Samsung Galaxy Watch9・Galaxy Watch Ultra2が8月7日に国内発売|Ultra2は5,000nits・800mAhでトレイルランとダイビングに対応

NEWS

公開日:

Samsung Galaxy Watch9(白バンド)とGalaxy Watch Ultra2(グリーンバンド)を並べた発売告知のメインビジュアル

サムスンが「Samsung Galaxy Watch9」(LTE/Bluetooth)と「Samsung Galaxy Watch Ultra2」(LTE)を、2026年8月7日(金)に国内で発売しました。7月23日から予約を受け付けていた2機種が、いよいよ手に入るようになった形です。

日常の健康管理をまかせる標準モデルがWatch9、高強度のスポーツやアウトドアに振り切ったのがUltra2、という住み分けになっています。どちらもプロセッサが刷新され、バッテリーも大きく増えました。何がどう変わったのかを、両モデルの違いが分かる形で整理していきます。

Galaxy Watch9は、装着感とバッテリーを底上げした日常モデル

芝生の上に並べたSamsung Galaxy Watch9の4本。グラファイト、クリーム、シルバーなど40mmと44mmのカラー違い

Galaxy Watch9は40mmと44mmの2サイズ展開です。カラーは44mmがシルバーとグラファイト、40mmがクリームとグラファイトの各2色。ケース素材はアーマーアルミニウムです。

今回の変更点として分かりやすいのが装着感です。新たにエアポケット構造のバンドを採用し、スリムな本体とあわせて手首にフィットするようになりました。ワークアウト中も睡眠中も着けっぱなしにする前提の作りです。

中身ではQualcomm Snapdragon Wear Elite(5コア・3nm)を搭載。プロセッサの調達コストは上がる方向にあり、クアルコムの9月1日からの値上げがスマートウォッチ価格に響くかという論点もあります。バッテリーは40mmが390mAh、44mmが445mAhで、40mmは従来のGalaxy Watch8比で20%増えています。常時表示をオフにした状態で最大40時間の駆動です。

睡眠と心臓の健康を、ひとつのスコアにまとめる

手首に装着したSamsung Galaxy Watch9の画面に睡眠ステージのグラフが表示されている様子

Galaxy Watchシリーズの健康機能は、アクティビティ・マインドフルネス・栄養・睡眠・バイタルの5要素を統合した「Samsung Health」が中心にあります。

睡眠中に測った心拍数、心拍数変動、呼吸数、皮膚温度、血中酸素飽和度などはバイタルサインとしてまとめて確認できます。使い続けるうちに自分専用の基準値が作られていくので、「いつもと違う」に気づきやすくなる仕組みです。ただしこの機能を使うには最低7日分の睡眠データが必要で、睡眠中もウォッチを装着しておく必要があります。

Samsung Galaxy Watch9の画面に心臓の健康スコア87が表示され、隣のスマートフォンに睡眠時間や活動量などの内訳が並ぶ様子

もうひとつが心臓の健康スコアです。活動量、睡眠、体組成、ストレスの傾向という複数の要素を1つのスコアに統合して、心血管の状態を分かりやすく示します。画像では87点で「Excellent」と表示され、7日間の平均睡眠時間や運動時間といった内訳も確認できます。

ワークアウト側では、体組成と運動履歴から現在の運動量を評価するフィットネス指数と、負荷の高い日に回復タイミングを示す1日の有酸素運動負荷が用意されています。

サムスンはウェアラブルの幅を広げており、「Galaxy Ring 2」についても幹部が今後の製品群に入ると明言しています。

なおこれらは医療機器ではなく、一般的なウェルネスとフィットネス目的の機能です。体調の判断は医師に相談する前提で使うものと考えてください。

Galaxy Watch Ultra2は5,000nits・800mAhの最上位

Samsung Galaxy Watch Ultra2のチタニウムグレーとチタニウムシルバーを並べた製品写真。47mmの1サイズ展開

Ultra2は47mmの1サイズで、カラーはチタニウムシルバーとチタニウムグレーの2色。ケースはチタニウム製です。

数字がとにかく派手なモデルで、ディスプレイ輝度は最大5,000nits。サムスンによればスマートウォッチとして初の水準で、真夏の直射日光の下でも画面が読めます。バッテリーは800mAhと従来のGalaxy Watch Ultra比で35%増、常時表示オフで最大80時間の駆動です。

Ultra2は、Galaxy Watchシリーズとして初めてQualcomm Snapdragon Wear Elite Platformを搭載したモデルだとサムスンは説明しています。測位はWatch9と同様、L1+L5のデュアル周波数GPSに対応します。発売前には5,000ニトと800mAhというリーク情報が出回っていましたが、この2点はそのまま正式仕様として確定した形です。

Samsung Galaxy Watch Ultra2を真横から見た写真。バンドを伸ばした状態で本体の薄さが分かる

おもしろいのは、バッテリーを35%増やしながら本体は従来比12%薄くなっている点です。ディスプレイ・ベゼル・本体を一体化したクッションデザインへ変更し、内部の部品配置を見直した結果とのこと。バンド側も新しいエアポケット構造で従来比26%軽くなっています。重量は本体61.5gです。

トレイルラン、ダイビング、水分補給通知。Ultra2だけの武器

Samsung Galaxy Watch Ultra2の画面にトレイルランの開始画面が表示され、スマートフォン側に距離やペース、獲得標高などの記録が並ぶ様子

Ultra2に新しく載ったのがトレイルランです。詳細な標高データ、上り坂の進捗、累積の上り・下り距離をリアルタイムで表示し、その場でペース配分を調整できるようにします。これはUltra2専用の機能で、Watch9では使えません。

水中性能も強化されました。水に入ると深度・潜水時間・水温を自動で記録し、ダイビング機器向けのEN13319認証をGalaxy Watchとして初めて取得。IP69K10ATMにも対応します。さらにダイビング機器ブランドのMaresと共同開発した専用アプリ「Ultra2 Diving」を使うと、浮上・潜降速度や安全潜水時間まで確認できるダイブコンピューターとして機能します。このダイビング機能は今年後半から、Wear OS搭載機の中でUltra2に2年間独占提供される予定です。

手首に装着したSamsung Galaxy Watch Ultra2の画面に水分補給プランの設定が表示されている様子

地味ながら実用的なのが水分補給通知です。従来からある発汗量モニタリングを発展させたもので、体重に対する発汗量から推奨される水分摂取量を算出し、運動中にリアルタイムで知らせてくれます。夏の長時間トレーニングでは効いてくる機能です。

主な仕様

Samsung Galaxy Watch9とGalaxy Watch Ultra2の主な仕様を比較した表。サイズ、ディスプレイ、バッテリー、防水防塵などを記載

Galaxy Watch9 Galaxy Watch Ultra2
サイズ展開 40mm/44mm 47mm
カラー 44mm:シルバー/グラファイト
40mm:クリーム/グラファイト
チタニウムシルバー/チタニウムグレー
本体サイズ・重量 44mm:約46.0×43.7×8.6mm/34.0g
40mm:約42.7×40.4×8.6mm/31.5g
約47.1×47.4×10.7mm/61.5g
ディスプレイ 44mm:約1.47インチ(480×480)
40mm:約1.34インチ(438×438)
いずれも327ppi・3,000nits
約1.52インチ(498×498)
329ppi・5,000nits
素材 アーマーアルミニウム チタニウム
プロセッサ Qualcomm Snapdragon Wear Elite(5コア・3nm)
OS・UI Wear OS 7.0/One UI 9 Watch
メモリ・ストレージ 2GB/32GB 2GB/64GB
バッテリー 44mm:445mAh/40mm:390mAh
最大40時間(常時表示オフ)
800mAh
最大80時間(常時表示オフ)
充電 ワイヤレス充電(WPCベース) ワイヤレス充電+急速充電
決済 GoogleウォレットアプリによるFeliCa/NFC
測位 デュアルGPS(L1+L5)/Glonass/Beidou/Galileo
防水・耐久 5ATM+IP68+MIL-STD-810H 10ATM+IP69K+EN13319+MIL-STD-810H
対応スマホ Android 13以上/メモリ1.5GB以上

FeliCa対応。ただし使えるのはAndroidだけ

日本のユーザーにとって見逃せないのが、両モデルともGoogleウォレットアプリでFeliCa/NFCに対応している点です。手首だけで改札を通ったり買い物をしたりできます。

一方で注意したいのが対応スマートフォンです。Android 13以上(メモリ1.5GB以上)が必要で、iPhoneとは組み合わせられません。ここはApple Watchとの棲み分けがはっきりしているところなので、購入前に手持ちのスマホを確認してください。

搭載OSはWear OS 7.0ですが、Googleアシスタントが9月4日に終了しGeminiへ置き換わる点も、Wear OS機を使ううえで押さえておきたい変化です。

通信はLTEモデルのみセルラーに対応し、Bluetooth 6.0、Wi-Fi 2.4GHz/5GHzにも対応します。センサーは加速度、気圧、生体電気インピーダンス解析、電気心拍、ジャイロ、地磁気、赤外線温度、照度、光学式心拍と一通りそろっています。

販売チャネルと価格

販売はAmazon、家電量販店(エディオン、Joshin、ビックカメラ、ヤマダデンキ、ヨドバシカメラなどのECサイトおよび一部店舗)、Samsung公式ストア楽天市場店、Samsung公式ストアYahoo!ショッピング店で行われます。純正・専用アクセサリーも同日から発売されています。なお両モデルは2026年7月の新作スマートウォッチまとめでも取り上げています。販路によって取り扱い製品が異なる点は留意してください。

今回のプレスリリースでは、オープン市場向けの価格が公表されていません。実売価格は販売店ごとに異なるため、各ストアで確認するのが確実です。

Galaxy Watch9を探すならこちらから。

Amazonで詳細を見る

楽天で詳細を見る

Yahoo!ショッピングで見る

Galaxy Watch Ultra2はこちらです。

Amazonで詳細を見る

楽天で詳細を見る

Yahoo!ショッピングで見る

メーカー公式の製品ページはGalaxy Watch9Galaxy Watch Ultra2にあります。

まとめ

Watch9は「毎日着けて健康データをためる」ことに素直に寄せたモデルで、装着感とバッテリーという地味だけれど効く部分が伸びました。対してUltra2は5,000nitsの輝度、800mAhのバッテリー、EN13319認証と、数字で殴りにくる最上位です。それでいて薄く軽くなっているのが今回の見どころだと思います。

選び方はシンプルで、山や海に持ち込む予定がなければWatch9で十分に強力です。トレイルランやダイビングを本気でやる、もしくは充電の回数を極限まで減らしたいという方はUltra2を検討する価値があります。どちらもAndroid専用という前提だけは、忘れずに確認してください。

Source: サムスン電子ジャパン株式会社 プレスリリース

あわせて読みたい関連記事

Galaxy Watchのシリーズ構成と選び方は、こちらのブランドガイドにまとめています。

Galaxy Watch徹底ガイド|シリーズ別の特徴と選び方

発売前のリーク情報が、どこまで当たっていたかの答え合わせにどうぞ。

Galaxy Watch Ultra 2は輝度5,000ニト&800mAhで“最強タフネス”になるのか|リーク情報まとめ

Watch9を含む、7月の新作スマートウォッチを一覧で確認できます。

【2026年7月】注目の新作スマートウォッチ&スマートリング12選|Galaxy Watch9・Garmin初の画面なしバンド・スマートリング5本

Wear OS機を使うなら、9月のアシスタント終了も知っておきたいところです。

Googleアシスタントが9月4日で終了へ|Wear OSスマートウォッチやヘッドホンも対象、Geminiに置き換わる【海外ニュース】

サムスンはWear OSに依存しない別系統も準備しているようです。

サムスンがWear OSを使わないスマートウォッチを開発中か? コードに現れた「Galaxy Aero」とRTOSの意味【海外ニュース】

Galaxyのウェアラブルは指輪にも広がろうとしています。

「Galaxy Ring 2」は本当に出るのか? サムスン幹部が「必ず今後のウェアラブル製品群の一部になる」と明言【海外ニュース】

Galaxy Watchの記事をまとめて読みたい方はこちらからどうぞ。

Galaxy Watch タグの記事一覧

 はじめての方・記事の探し方に迷った方へ
記事が多くて迷ったら、 記事の探し方ガイド から目的別に読めます。

※本記事のリンクから商品を購入すると、売上の一部が販売プラットフォームより当サイトに還元されることがあります。掲載されている情報は執筆時点の情報になります。
     

関連記事