPS機器メーカーとして創業し、航空、海洋、自動車、アウトドアなどの分野でトップブランドとなった世界的メーカー。その後に時計のフィールドにも進出し、GPSを内蔵した本格スポーツウォッチで人気を博しているので、ランニング等のスポーツに本格的に取り組んでいる方にはおなじみのメーカーでしょう。アウトドア、ランニング、ゴルフ、スイミングなどに適した高性能スマートウォッチを多数発表しているので、運動メインでスマートウォッチを使いたい方は最有力候補の一つになるはずです。商品ラインナップは多岐にわたり、価格帯も1万を切るものから10万超えのラグジュアリーで高性能な「フェニックス6」シリーズまで多彩。ランニングメインに使いたい人には、最新の限定モデル『ForeAthlete 245 Music JAPAN Limited Edition』などがオススメです。

出典:Amazon
GARMIN(ガーミン)
ForeAthlete 245 Music JAPAN Limited Edition
価格:¥44,800(税込)
※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。
POLAR(ポラール)
世界ではじめてトレーニング用心拍計モニター装置を開発した、心拍トレーニング機器のリーディングカンパニー。世界80ヶ国以上で製品を販売している信頼度大のメーカーです。ランニング、サイクリング、トライアスロンなどに適したハイレベルなスポーツウォッチを多数取り揃えています。こちらもGarminと同じくスポーツに取り組む人にオススメしたいメーカーの一つで、商品のラインナップも価格帯も幅広いです。最新製品としては、アウトドア・アスリート向けスマートウォッチのPOLAR GRIT X(ポラール グリット エックス)が6月4日から発売予定。現行で手に入るものでは、軽量のGPS搭載フィットネスウォッチ「Ignite」などがリーズナブルでオススメです。

出典:Amazon
SUUNTO(スント)
フィンランドの精密機器メーカー。液体封入式コンパスのほか、ダイビングなどのスポーツ用や、軍用の計測機器、心拍計などの機能を持つ多機能型腕時計を生産しています。ダイビングなどのマリンスポーツや、アウトドアアクティビティでスマートウォッチを使いたい方は、ぜひ商品をリサーチしてみましょう!オススメの最新モデルは、同メーカー初のWear OS搭載スマートウォッチ「Suunto 7」です。

出典:Amazon
今後はファッション系メーカー、新興メーカーの紹介記事も予定!
今回の記事ではスマートウォッチの定番メーカーを紹介しましたが、ほかにも信頼のおけるメーカーは多数。リーズナブルで高性能なスマートウォッチを販売しているメーカーにはXiaomiやHuaweiなどがありますし、ファッション性に優れたスマートウォッチでは、FOSSILが設計、製造、販売するDIESEL、MARC JACOBS、kate spade new yorkなどのブランドの製品もおすすめです。今後はそうしたメーカーの紹介記事も公開予定なので、乞うご期待!