Apple Home Collectionが登場|LGのスマートロックがApple Watchで近づくと解錠 最大2.5Kのカメラも 日本発売は未定

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Apple Home Collectionのラインナップ。LGのカメラ、ビデオドアベル、スマートロック、サーモスタット、Schneider Electricのサーモスタットなどが並んでいる

Appleは2026年10月13日、スマートホーム機器の新しいラインナップ「Apple Home Collection」を発表しました。LG ElectronicsとSchneider Electricと一緒に設計した製品群で、屋内外のカメラ、ビデオドアベル、スマートロック、サーモスタット(空調の温度を自動で調整する機器)、温度センサーがそろいます。発表の前には、LGのスマートロックとサーモスタットの画像が流出していました。

どの製品もiPhoneでワンタップするだけで設定を始められ、メーカー別のアプリやアカウントは要りません。操作はすべてAppleの「ホーム」アプリで行います。スマートロックは、iPhoneやApple Watchを持って玄関に近づくだけで鍵が開きます。

12月から順に発売され、一部は2027年初めになります。販売国は米国・カナダ・英国で、日本での発売は発表されていません。

LGとSchneider Electricが製造 ホームアプリだけで使える

これまでもAppleの「ホーム」アプリには、Apple Home対応やMatter(メーカーをまたいでスマートホーム機器をつなぐ共通規格)対応の他社製品を数千種類つなげられました。Apple Home Collectionは、その中からAppleがLG・Schneider Electricと組んで作った「おすすめの製品」という位置づけです。

設定は、HomePodと同じく、iPhoneを近づけて画面のボタンを押すだけで始まります。家のWi-Fiを変えたときは、製品の側が新しいネットワークの情報に自動で切り替わるので、1台ずつ設定し直す必要がありません。

iPhoneを近づけると表示される、Apple Home Collectionのアクセサリの設定画面

画像出典:Apple

すべての製品はThread(Wi-Fiとは別に、スマートホーム機器同士をつなぐ省電力の通信方式)に対応していて、Wi-Fiが途切れたときもつながりを保ちやすくなっています。

カメラは4機種で最大2.5K 人・顔・ペット・車・荷物を識別

カメラはLG製の4機種です。どれも最大2.5Kで撮影でき、人物、家族など知っている人の顔、ペット、車、荷物を見分けます。使うには、HomeView、HomePod、HomePod mini、Apple TV 4Kといった「ホームハブ」が必要です。

製品 特徴
Video Doorbell 前と下の2つのカメラで、訪ねてきた人と置かれた荷物を別々に映す(前は2.5K、下はフルHD)。スポットライト付きで、チャイムはHomeViewやHomePodから鳴る
Floodlight Cam 動きを検知すると点く2灯のライト付き。暗いところでもカラーで映す
Outdoor Cam 暗いところでもカラーで映す屋外用。角度を変えやすく、自分で取り付けられる
Indoor Cam 家族が帰宅すると下を向いて撮影を止める。確認するときは自動で上を向く

LGのVideo Doorbell。エッセンスシルバーとエッセンスグラファイトの2色

画像出典:Apple

ドアベルが鳴ると、HomeViewやHomePod、HomePod miniからチャイムが鳴り、iPhoneやiPadに通知が届きます。外出先からでも玄関の様子を見て、訪ねてきた人と話せます。

室内用のIndoor Camは、家に人がいるあいだはレンズを下に向けて撮影しません。手で動かすか、ホームアプリから操作して、いつでも向きを変えられます。

LGのIndoor Cam(エッセンスホワイト)。カメラが上を向いた状態と、下を向いて撮影を止めた状態

画像出典:Apple

映像は、iCloud+の対象プランに10日分のイベント映像として残り、カメラ用の別の月額サービスは要りません。対象のiCloud+プランでは、Apple Intelligenceが映像の内容を文章で説明し、ふだんの言葉で映像を探せます。本体にも保存領域があり、Wi-Fiが切れているあいだも撮影を続けます。

スマートロックはiPhoneやApple Watchを持って近づくだけで開く

LGのSmart Deadbolt Lockは、UWB(超広帯域無線)で持ち主との距離と、ドアに近づいたタイミングを測ります。iPhoneやApple Watchに家の鍵を入れておけば、何もタップしなくても、玄関に近づいただけで解錠されます。

LGのSmart Deadbolt Lock(エッセンスグラファイト)。屋外側のキーパッドと屋内側のロック部

画像出典:Apple

ほかに、iPhoneやApple Watchでタップして開ける、ドアの外のキーパッドで暗証番号を入れる、目立たない場所にある鍵穴に予備の鍵を挿す、という開け方もできます。ドアが開いた・閉まった・こじ開けられそうになったことを検知し、鍵をかけたのにドアが開いたままのときは知らせてくれます。犬の散歩を頼んでいる人や、遊びに来る家族には、ホームアプリから鍵を共有できます。

LGのSmart Deadbolt LockとVideo Doorbellを取り付けた、濃いグリーンの玄関ドア

画像出典:Apple

ドアベルとロックは、ホームアプリの同じ画面で操作できます。誰が来たのかを映像で確かめて、そのまま鍵を開けたり、Siriに頼んで開けたりできます。ロックはMatterとAliro(スマートフォンで鍵を開けるための共通規格)に対応し、鍵の開け閉めはインターネットにつながっていなくても動きます。

Apple Watchでできること

Apple Watchには、iPhoneと同じように家の鍵を入れられます。手首に着けたまま玄関に近づけば鍵が開き、タップして開けることもできます。

家を出るときと帰るときの動きも、iPhoneやApple Watchが見分けます。Appleの説明では、最後の1人が出かけると、サーモスタットが留守用の温度に変わり、ドアに鍵がかかり、カメラが見守りを再開します。帰ってくる前に空調が動き始め、玄関に近づくと鍵が開きます。

サーモスタットは在宅・就寝・外出に合わせて温度を変える

サーモスタットはLG製とSchneider Electric製の2機種です。ホームアプリの「適応型温度調節」が、家に人がいるか、夜寝ているか、出かけているかを見て温度を自動で変えるので、スケジュールを自分で組む必要はありません。

温度を表示しているSchneider ElectricのSmart Thermostat

画像出典:Apple

別売りの温湿度センサーや、HomeView・HomePod・HomePod miniに入っている温度センサーを使えば、部屋ごとの温度も測れます。サーモスタットと温湿度センサーはMatterに対応し、配線を自動で見分ける機能があるので、自分で取り付けやすくなっています。米国本土では、電気料金が安い時間帯に冷暖房を寄せる機能も使えます。

映像やデータはLGやAppleも見られない

ホームアプリの中のカメラ映像と個人のデータは、エンドツーエンドで暗号化されます。LG Electronics、Schneider Electric、Appleのいずれも中身を見られません。映像はホームハブの中か、Appleのプライベートクラウドコンピューティングで処理され、iCloud+の利用者は暗号化したまま10日分をiCloudに保存できます。

米国のApple Storeでは、取り付けを専門業者(ADT)に頼めるサービスも、追加料金で始まっています。

価格と発売時期

12月からApple Storeで順に発売され、一部は2027年初めの発売です。価格は米国での価格で、日本での価格と発売時期は発表されていません。

製品 米国価格 販売国 カラー
LG Video Doorbell Wired 249.95ドルから 米国・カナダ・英国 エッセンスグラファイト、エッセンスシルバー
LG Floodlight Cam 399.95ドルから 米国・カナダ・英国 エッセンスグラファイト、エッセンスシルバー
LG Outdoor Cam Plug-In 299.95ドルから 米国・カナダ・英国 エッセンスグラファイト、エッセンスシルバー
LG Indoor Cam Plug-In 199.95ドルから 米国・カナダ・英国 エッセンスホワイト
LG Smart Deadbolt Lock 349.95ドルから 米国・カナダ エッセンスグラファイト、エッセンスシルバー
LG Smart Thermostat 199.95ドルから 米国・カナダ エッセンスホワイト
LG Temperature Sensor 39.95ドルから 米国・カナダ エッセンスホワイト
Schneider Home Smart Thermostat 199.95ドルから 米国・カナダ シルバー、ホワイト
Schneider Home Room Sensor 39.95ドルから 米国・カナダ ホワイト

サーモスタットの取り付け用に、LG C-Wire Power Adapter(24.95ドルから)、Schneider Home Trim Plate(14.95ドルから)、Schneider Home C-Wire Power Adapter(24.95ドルから)も別売りされます。

まとめ

Apple Home Collectionは、カメラ、ドアベル、スマートロック、サーモスタットを、iPhoneのワンタップ設定とホームアプリだけで使えるようにしたラインナップです。スマートロックはApple Watchを着けて玄関に近づくだけで開き、外出や帰宅に合わせて鍵・空調・カメラがまとめて切り替わります。販売は米国・カナダ・英国からで、日本での発売は発表されていません。

Source: Apple ニュースルーム

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