Apple Watch Series 12とUltra 4はメモリが2倍の4GBだった?|Appleが公表していない変更がXcode 27から判明【海外ニュース】

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Appleロゴの店舗のイメージ画像。Apple Watchは写っていない。

Appleが発表会で言わなかった変更が、開発ツールから見つかりました。

MacRumorsは2026年9月10日、Apple Watch Series 12とApple Watch Ultra 4のメモリ(RAM)が4GBであることをAppleの開発ツール「Xcode 27」で確認したと報じました。前世代のSeries 11とUltra 3は2GBなので、ちょうど2倍になった計算です。9to5Macもこれを取り上げ、Appleがどこでも正式に説明していない変更だと指摘しています。

Appleは通常、Apple Watchのメモリ容量を公表しません。仕様表にも載らない項目です。今回の数字は、開発者が参照するXcodeの中に出てくるものです。

2GBから4GBへ、世代をまたいで倍整理すると次のとおりです。

モデル メモリ
Apple Watch Series 12 4GB
Apple Watch Ultra 4 4GB
Apple Watch Series 11 2GB
Apple Watch Ultra 3 2GB

スマートフォンの感覚だと4GBは控えめな数字に見えますが、腕時計サイズの筐体でメモリを倍にするのは小さな変更ではありません。消費電力にも面積にも効いてくるからです。

そしてこれは、9月18日に発売されるSeries 12の発表時に、Appleが一切触れなかった部分でもあります。

なぜ今メモリを増やしたのか

理由は新しいS11チップと、その上で動く機能にありそうです。

MacRumorsによれば、Series 12とUltra 4はiPhone 15 Pro以降とペアリングしたときにApple Intelligenceの新機能が使えるようになり、増えたメモリがその動作を支えるとしています。具体例として挙げられているのが、Live Rewindのテキスト断片Siri Recapの要約、そしてSiriそのものの底上げです。

9to5Macは、S11について「Apple Watchでは久しぶりの、意味のある性能向上」と書いています。そのうえで、watchOS 27で来るAI機能群のタイミングにちょうど間に合った、という見方を示しています。

どの機能が新モデル専用で、どれが手持ちのApple Watchでも使えるのかは、Apple公式のデータで線引きを整理した記事にまとめてあります。メモリの話は、その線引きの裏側にある事情ということになります。

メモリが高い時期に、値上げせず倍にした

基板に実装されたプロセッサのイメージ写真。Apple Watchの新しいS11チップを示すものではない

画像はプロセッサのイメージです(画像:Unsplash)

この話でいちばん引っかかるのは、時期です。

MacRumorsは、深刻なメモリチップ不足でRAMの価格が上がり、Appleがこの数か月でiPhone・iPad・Macなどを値上げしてきたことに触れています。そのうえで、Series 12は399ドルから、Ultra 4は799ドルからと、米国での開始価格が前世代のSeries 11・Ultra 3と変わっていないことを指摘しています。

つまり、部材が高くなっている局面で、メモリを倍にしたのに開始価格は据え置いたということになります。

Appleの値上げがどこまで及んでいるかは2026年夏の一連の値上げをまとめた記事で整理しています。そちらと並べて読むと、今回の据え置きの意味が分かりやすくなります。

なお日本での価格は、Series 12が71,800円から、Ultra 4が142,800円からです。

買う側にとって何が変わるのか

正直に言うと、カタログのどこにも出てこない数字なので、店頭で比べる材料にはなりません。

ただ、メモリはあとから増やせない部分です。数年使う前提で買うなら、ソフトウェアの更新で機能が増えていったときに効いてきます。Apple Watchは毎年watchOSが来て、そのたびに処理が重くなっていく製品でもあります。

逆に言えば、いま使っているSeries 11やUltra 3が2GBのままだという事実も、同時に分かったことになります。買い替えを急ぐ理由にはなりませんが、数年先まで使うつもりで新しく買うなら、頭の片隅に置いておく価値のある情報です。

まとめ

Apple Watch Series 12とUltra 4のメモリは4GBで、前世代の2GBから倍になっていました。Appleは発表していませんが、開発ツールXcode 27から読み取れる数字です。

増やした理由は、新しいS11チップとwatchOS 27のApple Intelligence機能群を動かすためと見られます。Apple Intelligenceの機能はiPhone 15 Pro以降とのペアリングが条件です。

そしてメモリの価格が上がっている時期にもかかわらず、米国での開始価格は399ドルと799ドルで前世代から変わっていません。スペック表に載らない変更ですが、長く使う人ほど効いてくる種類の変更です。

Source: MacRumors9to5Mac/画像:Unsplash

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